すべてのおすすめ
一匹の猫が毛をくわえてなめながら
道路端で毛づくろいをしている
通り過ぎる車の行き先をどこかしれっと見つめているようで
彼の行き先は誰も知らない

道端で死骸となった小動物をいく度も見て ....
  第一幕 (森の妖精たち)

   矢継早に、四方より登場

わたしは、碧――
贅沢に華を散らして
眩しい朝の陽を浴びた葉桜のように
濃淡の影も爽やかなみどり

わたしは、黄色―― ....
俊太郎の詩集を読んだ
俊太郎の詩集を読んで
なにか気のきいたことを書いてやろうとおもったのだけれど
なんの感興も泡沫のようにはたちのぼってこなかった


きのう
街の昔の写真 ....
転校する前の緑ヶ丘小学校の時
担任の石川先生が音楽の時間に

みんなに宿題を出します。
今度の音楽までに
短い歌を作ってきて下さい。

そして音楽の時間がきたら
みんな次々と
学習ノ ....
兄貴が結婚した
10年ぶりに家族がそろった
俺は金が無いから、川に行ってハエンピンを70匹釣ってから揚げにした

お袋は唐芋の天ぷらを沢山作った

宴もたけなわ

親父がじいちゃんのゴ ....
闇の底を疾走しているのではなく
ひたすら潜行しているのだ
と思った

望みは西から東へ

ラブホとパーラーの漁火の間に間に
脂ぎった回遊魚が澱む
安物のサラミのにおいをさせながら
 ....
 
一日を重ね続けて
それが人生になる
 
昨日を生きたから
今日が在り
 
今日を生きるから
明日が在る
 
何もかもを
抱き締めて
 
未来へ持ってゆく
 
胸が痛むような思いをしてない
ふいに窓が開いても外を見ないことがある
カリフォルニアの陽射しと乾燥に
肌がもつれた

その重さは
私のために作られたものではなかった
眠っているうちに誰か ....
祖母はいつだって母の跡を消そうと
黙ったまま手縫いの布で
家のあちらこちらを拭いてゆく

母は眉間に皺をよせて何も話さない
祖父は しんでしまった祖父は
なぜ遺影になって笑ってるんだろう
 ....
ようやく僕の窓にも光が差して来て
暖かな日差しを感じるようになって来た
めいっぱい窓を全開にすれば
この病んだ部屋にも新鮮な空気が入って来て
まるで心が洗われるよう

しばらく窓辺で風に吹 ....
芽吹きは全ての緑
やがて水蒸気をまとい雲を作る
わずかな五月晴れも次に来る者たちのため

散る花を惜しむ心は
手をかざす真夏の太陽を待つことの言い訳
あるいは
また訪れる静寂の時への
 ....
哀しくなった
哀しんでいると
その鐘のネが聴こえた
その鐘のネを聴いていたら
僕から哀しみが消えた

喜んでみた
喜んでいると
その鐘のネが聴こえた
その鐘のネを聴いていたら
僕か ....
あけた窓から入る風
ふわりと浮かすカーテン
いたずらなのね私の
心 少し動く

まぶしい光りすぎて
ただ見つめるだけの
夏は 私にとって少し遠い存在

歓声はいつも遠くできこえていた ....
またねは、
バイバイで
ありがとうは、
さよならなのかな


何があるわけじゃない
君とわたし
何があるわけじゃない
未来だが

君を
まつことにする


勝手に
まつ ....
◇機関士:

パリ発、コンスタンティノープル行き6両編成。
ほぼ定刻でウィーン発。
乗客の体調不良等、異常の報告は無し。
これより政情不安定な地域を通過。
よって盗賊団の襲撃に警戒セヨ。
 ....
        5

成り成りして成り会わないところと
成り成りして成り余っているところを
刺しふさぐ

ため

類人猿は歩きながら
歩きながら
空腹を覚え
傍らの虫を食 ....
酒を飲みすぎた後で

生活が憎たらしくなる

虚ろな眼をして

日の光を見やるときには


仕事らしい仕事はすべて

白々しく見えるものだ

それは酒に飲まれても

飲ま ....
{引用=
籠の中の小鳥たちが寄り添って
ささやいている姿を眺めながら
アルコールを呷り言葉と戯れる

自己意識を突放し抹殺し
消失にのみエクスタシーを求める者は
虚無が広がる世界に
制 ....
日々 生きている

毎日の雑用に流されながら
悩み 喜びを交互に感じながら

生きることは 理屈ではないと
思っている

子育ての時期は
自分を忘れて
子供たちに 愛情をそそいだ
 ....
中洲に立ち止まった時間

初めてなのに何故だか懐かしくて
辿った記憶の終着点には
少年が笑いながら花を引きちぎっていた
涙腺をどこかに落っことしてしまったことで
確かに愛は死体となった
 ....
アンドレ・ブルトン 女は影なのですか
 こんなに世界は変わっているのです

口に出せないことを 何かで紛らわすのは
 枯れていく体と共にあります

孕まないメンスをメスをいれ すべて取り出 ....
春色慕情


無関無色といえること
五月の夜に悟れり

本を買わず
本を失わず
酒食を節し
心の赴くさまに
生きて禍なし
完成はせず
技を磨かざるべからず
常に研さんして
 ....
速められたリズムは
濃紫の草むらへと
向かわせる

込み上げてくるものは
体内の水源

飲み込まれたものは
いつしか蒸発し
すり替わる

虫を殺してしまったら
かたつむりを踵で ....
どこにいても
ここにいても
みんないってしまう

――節目の春

大切なものほど遠くへ
あたしは呪った
世界を
運命を
孤独を
この身に触れるすべてを

たくさんのさよなら
 ....
かび臭い二月に始まる
情けない恋のうたをサチコに

ぼくはある日
茶色い少女に恋をする 髪も制服も靴下も
少女は教室で教科書をカバンに詰め
僕は黒板のようにそれを見ていた

せっかくの ....
青い色、胸底でからむ
糸は しんなりよわよわしく
しかしどうやったら、というほどに
むすぼれてしまって
ほどけようもなく

手と手をとるとき
ふたりは
どこにいても
山の奥を感じる
 ....
見えないように 幾つも隠していった
触れないように 何度も遠ざけていた
光よりも 陰よりも 離れた場所に

別れの予感は 互いを追い詰める
傷増やす約束など 出来やしない
つまらない嘘を  ....
故郷のある街には
とても 不似合いな
未来都市

さいたま新都心

そこに
ジョン・レノン・ミュージアムはある

もう開館10年
じきに閉館となると聞き
あわてて 訪れる

 ....
 
 
どうぶつは
おとなになってもなく

うれしいときも
かなしいときも

ここにいるよと
いってるみたいに

にんげんはどうだろう

ためしにないてみると
どうしても
 ....
ふつうの夜だ
いつもこんなだ
憂鬱をいくつか抱え眠気に襲われるまで
それと戯れているいつもの夜だ

駅ちかのホテルは満室だった
フロントの女の子は親切で色白でかわいらしかった
だけど部屋 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しれっと- かんな自由詩5*10-5-8
春めく色たち_★- atsuchan69自由詩13*10-5-8
みつけられないものってなんだろう- 石川敬大自由詩610-5-8
石川先生の思い出- 板谷みき ...自由詩2*10-5-7
- トキハ  ...自由詩8*10-5-7
のぞみ64号- nonya自由詩6*10-5-7
- 次元☆★自由詩210-5-7
first_direction- mizunomadoka自由詩410-5-6
おんなの晩餐- 朧月自由詩410-5-6
五月の窓- 未有花自由詩14*10-5-6
次に来る者たちのために- 西天 龍自由詩8*10-5-6
鳴り止まないその鐘のネ- 大木円盤自由詩1*10-5-6
遠くの夏- 朧月自由詩410-5-6
場所のない待ち合わせ- こころゆ ...自由詩210-5-5
オリエント・エクスプレス、1914- 都志雄自由詩11+*10-5-5
月の嗤うさき5〜6- ……とあ ...自由詩6*10-5-5
茶前酒後- 久亜麻ジ ...自由詩310-5-5
絶対零度- 高梁サト ...自由詩14*10-5-5
生きてゆくこと- 森の猫自由詩3+*10-5-5
東梅田駅8番出口- 中原 那 ...自由詩810-5-4
つぶやき- yoyo自由詩410-5-4
春色慕情- 生田 稔自由詩1010-5-4
睡蓮- within自由詩12*10-5-4
春、あれから- 百瀬朝子自由詩2*10-5-3
恋のうた(サチコに)- オイタル自由詩4*10-5-3
彼女と彼女- 美砂自由詩4*10-5-3
ひみつ- 蒼穹自由詩410-5-3
Yoko_と_Youko- 森の猫自由詩5*10-5-3
越境- 小川 葉自由詩710-5-2
いつもの夜- 吉岡ペペ ...自由詩410-5-2

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