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千利休が七輪でツバメを焼いて食べている、
そんな絵葉書が一枚届く
彼女はそれを見ながらテレビ画面を舌で舐めている
その姿が、どことなく黄昏ていて
テレサ・テンの歌声とともに
無限増殖するスー ....
わたし  本当のことを言っているのに

いつまでたっても  信じてくれないの

だって  ここで嘘をついたって

後から  また苦しくなるだけ

だから  恥ずかしいけど

ここで ....
わたし桜の花になりたい
ふたり出逢ったころ
空を埋めつくすように咲いていた
あの満開の桜の花になりたい

わたし風になりたい
いつもふたりのまわりを取り囲んでいた
あのやわらかな風になり ....
あいの里
しのつく秋の{ルビ雑木=ぞうもく}
湯ぎりのしずく
かじかむむねのめぐみよ

髪を結い
知らぬみちをぬけて
はにかむ街へ
いつか人とはぐれて
ふちにたたずむ
銀のあかりあ ....
わたくし色の雪の結晶が

泣いてるあの子の

てのひらに

ひらりら らりら

落ちて 

消えたよ
剥ぎ取られ
た天使の笑顔と、分割された、

髑髏の気持の行方は。



飽きるほどコピー
され、スキャンされたマリア様と

の絆、

老いた初期衝動。


それは、
き ....
   1

真っ直ぐな群衆の視線のような泉が、
滾々と湧き出している、
清流を跨いで、
わたしの耳のなかに見える橋は、精悍なひかりの起伏を、
静かなオルゴールのように流れた。
橋はひとつ ....
  曇る窓の先は雨
  バスの湿り気に汗ばむ
  ポケットのハンカチ
  フロントガラスをぬぐうワイパーの往復が
  息苦しさをリズムにのせようとする

雨の降るしくみは
学校で教わった ....
あたしはずっと
小さな森に閉じこもって
鳥の囀りと風の音に守られて
一人で立っていると思い込んでいた

それは今も変わらない

外の世界に心底憧れているのに
進んで外の空気に触れようと ....
日々は降り積もるものだって、
季節は深まっていくものだって、
誰かに言って欲しいけど、誰も黙ったままなので、
もう。
言葉は初め驚きに満ちていたって、
時間は冷えていくんだって、
ねえ。
 ....
異国へ旅立つ 
彼の背中を 
小さい額の中から 
いつまでも 
亡き母はみつめていた 

手前に置かれた花瓶の百合は 
あふれんばかりに咲き乱れ 
いくつかの細長い{ルビ蕾=つぼみ}は ....
飼い殺した新鮮な感情 目は曇っている
心に吊ったてるてる坊主 一体 何個目かな

絶えない否定と肯定 大丈夫 昨日は戻らない
慰めるだけ 虚しくなるから わかっているのに 忍ばせた

卵が ....
あってもなくても
同じだと
詩人は思っていた

どうでもいい今日が終われば
どうにかなる明日が待っていて
とっくに時化ちまった昨日ともおさらばだしな  /しける

なのに
足しげくテ ....
て、手を伸ばして
やわらかくてをのばして

その、影
ぼくらに届いて
君は
ぬりこめられて

たいよう
やさしくしずみこみ
耳のあな
つぼみのように閉じ

ふとんを頭からかぶ ....
自分が中心部で

生まれたときから共にある

もしかしたら羊水の海からかもしれないけれど

光を得て

闇を育む


闇にのみ込まれそうに

幾度も嵐を超え

凪を迎え
 ....
 
 「淡い思い出になればいい」
  いつか、自分で自分に向けた言葉
  だけど、どうすればいいのかなんて、わからなかった



  
  遠いのか、近いのか  

  寄せては返 ....
  は
   なので
  しないでください


通りすがりの商店の
入り口の看板
赤い文字のところが脱色して
(何故たいてい赤なんだろう)
黒い文字だけが残った

「葉なので ....
『うれし雨』

この雨は泣いてる雨なんかじゃない
きっとうれし雨なんだ
そうじゃなきゃいけないんだ


『何でも無い一日』

ただひざを抱えて
外を眺めていた
少し肌寒いのは
 ....
胸に潜む
沈黙の種子よ

忘れえぬ時の傷みを孕み
切り立った断崖に木霊する
エクリチュールの犇き
伝えられなかった想い
その亡骸

堆積した土塊でできた
テラコッタ ....
まばらな枯れ葉を飾った街路樹
細い枝先が交差して編んだような
小枝の投網にひっかかり
捕われてしまった晩秋の月


きっと月の頬には
網目の痕がついているだろう
憂鬱な月の溜め息が
 ....
包帯 が
巻かれた
そこから
光 が差し込むのならば
身体いっぱいに
包帯 を
巻いてやれ
なぜ君ら
かかわって来るんだ
少し黙れよ


雨の日に
濡れる右肩
君に見とれる


必要ないんなら
教えてくれない
やめるから


青春時代の青臭い
どうにもやりきれ ....
酔っ払って
海岸に
遠くの音
ひずみの向こう
波は立ったまま
立っている

寒いのは
恋人を連れていないから
あたたかい手を差し伸べる人を

遅くまで起きていても
誰も叱らない ....
「あと1分」
無骨な声が響きわたる

モニターは緑の直線を描いている

注射痕で赤紫に染まった
骨ばかりが目立つ手に
わたしはくちびるを そっとつける
将のなまぬるい肌が微か ....
犯した過ち数知れず

されど今更如何にもならぬ

二度と過ち繰り返すまい

幾度と自戒し

新しき日々を積み重ぬ
黒いスカーフで視界をふさいで

縄で縛って動けないようにして

ピンクのおもちゃで壊してよ



小さなモーターの振動が

あたしの心まで揺すって溶かす



失神するまで ....
夜杖に狭間梳き
地より柔らかにうねりゆく朝もや

泊められていた火船
砥石の角をたち

白く月の望む腕に
かなえられて昇る
見上げた秋の夜空に昇る 
丸い月の下を 
千切れ雲は{ルビ掠=かす}めゆく 

光に浸した綿の身を 
何処かへ届けるように 

月明かりに照らされた 
十字路に立ち止まり 
マンホー ....
ここではまるで反転したかのように
辺りは真っ暗で影だけが白い
「言葉」という絵の具を
ぼくたちの真白い影に落として遊ぶ

「あい」は心臓になり
「くう」は胃になり
「ほしい」は ....
素通りしていった
過去たちは
しらじらしくどこまでも
甘い余韻をちらつかせる

オチテシマエ
と、あなたが言ったから
女は 有漏に潜ったままで /うろ

もう底はないからと
手を伸 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15812)
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