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ビーカーに水を入れ
アルコールランプを点けた
みるみる沸いた

何が実験だ
湯を沸かしているだけじゃないか
そう思った理科の時間

それからだって
今日だって
数え切れないほど
 ....
衝動買いしたあたらしい
さくら色のミュールは
今日もぽつねんとお留守番
靴箱で雨音を聞いている

いつものズックを取り出して
水たまりもひとっとび
バスぎりぎりまで朝寝坊

 ....
朝の空気の
光に濡れた
清々しい香気に、
私の五感はしとしとと沈み{ルビ水面=みなも}をみあげる重く熟した金属の愁い。

空間をよぎる
不透明な視線は、
無知な陽炎となってさえずり虚空を ....
わたしは赤い糸
つながる先を求めてふわふわ漂っている

わたしは赤い糸
つながりができてにこにこ笑ってる

わたしは赤い糸
長かったのを切られて呆然としている

わたしは赤い糸
ご ....
岬の先の夕暮れ
小さな星を示して
十光年離れているから
あれは十年前の光だ
と、言う君は
教科書のようだ

でも今見えている星は
そのまま今
の、{ルビ一番星=シリウス}

足摺 ....
もう見えない昨日の太陽

もう見えない昨日の満月

もう見えない昨日の夕陽

もう見えない小さい頃の思い出

もう見えない君の笑顔

もう見えない世界の裏側

もう見えない僕の ....
想いはどこへ連れて行こう
涙はどこで手放そう
忘れられないことばかりを持って
僕らは何度もここに生まれた

円く繋がった道を歩こう
いつまでも終われない街を抜けよう
ガードレールの上で両 ....
私の中で水銀が蒸発していくようだ
体温で沸騰して犯されていく肺だ

今日も湿原は私以外のものでできている
鷺の仲間が冷たい水面で啼くのも
空を刺す枯れ草が雲に巻かれるのも
ふいに思い出すキ ....
 ぽつんと一人ワンルームマンション
 猫を2匹飼う

 飼いならされた僕の情熱
 
 放たれない恋の微熱


 遠くまで 遠くまで

 届いているのか僕の声

 虚しい時間 ....
風景は翠に染まり
懐かしい記憶に薄荷の味がする

今、ひんやりと誰かの影が映った

声を掛けようとしたら
今日の霧雨が人差し指の形になって
口元を制止する

濡れそぼった公園のベンチ ....
私の目に映るものの中で一番多いのは貴方
それは間違いないんです

だって本当に好きだから
一瞬でも目を離したくない

子供みたいな体温の
貴方の頬を両手で包むと

なんで ....
 悪夢に襲われ呆然といる僕
 外ははなまるの晴天

 しめった心を日向干しようと
 公園まで足を引きずりながら
 出かけた

 サラサラ髪の坊やは 
 季節に波乗りサーフィン

  ....
潜り込む 星の人形を
ヒソメル鱗の 綿あおい積木 

そろそろと 羽織らせた髪の陸湾
つけ足す かじり 染めた蕾

足から 運ばれる ひき潮の鞠音
消された煙 だけ 壁に ....
夜に、わたしは 
はしたないほど口を開けますから 
どうぞそこから私の中に 
入っておいでなさい
 
内側から私を喰い尽くして 
やがて空洞になった私の躰は 
それでもまだぬるま湯ほ ....
あなたが僕の夢に現れなくなって
ひと時が経ちます
幾度あなたの御姿が
僕を切なくさせたでしょう

僕の思い描くあなたの像が
西から東へと傾き
照れたように笑っています

お母さん
 ....
笑ってたんだ
笑ってたんだ
きっと
あったかい土に抱かれて
優しい雨に愛されて
まだ見ぬ地上の風に憧れて
君たち 泥んこぼうず達は
笑って
幸せに
暮らしてたんだ
そして 素直に育 ....
どうしよう なきそうだ

いままで あまえていた 

ははの 

せなかから

すべりおちてしまった みたいだ

あんまり

ちいさくなっていたから

なでてあげようとした ....
進めどこまでも

限りない空に向かって

虹を掴むためには

どうすればいいの?

誰か僕を導いてくれ

動き出した隙間風を使って

舞い飛ぶ

指先に感じる思いが絡まって ....
僕は、女が欲しい
女のかたちではなく、女というものだ
できれば女のかたちに入っていると
うれしいが
それが別のかたちでもかまわない

君がもしも男だとしたら
僕は女というものになりた ....
君の瞳に住む子犬は元気ですか?

ときどき聴こえてくる鳴き声は
わたしの胸をしめつけます

かわいかったたったひとりの親友
あの時かかえて逃げちゃえばよかったな

抱きつきすぎて嫌がら ....
絶望を映した水溜りにひとり沈んでいく。

電線が、

そこには写りこんでいてひょっとしたら
水溜りに呑まれていく自分の、
手や肩に引っかかるかと思ったのだけれど
意外にもそれはやわらかく ....
泥水のような灰色の空が、
切り立つ垂直の地平を蔽い、点から線へ変貌する驟雨は、
藍色の抽象画の顔を育てている。
列車の窓に映る凡庸な景色は、引き摺るように、
後ろ向きに、失われた過去を走ってゆ ....
誰かと笑い転げる日々を過ごす私
仮面を一枚{ルビ捲=めく}れば 
誰の手も触れ得ぬ「もう一人の私」がいる 

あたりまえの幸福は 
いつも手の届く場所にあり 

浜辺へ下りる石段にぽつん ....
丸みを帯びた光は
瞼を下ろすたび
その裏に
微かな影を描く

碧さを含んだ風が
誘いかけても
膝を抱えたままの両腕を
微動だにしないで


 閉じたままでは
 何も見えない
 ....
紙屋町から橋を渡ると
折り鶴に祈りを捧げるための
順番待ちの列
それは確かに祈りのかたちだが
朝夕の公園掃除とは
似てもにつかない

ベンチに座り
おにぎりを取り出すと
えらそうに鳩 ....
名前を呼ぶことさえ躊躇った日々
嬉し恥ずかしいと赤面だったと思う
だから、僕は君としか呼んだことがなかったね

初めて二人で観た映画
その時流行りの純愛ラブストーリーだった
お互いの名前を ....
薄っぺらすぎてまともに歩けないくせに

ことばの無駄毛ばっかり気にして前に進めず
何もわからず ポロポロこぼしてばかり
これじゃただの泣き虫だね 

追いかける毛むくじゃら

また泣い ....
確かに君の胸の鼓動の音は聞こえる

けどその音の本体が見あたらないよ

愛しい人から作ってもらった

ミサンガは君が置き手紙を残し

出てった日にプツリと切れた

そのミサンガに込 ....
 さつき晴れ
 疏水を十石船が波しぶきをあげ
 行き来する

 子供達は太陽の子
 眩しい日差しの中を飛びまわる

 一人で佇む伏見港公園
 柳が風に揺れている

 僕の心のよ ....
今日も誰かに傷付けられた
気付かないうちに痣があちこちに
あの瞬間の言葉が蘇って
恐怖に震えている
何が怖いのか判らないというのに

どうして私にあんな事を言うの
凄く苦しくて夜も眠れな ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
見る/観る- cyuma自由詩406-5-26
*あたらしい武器*- かおる自由詩10*06-5-26
透過- こしごえ自由詩19*06-5-26
赤い糸- 兎乃 し ...自由詩206-5-25
星よ、ほしよ- たりぽん ...自由詩1306-5-25
もう見えないよ・・・・・君が- こめ自由詩906-5-25
蒼送- 霜天自由詩1606-5-25
おまえらでできている!- たりぽん ...自由詩7*06-5-25
虚しさを知っている- 山崎 風 ...自由詩4*06-5-24
ラブ・アンド・ピース- 銀猫自由詩12*06-5-24
私の目に映るもの- 朽木 裕自由詩5*06-5-24
休日- 山崎 風 ...自由詩6*06-5-24
メロウ- 砂木自由詩4*06-5-24
いかまほしきは- 落合朱美自由詩42*06-5-23
母へ- けんご自由詩606-5-23
新じゃが- さち自由詩18*06-5-23
せなかをみつめる- さち自由詩10*06-5-23
メロディーストーム、君たちのハートには響いているかい?- こめ自由詩706-5-23
きみのかたち、ぼくのかたち- たりぽん ...自由詩14*06-5-23
瞳の子犬- アサリナ自由詩4+*06-5-23
赤い水溜りが誘う- 朽木 裕自由詩1*06-5-22
訃報のみずうみ- 前田ふむ ...自由詩9+*06-5-22
「自画像」- 服部 剛自由詩12*06-5-22
落日、溶けゆくもの- LEO自由詩17*06-5-22
使者とは呼ばない、鳩よ- たりぽん ...自由詩12*06-5-22
呼び名- 海月自由詩1*06-5-21
パラパラ漫画の主人公- アサリナ自由詩3*06-5-21
雨上がりの蜘蛛の巣は綺麗になったよ- こめ自由詩306-5-21
伏見港公園- 山崎 風 ...自由詩6*06-5-21
加害者- AKiHiCo自由詩206-5-21

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