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今日は静かな雨
君と焚き火をしよう
やさしいぬくもりでは
凍えてしまう夜だから
黒松の薪なら
煙は雲まで届くだろう
そしたら湿り気の凝集で
雨が雲から
絞り出される

だから焚き火 ....
いつ果てるとも知れぬ 有刺鉄線
歩哨は立つ
何を見つめ

補給しょう 
サイロの上の刈り込まれた 芝は緑だった
その 小高い岡 
盛り土のいかめしい こぶ
サイロに開口部があって
時 ....
ひなごおり の よ
しずむつち はしゃいだ
わたりふね にがして

そろりと りょうて
あたたかく ないた

つめにかけた おまもり
しろいくも の ひも
桔梗のむらさきを聴く、と
夜の二歩手前が
どこまでもやわらかな鎖で
約束と小指を繋ぐ

硝子の鉢に浮かんで
むらさきは、鳴る
秋ですね と
ただそれだけを告げるために

桔 ....
乾いてゆく風があった
薄れてゆく光もあった
綺麗にされた夏だった

目の前に拡がる
どこか懐かしい景色に
なぜかふるい歌を思い出し
海に腕をさし入れる
かなしみが群れているのは
きっ ....
都市は
石と風のコントラスト

開けきった 窓から
円形の空のしりぞき

視線は永遠を求め
白い雲を追う

近くに目を落とせば
中層住宅・オフィスビル
ガラスが日に輝き
祝祭の ....
ざらついた空気が
ばちっと音を立ててめくれてく
あたしの心は
そのたびに
へばりついた電気の糸を放電する

ねえ
夢時計の針が曲がってるよ
なんだか昨日の方を向いているような気がする
 ....
もっと上手に生きられたらって
泣いた夜も
毎日少しずつ違う朝は迎えにきた



からん、と錆びた音がした
気がする


頭を撫でてくれる手が好きで
これが欲しいああして欲しいって ....
朝、ぼくの季節は二十五歳で
ざらざらとした空を
東から西へ
たとえそれが夢だとしても
渡って、どんなにボタンを押しても押しても/押しても
改行できないでいます



ぼくが、ベーコン ....
パソコンの電源を落とした 
画面の暗い鏡に 
カーテンを閉めた隙間から 
入る一筋の日射し
うっすらと照らす 
ぼやけた私の白い頬

暗い鏡に映る自画像の
背後の壁に 
風にたなびく ....
言葉が流れて澱んで溜まってく

まるで壊れた雨どいから雨が漏れていくように

雨が降ると体のあちこちの古傷が痛んで
時々心臓辺りも何だか嫌な思い出に傷んでくるようだ

雨は嫌いじゃない
 ....
秋が空気を包みはじめている
なんだか最近いつも二人でいる

コーヒーにミルクしか入れない
薄いこげ茶って秋っぽい色
髪、伸ばしているの
首筋が寒いから

風が落ち葉を舞い上げて
ほっ ....
眠りの先にある風景を知らない
手にしたジャックナイフでは
届かない、刃先

夢をおぼえている、というあなたは
きっと眠ってはいない
暗闇の向こう、世界で起こっていること
肌の外の全て ....
あの角を曲がると
地平線の見える公園
二人が若い頃
いつも待ち合わせした
白いベンチ

あの頃語った夢と
想像した未来
ちょっぴり違っていても
私は幸せ

あの時私は…
遠 ....
天気図を六時五十二分に見て

今日を定めてる
諸天に感謝の目配せを
東向きの窓から

空を見上げたなら
一日は 地球の自転に同期している

沈香をくゆらせて
勤行・唱題が体を目覚め ....
1枚めには
あなたに会える喜びを
風に吹かれて待っている

2枚めには
悲しみが潜んでいる
私のことを忘れないでいて

3枚めには
胸いっぱいの愛を
あなただけにあげるの

そ ....
胸は
すぐに
いっぱいになります
それゆえわたしは
多くを連れて
行けません


あなたを
はじめて呼んだ日に
こころの底から呼んだ日に
海は向こうになりました

永 ....
過保護な獣は病みやすく
保護なき獣は
{ルビ傷=いた}みやすい

野に{ルビ棲=す}む者よ
たがいの{ルビ荒=すさ}びが
見えないか


涼しさ寒さは紙一重
闇夜も夢も
紙一重
 ....
ジャガイモの皮を剥いたことある?

妻に尋ねられ
そういえば
記憶に残っていない

娘が小学校低学年のとき
いもの皮むき みんなでしたとき
血だらけになった男の子がいたらしいよ
娘が ....
いつの間にか
風は冷たく
木の葉が色づき
貴方の周りは
ひと足早い秋

この空と大地は繋がっているのに
貴方と私の心は
手を離れた風船の様

渇いた心、募る思いを
鞄に詰め込 ....
それは学校の帰り道
ふいに表れた入道雲のせいで
大きな大きなたまり水ができていた
ふとノゾいてみると
さかしまの街が映っていた
でもよく見ると
私もさかしまに映っていた
反 ....
さあ 耳を澄まして 心を静めて
金木犀の香りにだまされないで
こちらをじっと見つめて
あなたの手のひらにのっている
この罪は何の罪?


そう 口を噤んで 囀り止めて
秋桜の可憐さにま ....
友達が死んだ

まともな恋愛もしないまま

友達が死んだ

親孝行もしないまま

友達が死んだ

ペットの世話も途中で

友達が死んだ

食べかけのリンゴを残して

友 ....
僕の
頭の上で

機嫌を損ねた
灰色の空が

意地悪そうに
雨を降らせる瞬間を
見計らっている

僕は
被った帽子を
顔の半分まで引き下ろして
小さく
舌打ちをしたけれど
 ....
赤い部屋 鍵の束
黒い猫 稲光り
足音 足音 遠くなる
人影 人影 消え失せる

(君は知っているだろうか この感情が何かを)

禁じられた書 落ちる窓
目隠し鬼 白痴の横顔
雨音  ....
ひとりで
回転寿司に行きますと
何周もしている
モンゴイカにふと
周回遅れのじぶんじしんを重ねて
真向かいの
ホスト風の男が
うにいくらと注文しているのを
同じ色の皿ばかり積む私は
 ....
駅へ向かう道すがら
はいいろをした四本足の生き物が
とぼとぼと歩いていた

(   )駅では
列車が遅れていることをみんな知っていて
でも
みんな口をつぐんでいた

恋人たちは
別 ....
あの日
いつもより10分早く起きた

あの日
朝食はトーストとポテトサラダを食べた

あの日
うお座の運勢は第三位だった

あの日
重要な会議があるからと
君は三 ....
それはきっと

お月様
木漏れ日
嵐の夜の海
森深くにある空気
金木犀の薫り
我が子の寝息
君と触れ合う指先の
ぬくもり

当たり前にあるすべて

当たり前じゃない

す ....
灰色のコンクリートには
ない、ない
としか書かれていなくて

薄紫色の夕暮れには
さあ、さあ
としか書かれていなくて

茶色の地面には
まあ、まあ
としか書かれていなくて

青 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
焚き火をしよう- たりぽん ...自由詩1107-10-15
補給しょうは夢見るのか- アハウ自由詩107-10-14
そうそらに- 砂木自由詩5*07-10-13
「桔梗のしづく」- Rin.自由詩18+*07-10-13
乾いてゆく風があった- soft_machine自由詩16*07-10-13
都市- アハウ自由詩607-10-13
∮DISCHARGE∮- 九鬼ゑ女自由詩107-10-13
創書日和「酒」__21%- 士狼(銀)自由詩3*07-10-12
拝啓、君は元気ですか?- 望月 ゆ ...自由詩20*07-10-11
白い疑問符_- 服部 剛自由詩107-10-11
雨音- mac自由詩1*07-10-11
最近いつも二人- ふるる自由詩8*07-10-11
眠り、取り残されて- たりぽん ...自由詩607-10-11
地平線の見える公園- @ショコ ...自由詩207-10-10
夢のブロガー- アハウ自由詩207-10-10
クローバー- 未有花自由詩11*07-10-10
肺呼吸- 千波 一 ...自由詩27+*07-10-10
野に棲む者- 千波 一 ...自由詩8*07-10-10
じゃがいも- 乱太郎自由詩17*07-10-9
冬が来る前に…- @ショコ ...自由詩207-10-9
たまり水- 麻生ゆり自由詩4*07-10-9
林檎の刹那- 渡 ひろ ...自由詩11*07-10-9
死ぬということ- 森下 流 ...自由詩4*07-10-9
気ままな散歩- Porter自由詩2007-10-9
羅re:覩- 朽木 裕自由詩4*07-10-9
おひとりさま- ふぁんバ ...自由詩22*07-10-8
again- ふるる自由詩16*07-10-8
あの日- 1486 106自由詩6*07-10-8
kamisama- こころゆ ...自由詩7*07-10-7
人生ノート- 小原あき自由詩24*07-10-7

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