すべてのおすすめ
兎の部分

なぜか水色

西の空に

祭りのあとの

白い月

粗雑なだけの

情事には

熱はなくて

確かめる事しかなくて


虚しい

いっぱい汁を出し ....
次女は毎朝
長女は毎晩
鈴を鳴らして
仏壇に礼拝する

その度に彼女たちは声にならない声で
何事かをブツブツと話していて

 何を話しているんだい/と、尋ねてみても

 えー秘密/ ....
私は知りたい
この世界には
どんなものがあり
どんな意味があるのか

私の中の子供は何でも知りたがった
たとえ暗黒の苦しみを味わおうとも…
純粋にただただ
知りたかった

ときに、 ....
ほっと一息くつろぐ
ちょっと荷を下ろして
人に寄りかかる
支えてくれる。

にこにこ笑って
答えてくれる。
なんで貴方は
そんなに優しいの

皆大変なんだよね
分かっている
で ....
 
不協和音の響く街
 
叫ぶ声はノイズに掻き消され
 
冷たく 雨と共に落ちた
 
真っ暗な空に微かに見えた月
 
あなたも叫んでいるのですね
 
 
過ぎゆく季節に霞んで ....
悲しんでいるの?笑っているの?
遠い目をした夢追い人よ
あなたは時計を止めたまま
何を思っているのかしら

愛に疲れ果てて心凍らせて
もう誰もその瞳には映らない

私の冷たい腕に抱かれ ....
冷蔵庫のなか
ひときわ目を引くふたつの色
重なり合う
あなたのバッカス
あたしのレミー

縦横無尽
その巧みさを知っているがゆえ
余計に腹が立つ
今までに
少しでも考えてみたことは ....
雷鳴に犬が怯える空で
やさしい言葉のように冷たく凍ったものが
老人ばかりの街を無数の宝石で覆い
 (あるいは灼石灰のような骨の粉)
まぶしく結晶に閉じこめる

今だけはうつくしいだろう ....
しとしと雨が降る日には
なんだか耳が遠のいて
クツノウラの世界へ行けそうだ。

狭くなった世界の
はずれにあったベンチに腰掛け
雨が降らないこの場所で
夢のカケラをひとりつまみ食い。
 ....
おかあさんの ブラウスを 握る
おかあさんの めがねを  握る
握る
おとうさんの 鼻を 握る
おとうさんの 指を 握る
握る

がらがらを 握りそこねた君は
まだ きかない手を 小刻 ....
 
 
 
 
 
 
ある日、玄関を開くと
そこは何の変哲もない2Kの部屋で
湿気た空気が満ち
黴の匂いが鼻につく
そんな場所になっていた
 
 
小さな靴箱には
靴や、 ....
ねぇ

君はもう寝てしまったのかい
今日は一度もメールくれなかったね

ねぇ

君はなにかむくれているのかい
昨日まで毎日メールよこしていたのに



百合よりも薔薇が好き
 ....
今からずっと昔
何十代も前の祖先の頃
存在しないという存在を
ゼロという存在に仕立てあげた

見えないものを見ようとして
崖っぷちから恐る恐る覗き込んだ
そこから見えたものは
自分に住 ....
木魅 (こだま)


「好きだ」
溢れ出した想いを返せないまま
あなたは土に還り
わたしは朽ちることもできずに
「好きよ」
抱えすぎた言の葉をざわめかせながら
夜毎 すすり泣 ....
歩けない事が
空にのびていくために
必要なのだと
言い聞かせる事に
酔いしれ擦り切れ
根をかじる
悪食に
倒れたら
仲間になれそうな
錯覚を満たす

ひくことも
さることも
 ....
はじまりの中に
あなたは最初から
潜んでいたか
いたり、
いなかったり

選択できる
あいまいな自由に
わたしは
頬を赤くする
けれど

地べたに座りこむ
ことばの断片
引 ....
したたる、したたり、

侵食しはじめた月夜に
手足はどこまでも深く伸びている

やさしく影を包み込むようにして
月は、静かにあたたかい

当たり前のようにそこにいて
闇が照らすはずも ....
青銅の獅子が土砂に浚われる
日没、架橋のしたの渦のちかく
掘削されてまもない暗い洞穴に
青黴の麺麭のかけらを投げいれ
反響する木管楽器の透明な鼻息をきく
いっさいはみだらな情欲のうちにおこな ....
言葉が 膝を抱え丸くなったまま 産まれない まだ

非結晶の 硝子が こっそりと流動する

それは秘密 だよ

いつか 懐かしむだろう 君を 君の淹れてくれたココアを 君の唇の湿度を いつ ....
  鳥取の冬を包み
  かくすもの
  街の音まで凍らせて
  夜を沈黙で満たし
  立ち尽くした
  遠くで、雪おこしの稲妻が
  夜を呼びさます

暗闇に置かれた水晶の透明が
今 ....
今日は一度も傘を差さなかった。

傘を差すのは嫌い。
周囲がいつも気を遣って、
『どうぞ』
って 入れてくれようとするけれど。

大丈夫だよ。
どしゃぶりでもない限り。 ....
心のカウンターで
1人酒を飲む
フェアーレディーが
隣に座る

プリティーガールが
その隣に座る
フェアーレディーが
攻撃する

大声で話す
劇をする男
人の輪ができる
話は ....
書き留めていたはずの詩が
一晩のうちに
家出をしてしまったらしい


枕元にあるのは
真っ白な紙の切れ端で
紙を失くして
彼らは
ばらばらになってしまわないだろうか


雨が降 ....
毎日に僕は横たわる
誰も待ちはしないと逃げ込む
あなたが居るだけなのに

猫の舐めたこの手は
今日もやはり汚いんだ
僕のしあわせが流れてく

銀の蓋をすべり
管を伝って

小さな ....
水鏡に
私をうつしましょう

私は醜い

何を基準にしよう

過去の話
自分以外の誰かに
固執した時の話

醜いものがうつる
水鏡には

忘れてたっていうか
 ....
悲しいけど涙が出ない
そうだ涙を作ろう

 目の奥の真っ黒
 ぎゅぅっと搾って
 布でこして

まさに雀の涙です
そっと飲んでみて
私の 痛み 少し 分 か る?

 でもね作っ ....
丹念に温めた躰を
その一粒は意図も簡単に
冷やしてゆきました


とんとん、
からん

流れても流れても
肌は通わず
なぞってもなぞっても
白に触れることは
許されません

 ....
「優等生」という響きに
たまに懐かしさを覚える

突っ走って
横に誰かいないかいつでも確認して

98点だった時は残りの2点を
異常にも責め立てる

そんな私を
どこかみんな遠い目 ....
なんだか灰色の空だな

シャブ中で捕まっている夫とくらしていた家はおじからかりていたもので
おじは今母の働いている透析の病院の院長先生をしていて
このお正月にすべてからっぽになったその家をみに ....
コロンと鳴った 耳の下の方で聞いた
なんで気が付かなかったんだろう
ハネた髪の毛が鏡に映ったりして
食パンの焼ける匂いを嗅いだりして
振り向かなかった 振り向かなかったんだ


行ってき ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水色の兎- 吉岡ペペ ...自由詩209-1-13
日々の想い- kauz ...自由詩9*09-1-13
「知る」ということ- さとう  ...自由詩3*09-1-13
You_are_my_sunshine- ペポパン ...自由詩5*09-1-13
月灯りによせて- れるむ自由詩109-1-13
雪の女王- 未有花自由詩8*09-1-13
生平- FUBAR自由詩4*09-1-13
やさしき雪にふるえて- たりぽん ...自由詩9*09-1-13
アマヤドリ- アズアミ自由詩309-1-12
握る- 池中茉莉 ...自由詩12*09-1-12
創書日和【嘘】_錯覚- 山中 烏 ...自由詩4*09-1-12
ねぇ- 乱太郎自由詩15*09-1-12
創造- 緋月 衣 ...自由詩5*09-1-12
百鬼夜行詩_<4>- nonya自由詩17*09-1-12
地上- 砂木自由詩15*09-1-11
択ぶ- かんな自由詩6*09-1-11
ゆめ_〜月と海〜- さくら自由詩20*09-1-11
青の飛翔- アングラ ...自由詩109-1-11
海面上昇7- rabbitfighte ...自由詩8*09-1-11
夜雪- たりぽん ...自由詩6*09-1-11
I'm_next_to_you.- 高杉芹香自由詩309-1-11
福造〜不苦労にて〜- ペポパン ...自由詩3*09-1-10
かあさん- 小原あき自由詩15*09-1-10
日曜日の恋人たち- チャイ自由詩109-1-10
水鏡- 瀬田行生自由詩609-1-10
涙を作る/涙をのむ- そらの  ...自由詩7*09-1-10
冬雨- 見崎 光自由詩209-1-9
優等生- さとう  ...自由詩1*09-1-9
コカインスウェット- モリマサ ...自由詩1009-1-9
消しゴムを忘れた日の歌- 千月 話 ...自由詩7*09-1-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528