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1.
重力に逆らっていった言葉の
行く先はどこで
わたしの視線の廃棄場所が
どこにあるのか
なんて誰も教えてくれない
どうしてあの時、
という無意味な問いをできるほど
わたしは強く ....
ささやかな光の片隅で
続いている白黒の国体道路
わたしは独り、
ファインダーを覗いて
色を探してたんだ
裸眼でも見つけられないものが
遠くでは見つかるような錯覚
人波、なんてない ....
この宙ぶらりんの、
したたかで弱い僕の情けなさを
知らないあなたは
幸せなのかも知れない
と、またも無重力の世界に身を埋める
どうしてもニコチンから抜け出せないのを
意志が ....
此処で何事もなく過ぎて往く時を
無抵抗で待っていた遠い日
せっかくの花火大会すら目障りで
人波を蹴散らすパワーでもって
迎える朝はひどく冷たい灼熱の夏
何も聞こえないイヤホンを
はめた ....
なまぬるい浴槽は
たいていの私の体温を許容する
魚が泳げるくらいの
水質で呼吸をする
ああ
この浴槽の水がすべて
蒸発してしまうのはいつだろう
それは、
とても怖い
....
いつだって味方でいてくれて
泣きたいときに胸をかしてくれて
頑張ったねって褒めてくれて
あたしは君が好きで
君はあたしを愛している
「君は幸せになりたいっていつも言うけど
....
酸素を吸うと器官が千切れそうになって
吐き出すことしかできないでいる
冷たさ なんかじゃない
痛い 痛い
結露に起こされるようになった
雫の冷たさでなぞった
消えかけそうな意志 ....
いやいや作る節約のためのお弁当
しょーもない話ばかりの同期
お局たちのでかい態度
1日中見るPC画面
なんのために生きてるんだろ
なんて、
今まで考えもしなかったようなこと
....
でも僕は
どちらかが欠けたら
ここに、なかったんだ
この薄暗い世界に落とされ
光と音を身に纏って
痛みと心地よさを知るの
全ての装備が揃っているから
汚いものを無視できな ....
分かるよ
なんて安易な理解を示して
頷く景色に飽きてしまったから
飛び込んだ人波で古傷がまた開いていく
もつれた足も全部誰かのせいよ
行きか
帰りかも
分からない乗客の寝顔は ....
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(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春の海で眠りたい
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AquArium
自由詩
5*
12-3-10
890km
-
AquArium
自由詩
7*
12-3-4
ズルイ
-
AquArium
自由詩
2
12-2-28
私は生きる
-
AquArium
自由詩
3
12-2-16
なまぬるい嘘
-
AquArium
自由詩
2
12-2-6
吐露
-
AquArium
自由詩
1
11-12-19
酸素
-
AquArium
自由詩
1*
11-12-10
ギャップ
-
AquArium
自由詩
4
11-5-14
意図せず繋がっている。
-
AquArium
自由詩
1
11-3-24
黒
-
AquArium
自由詩
1
10-12-21
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