すべてのおすすめ
今日も渋谷には沢山の人がいます
同じような格好をした馬鹿男や
似たような格好をした馬鹿アマ
奇抜な格好をしたつもりのあんぽんたん
とにかく色々な人がいる訳で
とりあえず全員ぶっ殺そうと思いま ....
水晶の柱の中には

音のない夢や幻想が

どこからか 詰め込まれていて

あちこちの角度から

じっと のぞきこむと

時々忘れなくてはいけない 何かを

少しの間 忘れていら ....
コレ あげる

ソレも あげる

でも アレだけは

ぜったい あげない
クソったれ
と叫ぶのにも飽きた
きりが無いもん

渋谷でラオウとケンシロウ
二人が闘ったら
きっと明日はいい日になると思う

スクランブル交差点を
僕の詩で埋め尽くせたら
次の日は ....
駅前のタクシープールに
老いた男と猫が
向かい合わせに座っている

餌の缶詰を猫が喰い
空き缶は物乞いの貯金箱となる

毛刈り前の羊のような
油色の毛を
肢体しならせ
舐める猫
 ....
コンコンとノックして
混沌がやって来た

混沌はソファに腰掛けると
懇々と愚痴をこぼし続け
やがて喋り疲れて
昏々と眠り続けた

窓の外は真っ暗闇で
季節はずれの雪が
コンコン降り ....
「もう落ち着きたいのに」
と君が話す
落ちて着くなんて
そんなにいいもんじゃないよ

君が居るその場所から
どこへ落ちて行きたいの?

まだまだ昇って行けるのに
そこより下で辿り着く ....
おばあさん たべねば だめだ

見舞いにきた人が
そう 励ましてから
おばあさんの 体調は悪化した

食べれねぐなったがら もうだめだ
と 急に思いつめたらしい

看護婦さんがみかね ....
もうすぐ
爆撃機のように
八月がやって来る
さあ灯りを消して
ふたりで
ベッドに隠れよう
月のきれいな夜に友達に言った
そんなポンコツスクーターじゃ
どうがんばっても月には行けない
じゃあ見てろ、と友達は言うと
アクセルを一ひねりして
鳥海山をジャンプ台にして
飛んでいってしま ....
白い足首が氷の上で踊るように 
幸福という言葉がワードの上で踊る
幸福は輸入品だ 鼻の尖った人々が住むどこかの国からの
それは形而上的な言葉であるために実物を見たものは誰もいない

シロの頭 ....
伸ばしかけた腕より早く
その腕で抱きすくめて

ささやきかけた唇に
大丈夫だよとキスをして

不安で怯えていたら
髪を優しく撫でて

肌と曲線と香りを
忘れないよう
両腕に溢れる ....
伸びた髪が視界を遮る
一瞬 目を閉じ
吹き抜ける風

潮の香りを探す
どぉんと岩に打ち寄せる波
白い泡が風に混じり
こちらへ届く前に消える

今日の空は青い
波が作る白い泡のように ....
煙草が無い退廃なんてありえねぇと思っている
でも酒が無い退廃はあると言い切る
俺がそれを体現するんだぜクソヤロウ
ドラッグもハッパもアンパンも要らねぇ
んな事に頼るヤツはただの屑でしかねぇよ
 ....
もう仕事なんてしたくねぇよ
こんなかったりぃ仕事やってられっかよ
俺はババァの愚痴を聞く為にいる店員じゃねぇ
なんで煙草すってりゃ金になるような仕事が無いんだ
沢山のバニーちゃん達に囲まれて
 ....
誰もいなくなった部屋で

揺れる鈴を

祭囃子と

遠い花火が

呼んでいた


赤い小さな

金魚の遊ぶ

窓辺に揺れる鈴


(ち、りん)

月明かりの ....
目覚めたら
僕の部屋に同室者が現れた

両親と暮らしているが
生活パターンが違い
机上の英和辞典よりも顔を合わせなかったから
友達ができたみたいで嬉くなる

彼は僕とまるっきり正反対で ....
午後の生ぬるい図書館で 退屈と眠気のあいだを 振り子のように行き来しながら

頭の中では 隣に座った 白いブラウスの女のことを考えている

読んでいるわけでもない太宰治のページの端を 人差し指 ....
世の中意地悪くできている
心の隙間を狙ってくるなんて
ずるいね

諦めた頃に落ちてくる
目をそらしたら見えてきた
引き返しかけてぶつかった

目を凝らし耳を澄まし
ひたすら執着し進ん ....
遠くの丘の教会の厳かな鐘の音が届く


私は
{ルビ如雨露=じょうろ}を止めて
目を閉じた

愛の門出のサインであろうか
永き眠りのサインであろうか

私がこの手に
掴め ....
少女のために
空き地のために
泥靴のために

良かれ、とついた嘘


自分の肩幅も
かえりみず

良かれ、とついた嘘



あの頃は
そうでもしなければ
苦しくて
 ....
君は脱ぐ
同時に着る
どんなに脱いでも
君は君の核心から遠ざかっていく
まばゆい光の中
生まれたての姿になり
男たちの暗い瞳でできたプールを泳ぐ
淵に腰掛けていた男たちは
 ....
私という形がなくなってゆく
壊れた時計の螺子は緩んだまま
閉じた瞼に踊る蒼白の輪に
何かを託そうと指を動かすけれど

心はいつもの空へと還ろうとする
私を破り捨てて昇る世界は
思うより華 ....
ふらふらと酔っ払いの千鳥足
さみしがり屋のピエロは口笛吹いて
今宵も月夜の道を歩いています

膝を落とし 手を差しのべ 愛を乞う
寒がりな裸の心を胸に{ルビ潜=ひそ}めて

夜空 ....
曇った窓の水滴
悲しそうだから
笑って欲しくて
指でなぞってみた

表面張力の君の笑顔は
もうこれ以上
笑っているのが
つらそうで

張り詰めた思いが
寄り集まって
耐えられず ....
その男は言った『ケーキが食べたい』と
「食べればいいじゃない」言いかけて、止めた
きっと、食べられない事情があるから

その男はとてもケーキが好きだった
朝食はいちごのショートケーキ2つ
 ....
彼がまた
子育てを再開するという

一度は手離したのに

赤ん坊の
おじいちゃんとおばあちゃんの元から
今夜連れ帰って来たのだという

仕事を増やしたのだそうだ

「大変だよ」と ....
 


羽の群れがもつれあう向こうに
月が居る
羽の飛沫は風を飾り
陸ははばたき 海を撲つ


夜の冷たさ
夜の明るさ
言葉を忘れ
詩人は歩く
盗まれた星座の道をゆく

 ....
両刃の上では
留まれない
赤い靴は血の色で
ガラスの靴は涙色

愛している
愛していない

両刃の上では
留まれない
赤い靴は血の色で
ガラスの靴は涙色

愛している
愛し ....
とても疲れて
寂しい帰り道
歩きながら
車の中から
電車の窓から
わたしは夜空を見上げる
お月さまはいつも
わたしを追いかけて来る
どこまでも
どこまでも
逃げたくとも
逃げられ ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15814)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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