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薄暗いホールで揺らぐ人波はしだいに一点をめざして渦を巻きはじめた。
彼女は裸足で、ざわめきに身をまかせている。廻れば廻るほど渦の中心は深く沈んでいく。握りしめた手のひらが汗ばんでいる。彼女はまだ歌い ....
美しかった言葉
怪物の中に
悲しみをまさぐる怪物がいる
彼方までの距離を測ると
すべて等しく平行で
いつまでも
いつまでも
途方のないまま
そんな父と母は出会った




 ....
主に感謝します。
主をあがめます。
主よお許し下さい。
主よ懺悔します。

ジョンレノンは
天国も地獄もない
あるのは天と地だけだ
と言う。

信じるものは何?
裏切らない人は誰 ....
月の清けき夜 
折からの澄んだ風が
波のように襲ってくる感情を
鎮めようと
湖面を撫でるように
一陣 通りすぎる


暗い森影からの
ふつふつと湧くざわめきにも
耳をかさず
震え ....
まったく違う、
それこそ何千億光年離れた星たちが、
地球からではおなじ、
星座の中に並んでいたりする。

ぼくたちの、
ぼくたちである違いなんて、
遙か向 ....
ましろいゴンドラが空の青に冴えて
綺麗だとモンスターが言った

光も音もない腹の中で
私の指が微かに動く


私を喰って消してください


生暖かい風が吹くと
記憶が反響する
 ....
{画像=071201103529.jpg}
明るい陽射しの中、

枯れ葉の写真を撮っていると、

暖かい人の手の平を、

撮っている気がする。

年輪を重ねて一生懸命、

生きて ....
小さい頃 
目の前に立ちはだかる 
でっかい親父と向き合い 
パンチの練習をした 

額にあてられた 
ぶあつい手に 
視界を覆われ 
打っても打っても届かない 
小さい拳 

 ....
反射望遠鏡を捨てよう
届かないものを
手に入れたと
思いこむのはもう

   自分の影が見えるだろう
   背を向ければ
   道はそこにあり
   わたしにはまぶしすぎるのだ

 ....
風がふいたらジャンプだ
いちばんとおくへ飛んだ、はっぱが優勝
いろんな技をした、はっぱには技術賞をさしあげます
そら
きたぞ、きたぞ
木からはなれろ
でんぐり返しに、トリプルスピン
初め ....
わたしは夜を求める
濃紺の空と赤い星を求める

きみは夜を求める
藍の雲としろい月色を求める

ふたりが求めた夜の中で
風見鶏は廻ってゆく
流れ着く先を知らず
また
愛情、の何かも ....
?.親指

雑踏が導く理の
その、陰に息衝くものを
私の指先は
いつだって捉えながら
突き放している

高々と掲げた先端は
赦しを表すのか
もしくは、祈りの一つであるのか
 ....
即興で書いた
デタラメな絵みたいに
世界を、粉々に壊して欲しい
――悪魔と死神。
そして彼らよりも、
さらに残虐非道かつ悪辣な僕・・・・

ふいに質量を奪われて
儚く、空に飛んでゆくビ ....
砂のお城はくずれるし、

積み木のおうちもくずれちゃう。

眼に見えるものがこわれるなら、

あなたとわたし、眼に見えないモノをつくろ?

いつもすぎでいるから、いつもおもっているから ....
たまに大きくでてみたら
すかさず何かが飛んでくる
メッサーシュミットで
ラプターと
互角にわたりあえるぐらい
ものすごい
この人は
でも
あのかわいい少年探偵団の
PTSDを心配しち ....
大人になっても手のひらサイズだという
仔犬の栗色の毛を撫で付けながら
この命はいつでも私に掌握されているのだ

と、思う事で
わりと穏やかな生活をおくることができる


上手に泳ぐ事を ....
泣き叫べるほど幼くもなかった
そんな時
お金を入れずにガチャガチャを回す
空回りしないハンドルは
鉛筆を握れなくなった腕を手元へ戻し
確かにそれが自分のものなのを確認でき
別の世界から右手 ....
僕が地球の裏側に行くまで知らなかった真理を
産まれ落ちた瞬間に すでに携えた人もいる

羨んで
贈った賛辞の
純真さ
いかほど

虚勢をはって
したり顔でからっぽな優雅さ

誰に ....
ダフ屋のおやじよろしく
少し猥雑な夜へ昇る
赤いゴンドラ君の手をとって

電波錯綜パチンと切って
インターネットの濁流を
泳ぎきるという 決意


僕らの街はぴかぴかの偽物だ!

 ....
さよならの後で
僕は泣いた
別れるのが
つらかったから

君には
もう
逢うことはないから

君の笑顔は
消えることなく
僕の思い出の中に
いつまでも
残っている

君を ....
茫漠と空
暗闇 満ちて

ガラス片を散らした 星々
月明かり 銀の細い線
その腕を伸ばし

木々の枝
関節は節くれだち
月から伸びた銀線
冬枯れの枝に接点を求めて
その成長に揺れ ....
おーい。

鏡に映る私に問う。
あの時の私はいますか?

ある香りに卒倒しそうな私があった
ある曲に涙ぐんでしまう私があった

けれども、もうそのどれによっても動かされない
鏡に ....
Wednesday
規則正しく星が灯る
首都高では夜が始まる
助手席 たばこをふかす父親
知らない光景をあげる
教えてもらった光景たちには
かないそうにないけれど
シュマリナイ湖のキャン ....
泣かないで
笑って
人生は吉凶の織りなす
縄の如し

悪い事があっても
またいい事がある
All is well that ends well.
て言うじゃない?

途中はどうでも ....
黄昏は
銀杏をゆらし
金色、降りそそぐ
風の{ルビ音=ね}、葉の{ルビ音=ね}
寄せては返し
伸びた影にも戯れて
落ち葉の色を並べて遊ぶ
孤独を愛しいと思うとき

胸の内を
やさし ....
吐く息が白くなる部屋で
君の誕生日を忘れていた
遠くの小学校のチャイムで眼が覚めた
今日はゆっくり走ろう
少し遅い電車の二両目に乗ろう
満たされない思いがあるんだ
だから世界の端に腰掛けて ....
マーブル模様の夜空に
月は失くしたペンダントのように沈んで

私は飛べる場所を探していた
行き交う人々の流れに揺られて

転がる石の中の
格子から手を伸ばす私
オレンジ色の街灯の光を吸 ....
この暖かさが辺りに広がり
優しい花をたくさん咲かせればいい
そうしたならば希望に満ちた
初めての世界が待っているだろう

この暑さがすべてを焦がし
雑念を燃やし尽くしてくれればいい
そう ....
   キッチンから窓の外が見える
   小高い山の放牧場には三機の風力発電機があって
   巨大な三つ葉の風車が
   /ゆっくりでもなく、はやくでもなく/回っている

この街に近づく冬はい ....
さよならを言った風に
別れを告げて
方位磁石をつけて

慈悲なんかないのね
枯葉をくしゃくしゃに踏みつけて

こんなに一晩中飲んでたら
明日の朝は目覚めがいいかも

秩序

平 ....
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