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泡立つ球体を、
一息に飲み干して。

どろーむ。
どろーむ。
しんどろーむ。

ぴーたーぱんは、
三時に食べた。











 ....
僕らが歩き出す衝動は
希望なのかもしれない
その過程でいくつかの
意味のようなものを口に含むけれど
次々と廃棄しなければならない
進めば進むほど薄くなるものを感じながら
やがて一番 ....
ひとしずく、
ひと掬いの時。
誰も振り返らない。

人しずく、
ひと救いの時。
誰も振り返らない。

ほら、
また落ちた。








 ....
すいかだった。

真っ二つに割られたすいかが、
テーブルの上に、
どでんと置かれている。

どこを見回しても、
スプーンがない。

仕方がないので、
そのま ....
熔け出した夢の錆び付いた夜

カタカタと軋んだ音をたてて

綴られていく 砂色のあした



とわの眠りを 誘い出す
   渦巻く 幽玄と無限の境
        砂漠に花など咲き ....
あたらしい朝がきた
希望の朝だ

夏休み3日目
寝ぼけた目をこすりながら
ラジオ体操

   喜びに胸をひらけ
   大空あおげ

  「おはようごさ ....
サハラ砂漠で夏眠中のカエルは
とてもつらい

遊牧民に掘り起こされ
厚い安らかな粘膜のシートを
乱暴にこじ開けられ
たっぷりと溜め込んだ皮膚の水分を
絞りとられるのだ

たいせつ ....
夜霧の向こうで、
待っている。
蝸牛。

にょきりと、
角を出してご挨拶。

こんにちは。

ゆるりゆるり、
糸を引き。
てらてらり、
雨水舐めてゆきま ....
クラッシュアイスが
しゃらしゃらと音立て
ストローとしばしの戯れ



タイムカードから解放された
一本目のタバコは息継ぎ



白い灰皿に
二本目の吸い殻を押しつけるころ ....
はにかみやののれんが
いやがって頬をたたいた

昼下がりに地下鉄の階段を下りて
地下街のあかりでメッセージボードを探す

風鈴はありませんが氷はやってますよ、との声
夏の日差しは網戸も酔 ....
 
 未練が忍んで 訪ねる夜は
 畳の部屋で 灯り おとして
 膝を立てて 俯いて
 女が爪を摘むのです


 ちぎれた身の内一つのものの
 行方さえ 問えぬよう
 男の居場所を 問 ....
才能がないと嘆く者よ

努力 神の悪戯

違う
才能は運だ

お前が頑張ったところで
時代に要求されないと
砂浜に描いた絵のように消えてしまう

運命という漢字が表す通り
幸運 ....
静寂の海
咲いて波間に
ほの白い影を落とす月

寄せる波は
真夏の喧騒
返す波は
秋の訪れを
それぞれに伝えて

移ろう季節を人知れず
見送り
迎える

久遠の光は ....
歌は

あなたの唇から
ほろほろ零れて
やがてひとつの連なりとなって
わたしの胸まで届いたのです

風見鶏のわたしは
風が吹くたびに
あちらを向いたりこちらを向いたり
惨め ....
自分を売る少女が
ドレスを脱ぎ暗い部屋で
見知らぬ男に奉仕します
笑顔で優しい口調で喋ります
心を捨て去って

時間に追われ窮屈だと
小さな暗がりで思うけれど
口にしてはいけません
 ....
入眠の際が瞼の奥で細い光を放っている
生と死の曖昧な絆という楔を
今は、強引に断ち切って 眠りの森へ
木漏れ日を抜けて下方へ沈みたい



怖さに尻込みした夜の
怖さに涙した夜の
夢 ....
玄関の靴脱ぎ場で
わたしはあなたと話をしていた
あなたの欲しい不動産の話
わたしの欲しい不動産の話
玄関のドアは閉まっていた

肩にかけた鞄
夏の玄関は暑く隙間もない
わたしは不動産を ....
閉じる
今日が終わったら
とりあえず雨音の中で
夢を見よう
出来るなら昨日の続きがいいな
懐かしい人が居た

閉じる
今日が終わったら
とりあえずいつものように
明日が来るまでは
 ....
さみしいことを言わないで
抱きしめて
撫で撫でしてあげたくなるから
あまり甘えないで
おっぱいの間に抱き込んで
すりすり頬ずりしたくなるから
どうせいつか足蹴にして
行ってしまうくせに
発泡スチロールの上にカニの羅列
軽ゆでされた朱色の甲羅
白い皮膜に覆われた瞳
蛍光灯が囁きかけても光映さず

真ん中の一匹が買い物客に浚われる
手足は凍り無抵抗
投げ込まれるかごの奥
 ....
子供が行きたがっていたはずの
遊園地に行った
子供が恐がるであろう乗り物
恐がらないであろう乗り物
そのひとつひとつに順序良く
そしてなるべく丁寧に
乗っていく
スタンプカードがたまった ....
夜空に輝く月の光は

太陽に満たされた光だ

光とは

此処から離れた場所で

此処とは違う時空で

知らず与えられるのかもしれない

溢れてしまうまで

誰にも・・・自分 ....
生物は海から産まれた
全種類の半数は灰色の培養液に留まり
残りの半数は足を鍛え陸に上がる

海は完成された世界
命を終えた魚介類は砂浜へ打ち寄せられ
太陽の光が亡骸を燻し腐臭を発つ
群が ....
生きてたら

きっと光が来るし

闇も来ると思う・・・

だから

いま

光のなか

精一杯生きよう

闇がきても光に変えられる力

持てるように・・・
昔付いた小さな嘘とか
愚かな行為とか
傷つく言葉とか 
   ・
   ・
   ・
   ・
   ・
   が



誰にも見えない心の奥底
小引き出しに
夜の眠りの間 ....
点と線を結んだら君がいたよ



気が付いた。

ラジオの向こうがわから

何やら ざわざわ聞こえるね

きっとそれはノイズ

ふたりが擦れた、音。


衣擦れだけが  ....
シンディのお勤めは6時から12時まで、『クリスタル・パレス』
お酒は弱いからいつもヘロヘロになって帰って来る
新聞も取ってないしワイドショーしか見てないから
話題と言ったらお客さんに合わせるだけ ....
わたしは 生みの親だもの
おまえが憎いわけは ない

けれども わたしは 手を貸さない


さぁ

潔く 
心地良く
羽ばたいて ゆけ



誤解も あるだろう
嫌悪 ....
サンダル 直しに
少ししゃがむ


背中にあなたの
視線が見える

ああ
わたしがゴルゴ13だったら
「オレの背中に立つな!」
とか言ってさ

振り向きざま ....
くらげが浮いている
通天閣の上にくらげが浮いている
ぼくらの時代はうざいんだって

透明な短冊が
あちこちで今年も風に揺れている
お経のように整然と
願い事が綴られているけど
院ばかり ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15814)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_しんどろーむ。_」- PULL.自由詩7*05-8-21
すいか- たもつ自由詩20*05-8-21
「_ひとすくい。_」- PULL.自由詩13*05-8-21
「_すいかぶり。_」- PULL.自由詩12*05-8-20
*風になりたい*- かおる自由詩4*05-8-20
面倒くさい夏休み- 初代ドリ ...自由詩8*05-8-20
スキアシガエルの入定- The Boys On ...自由詩12*05-8-20
「_うご。_」- PULL.自由詩7*05-8-19
ピアニシモ- 銀猫自由詩9*05-8-19
ハクチュウ- カバ自由詩405-8-19
爪を摘む夜- Fuji ...自由詩5+*05-8-19
嘆く者へ- kw自由詩1*05-8-19
海に咲く月- 落合朱美自由詩14*05-8-19
羽根- 落合朱美自由詩8*05-8-19
夜の人形- AKiHiCo自由詩405-8-19
幽閉の森- 千月 話 ...自由詩12*05-8-19
玄関- チアーヌ自由詩6+05-8-18
閉じる- 自由詩905-8-18
さみしいのは- チアーヌ自由詩805-8-18
カニ購買- kw自由詩3*05-8-18
飴玉- たもつ自由詩1805-8-18
無償- ノクター ...自由詩3*05-8-17
海へ還る- kw自由詩105-8-17
。*゜光。*゜- 季結自由詩105-8-17
息子達へ- しらいし ...自由詩3*05-8-17
ノイズ- Ree.自由詩305-8-17
シンディ- クリ自由詩605-8-17
うたの掟- 千波 一 ...自由詩16*05-8-16
サンダル★ゴルゴ- umineko自由詩8*05-8-16
うざい- tonpekep自由詩8*05-8-16

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