すべてのおすすめ
 うたかた人のように
 訪れては去っていく日々
 目にするものも少しづつ移り行き
 いつのまにか俺は
 こんなところで居眠りをこいてた
 
 感情の動物の人間に理屈なんて通用しない
 あ ....
太陽がしずむときの

空と海が融けてく境界線を

あたしはきっと知ることはない

美しさ

で胸をしめつけられるなら

それできっといいのじゃないか



世界の黒を思いし ....
ぐるり


(一)



いつか必ず弾ける
儚く揺れて

緊張を保った不安定が
震えていて

無数のしゃぼんだまが浮かぶと
僕は切ない美しさの中に取り残されてしまう

 ....
 首がスッカリ伸びきって。
 おじさんのランニングみたいになったTシャツ。
 もう十分役目を果たしたんだけれど。
 洗濯してたたんでしまうと。

 愛着なのか。
 せこいのか。
  ....
こんなに寒い夜は
こうやって電車を待っていると
たくさん思うことがある

このホームから見える海の向こう側
そこには皆がいる
僕の目にうつる町の光
あれは人が生きているということの印
 ....
    
およそこの世に安定のときはなく、         
平和のときは戦いにおびえ、            
戦いのときはひたすら小声で、           
平和を唱えてきた。

 ....
わたしがまだ小さい頃
パパがお仕事に行くとき
ママが「行ってらっしゃい」
といってパパにちゅーをした
パパはちゅーされた後ママにいっていた
「あい・らびゅー」



あ・い・ら・びゅ ....
水曜日
僕は喫茶店のテーブルに座って
哲学者のように沈黙していた
ミミ子に別れを告げられたのは
先週のことだった

ミミ子は犬が好きだった
犬を飼うのでイサオとは別れる
 ....
高い塔がある
空を突き抜け街を{ルビ睥睨=へいげい}するように
その塔はそそり立っている
塔には一人の姫が住んでいた
囚われているのではない
自ら閉じこもっているのだ
目も耳も口も絹糸で縫 ....
雨上がりの砂利道を
そろりそろりと踏む石の
聞こえてくる砂音に耳を傾ける
それは優しさ

道の左の林より
枝から枝へと飛ぶ鳥の
聞こえてくる羽音に耳を澄ます
それは温もり

どこか ....
山になった洗濯ものの回りで
君は
春のような
スキップを踏む
  {引用=おうちを買わなければ、よかったね
だって、お金持ちだったんでしょ?
たた、たたん}
ちいさな袖をそろえて
重 ....
カモメは海沿いの線路上を飛んでいる
超低空で
軌道をいささかも外れることなく


線路は間もなく
海を逸れて山間へ入る
線路に添うか
海に添うか
カモメにとっての岐路だ


カ ....
『僕は無知で』

               

僕は無知で何も知らない

僕は無知で常識を知らない

僕は無知で物を読むことを知らない

僕は無知で知識がない

僕は無 ....
覚えたての言葉で
精一杯表現していた頃
小さな町の小さな囲いで
小さな喜びを模倣していた

道端に咲いている花は
意識して歩かなくても
簡単に見つけられた
そっと顔を近づければ
鮮明 ....
 穏やかな夜に静かに沈もうとする頃
 心亡き者が一石を投ず
 心に{ルビ小波=さざなみ}広がり
 ベッドの上の枕が震える

 執着する人
 努力する人
 無欲な人
 流されるままの人
 ....
暗い夜道を独りきり歩く
ビルディングの四角い隙間から
零れ落ちる白い光の柱
あの中できっと誰かが呼吸をしている
そう思うとなぜか悲しくなって

紺碧の夜空はどこまでも続くのに
どうして僕 ....
今日は夕陽がきれいから
明日はきっと晴れでしょう

朝には霧が立ちこめて
蒸気で喉をやられそうになっても
明日はきっと晴れるでしょう

そして今この場所は夜だから
きっと、 ....
お風呂に入った
髪の毛濡らし、体を濡らし
とぷとぷと
風呂の中に佇んだ私

貴方を愛し待ち続けどこかで
繋がる赤いものを感じたかった
会えずとも待ち続け 待ち続け
今の 私は

揺 ....
壁のシミを眺め続けている
時間を潰す方法はこれしか知らない
退屈でも見ているしかない
やる事がないこの檻の中では仕方ない

嘗ての王も今は見世物でしかない
本能のままに生きる事も ....
はみ出した所から全てが始まった

海に浮かぶごみの中に紛れ込んだ

君宛の手紙を運ぶビンはもう

壊れきったままのものでしかなかった

それくらいいいんじゃないか

突然 ....
雨の糸の隙間に
夜は満ちて
ストーブの熱が
そこだけ幸福とでも言いたげに
ほんのり春を創っている

きみと並んで傘をたためば
二人の水滴は
余分な約束事のように散らばって
冷えた ....
その昔
まだ名前も与えられなかった頃
僕に
綺麗なモノの綺麗さは届かなかった


1

深い山の奥底で
熊の子供が眠っていた時
その兄は僕が殺したのだった
子供の寝顔に銃声は似合 ....
今日もまた
灰色の空から一日が始まる
青い空は心の中に閉じたまま
銀色の光が大地を支配し
赤い光は記憶の中に収められる

今日もまた
紐でかたく結ばれた一日が始まる
網の中に入れられた ....
{引用=あたいはあの人がほしいんだ}

ぼこ ぼこ ぼこっ
ゆらめく光の波動
何千もの泡、泡

誰も訪れる者はない森の湖水
光すら通さない水底には
主が住んでいる



{引用 ....
ちょっと遠くまで 一人旅してきます

行き先はブルゴーニュ地方 はじめて行きます

街の真ん中にある ノートルダム聖堂の

ケルト信仰と錬金術に関係があるって噂の 漆黒のマリア像に

 ....
雨を辿り歩く夜
立ち上る想いはもう何処か紛れてしまって
あの日も、あの日も数えてみれば
多くの願いは晴天に、叶っていたのだと知る

そして今は温もりだけ
笑顔も泣き顔も打ち消されて
ひと ....
 細い糸のような雨が上がった
 日が変ると同時に止んだ
 
 慌しく過ぎて行く日々に
 ひび割れていく心
 解こうとすればするほど
 拗れていく魂

 腐るほど希望の詩を書いたけど
 ....
それは本当の真実だといえば
疑いが生まれる

それは本当の虚言だといえば
肯定が生まれる

否定は肯定へ肯定は否定へ
無限のループ

ただただ其れは多数の意見が ....
       
赤い陽が窓を照らし                
光りに満ちた僕の部屋で、             
君の頬は                     
はじめてキスをしたあ ....
文章が
飛行してゆく
文章が飛行した後を見上げる
たなびく理の跡

ボーイングの羽の撓みのような
少しきょうふ感のある
右上がりの字を気にしながら
ぼくは帽子を深々と被り直す

い ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15806)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
内緒にしておいておくれ- 山崎 風 ...自由詩5*06-11-29
別つ日- 明日殻笑 ...自由詩7*06-11-29
緑と紫- 結城 森 ...自由詩3*06-11-29
おじさんTシャツ。- もののあ ...自由詩14*06-11-29
町と月と電車と。- 緋月 衣 ...自由詩6*06-11-28
無関心への審判- ネコ助自由詩5*06-11-28
あい・らびゅー- 愛心自由詩9*06-11-28
キリスト(創作)- 吉田ぐん ...自由詩1206-11-28
鳥籠あるいは高い塔- 石瀬琳々自由詩19*06-11-28
雨上がりの砂利道- ぽえむ君自由詩15*06-11-28
はだかんぼう- 佐野権太自由詩45*06-11-28
一羽のカモメ- 杉菜 晃自由詩15*06-11-28
僕は無知で- 李恵自由詩3*06-11-28
あの頃- 青山スイ自由詩2206-11-28
- 山崎 風 ...自由詩10*06-11-28
あの角を曲がってから、- AKiHiCo自由詩706-11-28
明日の音- なかがわ ...自由詩3*06-11-28
ゆりかごのような心- 茉莉香自由詩606-11-27
ライオン- 海月自由詩6*06-11-27
フクロウのエレジー- こめ自由詩1506-11-27
漆黒の髪を愛する- 銀猫自由詩42+*06-11-27
狩人- 士狼(銀)自由詩7*06-11-27
夢と希望の種は冬に宿る- ぽえむ君自由詩11+*06-11-27
- 未有花自由詩15*06-11-27
遺書- もも う ...自由詩44*06-11-27
時雨に夜- かのこ自由詩506-11-27
雨上がりの路地裏で- 山崎 風 ...自由詩13*06-11-27
【不毛の意味の真意】- Taka★Hajim ...自由詩1*06-11-27
秋の夕暮れ_- ネコ助自由詩3*06-11-26
あざ- tonpekep自由詩13+*06-11-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527