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手は届かない
だから
わたしは指をくわえる

手は届かない
だから
わたしは素直にのぞむ

手は届かない
だから
わたしは
ポトリと落ちた果実をよろこぶ

非力な諸手で果実を ....
薔薇の花咲く花園で
私は子守歌を歌います
口のきけない弟は
ブリキの太鼓をたたきます

今日もパパは帰りません
遠いお国で戦っているのでしょう
今日もママは{ルビ愛人=あみ}のそば
お ....
 とにかく眠たかった
 窓の外には雨音が聞こえていた
 眠るでもなく起きるでもなく
 浅い眠りの中で見る夢は
 悪夢ばかりで弟が僕の首をしめていた

 季節の綱渡りを続けるこの頃
 アラ ....
昨日と明日の間を繰り返す日々に
少し嫌気が差してしまっただけ
カーテンを閉め切ったままで
ベットに仰向けに寝転がる
浮かんでは消えてゆく影
僕はいつまで逃げるの

新しい道を選んだ僕は床 ....
濡れた手は氷を引き寄せる
氷は濡れた手を引き寄せた

私はあなたを呼ぶ
あなたは私を呼んだ

届かない想いは
いつまでも消えずに

想いはやがて
あなたのもとに

 ....
遊ぶために生まれてきたんだ
それだけだ
それが人間だ
仲良くみんなで遊べばいい

それなのに俺はここ最近
とらわれてる
檻の中に
自分の模様に

なあ月が 
見え ....
魚の名前や花の名前に似ているけど
それとは違う言葉
直線ではなく曲線にも似ていない
それでも閉じている言葉

数え切れないそれらを
生み出しては忘れ去り
墓標をたてては
思い出と気取っ ....
どこからか流れ始める秋の風
大地を冷ます川が流れる
風の川
降りるよりかは染みてゆく
潮騒のみが海に吹き抜く

秋風の流れる様は見えずとも
草木が癒える姿が見える
風の森
集うよりか ....
のら犬がいた

そいつは
安全な距離を保ちながら
一生懸命に
オレを吠えた

かるく
しっぽが揺れていた
もとは白かっただろうに
よごれた茶色が寂しかった


砂利道にし ....
女が日盛りの中 黒い蝶を追つてくる
蝶は女の心の反映そのままに
定めなく飛び 深い森に迷ひ込む

木下闇の黒蝶は 決して見えない
陽だまりに現れるのを待つしかないが
いつまでも待つ ....
上空から見下ろす海

小刻みにさざ波たっている

雲は氷山のように海に浮かぶ



前方には白く大きな空中要塞

近づくとそこは雲海となり

白いふわふわの絨毯に変わる

 ....
水色のキャンパス
白い花びら、ふたつ、みつ
風の描いたような君の唄
軽く手をふるハロー、ハロー


 鉛筆画の微笑みは
 鉛色の雫でできてるの
 はじめから
 うまくのれてなかった、 ....
心はいつも回転扉
くるくる回って踊り子になる
あなたの心を行ったり来たり
赤い靴は止まらない

どうか教えて その一言を
魔法が解ける不思議な呪文
あたしの足は血で滲み
いつしか心の傷 ....
笑顔でいてね
幸せになってね
漠然と

笑顔の裏に涙を抱えることもあるでしょう
幸せの形を模索する日もあるでしょう
   
生まれてきたことを疑問に思い
母を恨むこともあるでしょうか? ....
ブラボー!
物言わぬ獣だってさ
そんなときには
ブラボー、ブラボーと叫ぶんだ

なに言ってんのそんな暇に
自転車ドロボー掴まえろ
2本足なら十分だ

羽根が生えたから飛んでっ ....
 もう動くことなどないように見える
 古ぼけて置き去りにされたバイク

 街の片隅でご主人様から捨てられた
 輝かしい時代もあっただろう
 購入したてのピカピカの時代もあっただろう

 ....
{引用=>>壱}

エモーションばかり片手間に
いじってばかりで厭になる
データの海に溺れてる
おしゃまなあなたは解像度低めな顔


ビル街をてららチカってる
深夜パレー ....
僕が背負ってきた物の重さを考えてみた
責任や重圧や期待を何回も踏み{ルビ躙=にじ}ってきたってきたから
今は背中が軽くて何処までも歩いていける

小さな鞄の中を全部出しても大切な物は何に ....
愛しい私の娘よと
かあさま まりひとつ投げました
まりはお空に留まっていつも私を照らします


私の愛しい娘よと
かあさま おべべ掛けました
おべべは山に干したまま季節の色に染 ....
遅れてきた夏があおい空をひらく
零していったのは熱量と蝉の声だけじゃなく
あの時から又一年が積み重なって
封印してきた気持ちが崩れていく
月日が過ぎても消えない物ってあるんだね
いつか、 ....
曇った空の下では
海も鈍い色をしていた
打ち寄せる波の先だけは白く
足元に届けられて

よーく目を凝らして見てごらん
水平線が弧を描いている
停留しているタンカーが遥か沖のほうで
 ....
いろいろな きまぐれで
そらのむこうをおもう

あきのかぜが さわやかで
おさけがおいしい

だれかきてくれれば
とてもうれしい

ひとりでも
なんとなくすぎてゆく


かわ ....
遠く遠くから満々とやってくる波は
飽きることを知らぬ
続く続くその暗い顔をした波は
引くことを知っている

夏の終わりに
交わした約束は
通り雨が流していく

この手に確かにあった
 ....
一人一人が想う
それぞれの秋

赤と黄色の山道を
静けさと侘びの中に
その身を収め
大自然に心を染める
それぞれの秋

一人一人が抱く
それぞれの秋

満月と星々の夜空を
虫 ....
お前はいったい何処から来、
そしてまた、何処へ行くのか?
今だ{ルビ何=なん}にも
僕に答えを 教えてくれない。

知っているのは、今のこの温かさ。
由来は、何処までも遡れる温かさ。
時 ....
チーズになった
わたしとあなた
とろとろ
都会を
とろとろ
地球を
とろとろ
つつみこんでいく

やがて
おなかを空かした
とても大きな
ピンク色した怪獣 ....
砂糖が乾いていく
あるいは溶けていく
運ばれていく
最初からそこにはなかった
かもしれない
舞う風、の風上
私はただ口を開けて
私の中を乾かすことを止めようとしない

追い掛けること ....
最後の窓景色
それは冬だった
初雪が降っていてガラスに露が付いていた
無意識で指で文字を描く

「いってきます。」

落書き塗れのノートや塗り潰した教科書
机の上で埃を被っ ....
質量分析器に入れたんですよね
猫を見張りにしたんですよね
ネズミの餌を与えたんですよね
着た切り雀に貸し与えたんですよね
DNA分析の結果が分かるまでは
なにもしないで居たのですか ....
月が

沈む




やけっぱちでアッパーな呪文で


東京湾へ流れ込む川の底のような
町をそのように歩き始める
僕たちは僕たちの位置を確認する
ニートフルな事情でぬるい現実 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15806)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手は届かない- 千波 一 ...自由詩12*06-9-13
薔薇の花咲く花園で- 未有花自由詩9*06-9-13
まどろみの午後- 山崎 風 ...自由詩306-9-13
旅立つ前- AKiHiCo自由詩206-9-13
濡れた手- れるむ自由詩106-9-13
ゼブラ- 水在らあ ...自由詩37*06-9-13
大人になって、僕は- たりぽん ...自由詩18*06-9-12
語るよりかは黙らせる- ぽえむ君自由詩9*06-9-12
久しぶりに微笑んだ- 千波 一 ...自由詩15*06-9-12
黒き蝶- 杉菜 晃自由詩6*06-9-12
空と海が溶けて- ajisai自由詩6*06-9-12
秋空のシルエット- 佐野権太自由詩20*06-9-12
心はいつも回転扉- 未有花自由詩9*06-9-12
願い星- シュガー ...自由詩3*06-9-12
ブラボー- あおば自由詩5*06-9-12
古ぼけたバイク- 山崎 風 ...自由詩306-9-12
ネットゲーム@東のヒキコモリ- 木賊ゾク自由詩306-9-11
未完成な旅路- 海月自由詩2*06-9-11
おとぎばなし- ひじり自由詩5*06-9-11
*魂、魂、降って来よ*- かおる自由詩7*06-9-11
海を連れて帰る- LEO自由詩15*06-9-11
きまぐれ- 日朗歩野自由詩706-9-11
波は知っている_______- さくらほ自由詩14*06-9-11
それぞれの秋- ぽえむ君自由詩9*06-9-11
30、命_【いのち】- 雨宮 之 ...自由詩2*06-9-11
ふたりの愛は果てしなく- 壺内モモ ...自由詩7*06-9-11
舞う風- 霜天自由詩806-9-11
言葉旅- 海月自由詩3*06-9-11
魂、魂、降って来よ- あおば自由詩4*06-9-10
ワン- モリマサ ...自由詩1406-9-10

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