すべてのおすすめ
姉は鏡を持って出てきた
お母さんは?
と聞くと
買い物に行った
と言った

彼女は看護士をやっていて
だから、医者とは絶対に結婚しないそうだ
まだ、結婚に可能性のある姉が
希望をひと ....
それって大した問題じゃないけれど
ピアノが弾けない

ほ の音も ろ の音も知らない私は
いいいー と口ずさんでは
猫を踏んでしまった男の歌が
倍速で流れる

頭の中

やっぱりピ ....
公園の木々は
真っ黒な影を映しだし
セミの鳴き声が
コンクリートに反射する
コンビニまで全員ダッシュ
ラーメン屋から野球中継が漏れてくる


この汗は熱気のせいじゃない
自分でもよく ....
午前中 やるべき事を済ませたなら・・・
軽い昼食と読み止しの本が本棚から取り出され・・・

午後は街に出る

見慣れた商店街
人通りが心もち多いのか
気候が良い分 空気と肌の触れ合いを楽 ....
私待ちきれなかったの
あの頃の情熱はもう私にはないけれど
あの頃のときめきは
今でも私の中に生きているわ

また私の好きな季節がやって来て
あなたと出会った頃を思い出したの

鮮やかな ....
誕生日というものをくれたひと
新しい湯呑み茶碗を贈った

そういうことかと
電話越しの妹は苦笑していた
本当に贈りたいものは
第二 ではなく 二度目
きっとうなずいているであろう妹は
 ....
 
海辺に残した
叫び声を抱いて
自分を疑い 受け入れる。

うまく吐き出せないまま
膨らんでいく
重い重い「愛」と言い聞かせ
鎖に近い感覚で。

壊れる前に手を離せるほど
器用 ....
{画像=071202005950.jpg}


それはsora色のシャツ

soraのくうきの燦めきがプリントされている

soraにかざすと青空が拡がるの!

白いくせにsoraが ....
僕はタバコを吸う

煙はどこかへ流れる

夢の中で小さな花を手折った
夢の中では小さな花を吸っていた
甘い香りの先に少しほの苦い味がして
僕は花を「ぺっ」と吐き捨てた

花を捨てた僕 ....
白いシャツの腕をまくりあげ
太陽を肌の上に滑らせる
二の腕の火傷のあとが

額を太陽光にむけて
第三の眼を養う
速読の技術

午前中の爽やかな空気を腹いっぱい溜める

心をまとめる ....
すこし昔の話をしよう
僕らがまだ幼くて
あまりに子供だった時の事を

覚えてるかな
手のひらにのせた楓の葉を
引き裂き 引き裂き
空に舞い上げた日の事を
母さんが好きだった桜の花を
 ....
なまなましい透明な輪郭ばかりが
声をともなって底からわきあがってくる。
止めようと思ってもとまらない
体が、ふるえる、ふるえる。ふるえながら
私はあなたのゆびばかりをしゃぶった。
止まらない ....
「モクテキは何か」
「今 何をユウセンすべきか」
「シテンをどこに置くかが重要だ」


(なんて
 ゴシドウくださるおかげで)


くちゃくちゃの紙クズみたいな
オツムの中は
ひ ....
空の名は
曇ることが ない

大雨だろうと
快晴だろうと
空は、空

不純なものの一切を
それとは知らずに
ながらく含み

おそらく とわに
静止をしたまま



 ....
雨が降り始めたと思い、傘をさす
ぺたんっぺたんっ
それはスタンプたち
地面の所々に少しづつ、きれいな幾何学模様が現れる
増えて繋がっていく黒い模様に引き寄せられるように見入っていると
徐々に ....
 その町は、塩で出来ていた。


塩で覆われた町は
夏なのに雪で覆われたように白い




塩の町の
美しい庭を持つ一軒の家
美しい庭には緑のつやのある植え込みがある

家の ....
街を濡らす雨
叩いているか
あらゆるリズムで
冷たい夜半
霧雨を縫って歩く野良犬
おまえは傘
あらゆる名前を拒んだ空との境界
捨て去ってもその姿に
切り抜かれた水溜まり

この皮膚 ....
艶めかしく
雨に濡れた髪

差し出された謝罪の言葉と赤い傘


どちらも受け取らず

ただ
あなたを誘惑してる
濡れた髪


言葉も傘もいらないの
抱き締めてほしいだけ
 ....
おまじない

君の名前を書く
君の名前を書く
君の名前を三度書く

そうしたら

嬉しくなって

なんでも叶う気がしてきた





 信じられる

信じられる ....
数多(あまた)の田は
既に水が張られ
夜ともなれば蛙が鳴き、
やがて狂おしいほどの肌の火照り、

野鯉を釣った後の
烈しい血の騒ぎも抑えがたく
儀式は、六月のうちに
さも義人を装って
 ....
湿り気のある空気が押しつけて

暗い灰色の空から落ちてくる
細い糸のような雨
歩道にあたり
無残に砕けて

この大地を黒く潤す
雨の残骸が田畑で生きて

静かな雨脚に日本の雨季はし ....
爪先で掻き分ける、
さりり、
砂の感触だけが
現実味を帯びる

ひと足ごとに指を刺す貝の欠片は
痛みとは違う顔をして
薄灰色に溶けている


こころの真ん中が
きりきりと痛んで
 ....
 空が晴れていることを
 飴玉にくるんで
 青葉を打って落ちる
 雨が
 夜
 ヘッドライトが近づく路上で
 浸った黒さの中で
 金色の連弾が
 跳ね上げる音は
 かき乱す
 裏側 ....
以下略とかかれた中に
コトコトゆれながら
姿をととのえて
目線を前に向ける

遠くからくるものの予報と
今から行われる今日は
ゴールの前に立たせながら
端から走れと耳打ち

涼しい ....
{画像=080622022551.jpg}

今日もまた
窓硝子に映った自分を見て、
少し微笑んでみせる。

いつもの挨拶
いつもの仕草、

駅前の喫茶店の指定席、
リングノートに ....
カラオケ帰りの深夜二時
車を止めてエンジンを切ると
無音の空間が一面に広がり
取り残されたような気分になった

駐車場から歩いていると
自分の足音がはっきりと聞こえた
その時 ....
うだるような夏休みの夜
水を求めるように
冷凍庫から氷をとり
口に入れる

がりがり
噛み砕いたり

飴玉のように
ゆっくり溶かしたり

氷は40度に満たない
僕の身体にすぐ溶 ....
わたしが
立つはずだった
あなたのお店のカウンター

これからは私の知らない女の人が立つんだ。

わたしが
あなたとの子供授かり
大きいお腹で立つのが夢だった
あなたのお店のカウンタ ....
・パルス
 
 
知って、ほしいと
輪郭をなぞる音が
弾丸のような重みをおびで
摩擦を起こしはじめた
 
昼の夢は
空に手を伸ばす赤ちゃんが生んだ妄想
何を見つけたんだろう
空気 ....
耳掻きをしたら
大きな塊が出てきて
それはティッシュペーパーに包んで捨てたけど
なんだか聞こえが良すぎて
虫の鼓動まで聞こえた時は
部屋に入って来て邪魔な虫も
どうしても殺せなくて
埃の ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 小原あき自由詩20*08-6-25
私はピアノが弾けない- そらの  ...自由詩11*08-6-25
次の問題に答えなさい- つばくら ...自由詩4*08-6-25
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夏の贖罪ー告白ー- 未有花自由詩11+*08-6-25
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ノイズ- Izm自由詩208-6-25
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太陽光- アハウ自由詩4*08-6-24
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今村知晃- モリマサ ...自由詩23*08-6-23
カゴの鳥- 渡 ひろ ...自由詩22*08-6-23
空の名は- 千波 一 ...自由詩9*08-6-23
巻く- ここ自由詩508-6-23
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今日を雨は濡らして- たりぽん ...自由詩508-6-22
さあ_早く- 舞狐自由詩7*08-6-22
- 乱太郎自由詩21*08-6-22
夏越の祓_★- atsuchan69自由詩13*08-6-22
日本の雨季- アハウ自由詩5*08-6-22
海蛍_(一)- 銀猫自由詩18*08-6-22
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公営住宅- 1486 106自由詩6*08-6-22
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ごめんね- こころゆ ...自由詩6*08-6-21
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耳掻き- 小原あき自由詩10+*08-6-20

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