すべてのおすすめ
このようにして
夏を取り巻く呼吸は
やがて薄れていくのです
擦り剥いてしまった、膝のような
削られていく私たちを
夏空はどんなふうに
抱いてくれるでしょう


グラスの中の氷は
き ....
痛いとかかゆいとか
間抜けな人は嘘でもいいやと
マルをつけた
早く治るといいね

ピンクが好きだと言ったのね
そんなのもう
鳴り響かない
ずっと弾いてないから
静電気を放った
早く ....
 満月をみて吠える
 渦潮の中で溺れるような生活

 ま、いっか

 一言でいい
 それが心の微熱を下げてくれる

 一言が見つからない時もある
 何度も自分で作りあげた神様と話し合 ....
黄緑色の ミニかえる
サンダルの先に はねてきた
白い靴下 汚れそうな脇道で
待ってても咲いてしまった花は
当惑する

みたでしょう もう
もう できることはないの

ただ こうして ....
色あせてゆく
その言葉に
偽りの色のせぬよう


くちびるよ
痛みに目を覚ませ
熱をもてあますな
気持ちを厭うな


私の中の陽は
言葉でしか燃えぬ
それしか知らぬ

ど ....
私は言葉だ
私は日々 消費される 切り売りされている
切り花のように美しく 華美でいて
造花のように どこかしら胡散臭い
私は言葉という散財好きな令嬢である
はたまた この世で最も蔑視される ....
夜を乗り越える呪文
古いノートの落書きから思い出す
詠み方を忘れた大人には
雑踏に落ちている足音に似て
あどけなく残酷な

季節を乗り越える呪文
変色した写真の束から探し出す
今日しか ....
 目の前に風
 背には夕陽
 足元に影

 この時期
 そう この時期

 胸騒ぎ

 浴衣

 ピンクの浴衣

 ベビーフェイス
 エロチックな唇

 真っ直ぐに ....
内因性の空虚
の反動としての
輪郭の硬質化 尖鋭化

そのようにして護られた空虚
へ美しく複雑な事象たちがもたらす反響にのみ
研ぎ澄まされる耳
響きの極まる場所を探して浮遊す ....
バザールは活気に満ち溢れていた

女たちは色鮮やかな衣装を身に纏い
自慢の品々を並べて
旅人たちに朗らかな笑みを投げかける
すべては明日の命の糧の
マナトを稼ぐための軽妙な話術

 ....
あ、お帰りなさい
お疲れさま
シ、静かにね、うちの天使は夢の中です
あ、汗臭い手で起こしちゃダ、メ
今日は久しぶりに水遊びしたから
ミホちゃんはもうぐっすりなの
ほら、早くお風呂入っち ....
未知がある限り
未来はある

困難が続く限り
目標が生まれ
挫折を味わう限り
希望が見えてくる

面倒を避け恐れに屈し
最多の色に同化することを
幸せとは言わない

苦労が続く ....
泣きたいほど
貴方に伝えたい言葉が有ります
私ごときが
貴方に言えた義理では無いのですけれど
どうか笑って許して下さい

一歩前に進んで

貴方に声をかける

呼吸が

止まっ ....
先生 にんげんとは
さびしい、本当にさびしい生き物だと私はきいたのです
世界にはパンのひとかけらや真水のひとしずくを
ひびわれた皿のような目をして待っているうちに
そのパンやその水の代償になっ ....
この光景を目に焼き付けよう
柔らかに
無垢に
向けられた笑顔
夕日が雲を照らす背景の中

地球は美しく緑を湛え
平和に感謝する心が湧き出す

緑の声
風の優しさ
愛は近くに

 ....
日没にはまだ少し早い
真昼の太陽で暖まった道は
この足どりを重たくする

ふうと
ため息に似て
諦めともつかない
息を吐きかけたとき
風が首のあたりを
掠めていく

この道の
 ....
日が暮れたあとの海岸は
月に映える波とまだ暖かい砂
泡立つ波がレースのように
波打ち際を白く飾る

肩越しに見えた打ち上げ花火
風に乗って来た歓声と
建物から漏れる無数の明かり
夜 ....
南の海に、
どんぶら浮かぶ、
にぽぽ島は、
独立国である。

にぽぽ島は王政で、
現国王は、
にぽぽ・ぱぱ十四世。

にぽぽ歴、
四百年に即位した彼 ....
     うつむいてしまうとき、

     あなたの笑顔をおもいます

     あなたはわたしの

     元気の素です

     わたしも
  
   ....
人生思い返せば 嫌なことが 思い出させる・・・

しなかった後悔 してしまった後悔 

いろいろあるけれど

それが私の生き方 周りをうらやましがったって何も 変わらない。

我慢して ....
春の陽射しに包まれた
消えゆく雪のその薫り
蒼白の日々の儚げな薫り

ひんやりとしたあたたかさは
春の命にとけて
空の色になって

泥に塗れた冷たさは
思い出を残すこともなく
 ....
救われたいために
あの町を出たんじゃない
ましてや逃げたかったわけでもない
ただ、確かめたかった

私はもっと素晴らしい私に
子供の頃に憧れた大人に
じっとりと動けないような
貝殻 ....
うやむやに熔けてしまっていませんか
その夕暮れに

指揮棒に従うことで
いくつの雑音を聞かずに済みましたか


なつかしい歌たちに包まれたい日があります
拒みたい日もあります

 ....
ガソリンが 値上がりし続け
保険の お得な前納システムにさえ
不安で 躊躇してしまう
変動したら 上乗せして払うのか

道路工事で 渋滞の通勤道路
わずか数十メートルの道を整えるため
 ....
イワシの缶詰を

買ってきて

もらった

イワシの缶詰の空き缶は

魚臭いから野良猫が咥えて

行くんだ

カランコロンと音を立てながら

猫がイワシの油を舐めるんだ
たまご
ようちゅう
さなぎ
うか

烏揚羽

とまった
ゆびさき
あけた
まど

ゆらっと
かしぎ
ひらっと
はためき

さっと
こうか

ぱくっと
たべた
 ....
ひかりの断片がまちまちに彩る景色の
これ以上無い非日常さに腕をひかれたように
散らかった部屋を放ってわたしは外に飛びだした
今日の天気がうすくもりなのか
目にかかるレンズのうすくもりなのか
 ....
 光り輝く美しい世界


 のはず


 傷つけあい

 罵り合い

 奪い合い

 感覚が麻痺するような連日の悲しいニュース

 笑っていられない

 もう、部屋 ....
炎の塊がどんどん大きくなっていく

僕の心もどんどん大きくなっていく

知らず知らず僕は少しずつ大人になっていった

まだ子どものままでいたい

ピーターパンシンドロームでもい ....
ごみ袋を引きずって、
外に出る。
家の外に出るのは、
三日ぶりだ。

ずるずると、
アスファルトの上を、
引きずって運ぶ。

集積所の周りでは、
ご ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏水- 霜天自由詩1006-7-30
早く治るといいね- アサリナ自由詩10*06-7-30
しかし- 山崎 風 ...自由詩2*06-7-29
レイン_リフレイン- 砂木自由詩9*06-7-29
ノン_セピア- さくらほ自由詩14*06-7-29
「愛している」- きりえし ...自由詩8*06-7-29
驟雨の足音、あどけなく- たりぽん ...自由詩17*06-7-29
天神祭り_浴衣の幻影- 山崎 風 ...自由詩3*06-7-29
自動装置- 塔野夏子自由詩7*06-7-29
世界の社長から〜今日はトルクメニスタンです〜- 落合朱美自由詩20*06-7-29
*人の会話*- かおる自由詩8*06-7-29
未知がある限り未来はある- ぽえむ君自由詩3*06-7-29
月のしずくと炭酸水〜夕焼け色を飲み込んで〜- プル式自由詩7*06-7-29
青色の血- 明日殻笑 ...自由詩8*06-7-29
空の音- シュガー ...自由詩3*06-7-29
夕刻、蝉の声- LEO自由詩14*06-7-28
まるで潮風のように- bjorn自由詩9*06-7-28
「_にぽぽ島から、こんにちは。_-_にぽぽ島お昼寝だより、そ ...- PULL.自由詩14*06-7-28
追伸- 逢坂桜自由詩8*06-7-28
心行くままに- renchu自由詩306-7-28
春の陽射し、冬の残り香- チェザー ...自由詩806-7-28
シークワーサーの缶チューハイ- 麒麟自由詩2*06-7-28
メイプル・ハープ- 千波 一 ...自由詩24+*06-7-28
瓦礫が増えていく- 砂木自由詩6*06-7-27
鰯の缶詰- たかよし自由詩7*06-7-27
黒色- 自由詩306-7-27
夏の次の季節- 明日殻笑 ...自由詩9*06-7-27
無題- 山崎 風 ...自由詩4*06-7-27
大人と子どもってなにが違うの?- こめ自由詩1206-7-27
「_みごみ。_」- PULL.自由詩10*06-7-27

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