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少し前まで 
座っていた席の下に 
置き忘れた
飲みかけのペットボトルを 
扉を閉めた電車は 
線路のかなたへ運んでいった 

きっと 
作業着姿の誰かが 
忘れたゴミを 
無表情 ....
夏祭りが終わった
その次の日の朝
不思議な世界だったこの公園は
いつもの公園を
たた狭くしているだけの
小さな空間でしかなかった
組み立てられていた木材が
リズムよく折りたたまれてゆく
 ....
全て乾いて
回り続けた
車窓に滲んだレールの錆が
鵲の群尾に一つ文字を願い 回る
回って、それは
草みどり 瓦屋根
白熱灯と傘 老女の舌先
流れてゆくのは
車窓に滲んだレールの錆が ....
 時折強く向かい風が吹きつける
 僕達は髪を風にまかせ
 地平線から昇る太陽に願いを贈る

 元々は花と風と太陽だけのこのランド
 どこへ向かうかで悩む必要なんかなかったんだ

 ほ ....
世界地図の下に貼り付けてある
アイドルの切り抜き

骨髄バンクに登録をって
生前の拳を掲げた姿が
笑顔で写っている

歌声は今も響く
妖精のような可憐な彼女が
何 ....
残暑 ひとしずく 
ゆるゆると溶かす
慣れた絵筆が
パレットの上で色を作る
頬も胸も
灯の色にいろづけて

夕焼けに
どこへも行きたくなくて
どこにも帰りたくなくて
バイクの君の背 ....
ぼくらは ずっと待っていた
ぼくらの町へ 乾いた貿易風が吹く季節を
帆をぱんぱんに張り 胸板の厚い奴らが
また 町を訪れる春の季節を

むすめどもばかりか 近所の後家や亭主持ちすら
こころ ....
 トラウマが未来をかじる
 怠惰な生活の中で
 落ちぶれていく自分を慰める
 生きてさえいればいいのかも知れない

 それでも時折天使は微笑む
 毎日が楽しい
 そんな境涯になりたい ....
目の前が真っ暗さ、チェリー。
かすんだソーダ水がもたらした微かな希望は
拳の間から するり はらり とけおちてった。

君がくれたもの、なんだっけ
(ほら、だって僕は君がいるだけでい ....
 叩きつけた拳は、ざっくりと裂けた。引き
抜くと何かが落ちて、コンクリートを叩く。
歯だ。血塗れの口を押さえのたうち回る一人
目の腹に、つま先を食い込ませる。骨の ....
あなたの行きつけのジャズ・バーへ
初めて連れていってもらった
薄暗い店内は煙草の匂いが染みつき
レトロな丸いテーブルと椅子が
老舗といわれる趣を物語っている


店のウエイターがにこやか ....
ウキウキどきどき
はらはらルンルン
ちょっと贅沢な時間
車に乗って

少年は高島屋を
高○と作文に書いた。
先生になんだこれ!
と怒られた。

ちょっと上質の気分
少年はいつしか ....
すき間だらけのひとが立っているすき間に
種を埋めこんでみる
やがてたくさんの花に包まれるそれが
しあわせの形なんだろう

うまく表現できない
弁護士でもないわけだから
語り尽くさなくても ....
カラン コロンとドアを開け
馨 珈琲豆

カウンターをすりぬけ
マスターがシャカシャカと
カクテルをまぜる音が
懐かしい〜

レモンを一滴二滴を
しぼるが、口の中の
唾液をさそ ....
頭痛の理由は
きっと記憶の右裏にあって
鎮痛剤は捜し当てられない
 
 
迷路を更に複雑にした
毛細血管の集落で
私は愛してるを
どのくらい循環させられるの
 
 
 
耳から ....
幸せなら
フエラムネをふこう
あなたの小さなくちびるを思い出しながら
フエラムネをふこう
甘酸っぱくて
懐かしくて
いとおしい

フエラムネ
勢いよくふけば
空に響き渡り
鳥たち ....
かいちゃんの宝物
それはおしゃぶり
生後2ヶ月の頃から
いつもそばにいてくれた大事な友達

君さえいれば
かいちゃんはいつもご機嫌
夜もぐっすり眠ってくれるし
ママは正直大分君に助けら ....
見送る後ろ姿のせつなさは
一瞬で泡となった
困り顔
つたない「すいません」
バスに乗り遅れたことを
早鐘打たせながら
感謝する
この人に乗り遅れてはいけないと
粟立たせながら
ココロ ....
いまごろ
どこに
浮いているか

風をつかむよう
指をひろげても
空をきるばかり

なにかとすり替えられたわけでも
なかろうに・・・
見事に
はたされない

急にうしろか ....
   積乱雲を夕刻に照らし
   今日の終わりの貌
   南南東に流れてゆく
   身代わりの月は
   時々かすみ
   雲よりも遠くで
   私を笑っている

またたく稲妻が呼ぶ
 ....
涙が流れて色になる

どんなことであれ
何か一つのことができるまで
寒くて凍えそうになっても
暑くて動けなくなりかけても
泣くことを我慢して
ようやく成し遂げる
その時になって
自然 ....
一行が零れてきそうな
静けさに
眠りなさい と
夜は耳元でささやく

白い羽を揺らす誘惑に
応えようとする肉体
沼地の底に落とされるかもしれない
そんな不安は
片顔隠した月が
煙草 ....
朝の太陽が 岩陰の
涼しげな 水に
ポツリポツリとたまる
水壺に光を差し
彩る

オーロラ色が
右左へと
飛び散る水面が 綺麗

竹筒より 流れる水が
乾く喉を誘い

手をす ....
夏の夜

かなわない恋に

何を期待しているの

ゆかた姿のあなたが

花火の色に染まったとき

私が背伸びをしたって

届かないとわかった




打ち上げ花火のよ ....
深い底に揺れる魚
泡に守られ音も遮り
悲しい夢は見ないのと
とっぷり沈んで眠りについて

真珠に珊瑚にキラキラと
底に輝く宝石の中
涙だけが浮き上がり
日の光を反射する

全て忘れ ....
トンネルを抜けると
そこは火の玉の中だった。
ドラゴンの怒りは
熱かった。

アイスを頬張り
扇風機に当たり
汗たらして
ハンカチでぬぐう

熱視線は否応無しに
注がれて困り果て ....
ボールペンの中
色づけされた決め事が
力を預けられなければ
生きた証をはしらせられないことと
無関係に沈黙している

トンネルに守られてる
暗闇の声達

キャップをとって
かみへ
 ....
誰も
さよならを言わない
誰も、何も、言わない





ジ、


ただ
重々しい青へ、空の、青へ
弾け散るように飛び立った蝉の
既にこげ ....
公園のトイレの結界を破り
用を足そうとすると
紙がない

わたしは紙を探す旅に出た

トイレの予約は
忘れずに

回数券で地下鉄を一駅
街頭でティッシュ配りをしている
手に取ると ....
広告のチラシに空白を作って
自分の世界を広げていたころ
遥かに遠い場所で
狂っていた気がする
 
夏休み
朝顔
日記帳
 
全て投げ出して
風鈴を眺めてた
ちりんちりんと
感覚 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
誰かの手- 服部 剛自由詩607-8-26
夏祭り- ぽえむ君自由詩6*07-8-26
遠ざかる夏- soft_machine自由詩8+*07-8-26
新たな旅路- 山崎 風 ...自由詩107-8-26
シャウト- 砂木自由詩4*07-8-26
残暑見舞い- さくらほ自由詩8*07-8-25
貿易風の吹く頃- The Boys On ...自由詩3*07-8-25
花が咲く- 山崎 風 ...自由詩407-8-25
ソーダ。- 哀詩自由詩1*07-8-24
「_殺夏。_」- PULL.自由詩3*07-8-24
ジャズ・バー- 渡 ひろ ...自由詩7*07-8-24
アドバルーン- ペポパン ...自由詩4*07-8-24
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菩堤樹- 鈴鈴自由詩4*07-8-24
キミ≠鎮痛剤- 青井 茜自由詩5*07-8-24
フエラムネ- 壺内モモ ...自由詩207-8-23
かいちゃんとおしゃぶり- 未有花自由詩6*07-8-23
遭値- FUBAR自由詩6*07-8-23
約束- 美砂自由詩4*07-8-22
くうふうりん- たりぽん ...自由詩11*07-8-22
涙が流れて色になる- ぽえむ君自由詩12*07-8-22
夜中の十二時- 乱太郎自由詩18*07-8-22
ο゜☆水の精ο゜☆- 鈴鈴自由詩3*07-8-22
花火- 森下 流 ...自由詩5*07-8-22
お休みのとき- 茉莉香自由詩407-8-22
ジャンプ- ペポパン ...自由詩7*07-8-22
色づく紙- 砂木自由詩6*07-8-22
滴る耳- A道化自由詩2507-8-22
白い少女- 悠詩自由詩5*07-8-22
遡る- ゆるこ自由詩5*07-8-22

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