すべてのおすすめ
夏の夜に
いくつもの太陽を揺らすひまわり達 
仕事帰りの疲れた男に 

 わさ わさ わさ わさ 

大きい緑の手のひらを振る 

日々の職場では 
密かな善意を誤解され 

  ....
振り向けばきみがいて
何気なく微笑みかけながら
つなごうか って
手をさしのべてくれる

あたりまえの情景を
いつまでも信じていたかったんだ

どうか
星たちが灰になる ....
君と
君の子供と
動物園へ遊びに行く

動物園のない町に住んでいるので
キリンもカバも見たことがないからと
地下鉄に乗っている間も
図鑑で予習に余念のない二人を
窓鏡に映る姿で見つめる ....
何もない

私の中には何もない



かつて私の中にあったもの

一体何処へ消えてしまったのか

どうして失くしてしまったのだろう

あんなに大事なものだったのに

私の ....
握り締めた掌をゆっくり開こう

降り注ぐ月灯りがどこまでも透明で
窓を開ければ秋の風が髪を撫でる
心にいつの間にか出来た傷を
そっと両手で隠しながら
笑顔で貴方を見よう

泣いてはいけ ....
?.

あなたを
あなたのすてきなところを

一日
大切にする

あなたを
あなたの汚れたところを

裏返して
日に透かしてみると
おかしな影ができるから
その影に指で ....
母さんは言った

雨が降るかもしれないから
傘を持っていきなさいって

少しくらい濡れてもいいと思った

朝起きたら
神様に祈りなさいって

仕方がないから祈った

理不尽があ ....
灰色の空を{ルビ背景=うしろ}に
 黒い背広を着た男、
 街燈の、直立不動の寂しさに、
 北風に、灯は揺れる・・・・・・・その昔、
この道を{ルビ通=かよ}った男が
 そこに見た嘘の女を
 ....
バックする車に轢かれて
空が青いと知ったのよ
それから
しわしわのブルドッグがやってきた

ぱっくり割れた空から
ぽたぽた
青いのが降ってくると思ったのね
息をしながらふたりで待ってた ....
 正直者はバカを見る世の中
 それでも自分に嘘をつきたくないのだが

 蜘蛛の巣のように張り巡らされた友人関係
 一人をたてれば一人がくさる
 本当のことを話せば諍いがおこる
 修羅場はま ....
儚い季節/ つかの間の恋

血の滲んだ口元の傷に、
水色のハンカチをあてながら
秋の風/ さまよう校舎の屋上
「君とふたり〜蝶々になって

君が舐めてくれた/ その傷
愛の痛みを知らな ....
     愛は無償で尊いもの

     疑いは黒く重たいもの

     憎しみは根を張り縛るもの

     安らぎは人との関わりに不可欠のもの

     生きるとは力強くあ ....
三ヶ月の月日がたったら
僕を食べておくれ
きっとうまい具合に熟れて
おまえを喜ばすことができるだろう
何だって!食べたくないだって!
嘘を言うのじゃないさ
おまえはいつだって舌なめずりして ....
朝に
林檎がもがれる


それは
太陽になり
風になり
私のもとへとやって来る


おはよう
ごきげんいかが
と はにかんで


さくりと
歯に当てた
ほのかな酸味
 ....
雨が上がったその道で
どこからともなく吹いてくる
シャボン玉

次から次へと線となり
弧となり
連なる透明の球

曇った空を照らしながら
やがて溶けてゆく
風に流れるシャボン玉
 ....
 暗い夜中と散歩した
 あの思い出は忘れまい
 空に一羽の白鳥が飛んでいた

 躊躇うな、―やっていいんだ
 機会は魂のなかに訪れる
 うら若い{ルビ紳士=・・}の中におとずれる

  ....
ぎしぎしと影の中から

不気味な音が聴こえる



何かが私の中で芽生えようとする

予兆なのだろうか



私は闇に引きずり込まれたくはない

光の中に在り続けたいん ....
涙を2つください

1つは自分のために

1つはあの人のために

こんな深夜にすみません

いえ、ハンカチはいりません

注文は以上です

こんな深夜にすみません
夕闇の
あの色が好きです
切なさをひとつぶ
いとおしさを一粒
弄んでは
つぶすたびに
広がってゆく葡萄色

甘いあまいのは
街の匂い
あなたとはぐれた
秋の匂い

五 ....
果てが薄闇にかすむ一本道
日が昇れば
僕は人を殺しに出かけていく

私が売るものは
身体ではなく情報なのよ

凛とした横顔
足首の清々しい青
彼女はコールガール
僕のたった一人の ....
人々が漏らす{ルビ溜息=ためいき}で 
街の輪郭が{ルビ歪=ゆが}む土曜日の夜 

場末の Bar の片隅で 
翼の生えたアダムとイブの人形は壁に{ルビ凭=もた}れ 
虚ろな瞳で古時計をみつ ....
あなたが優しく息を吸い
ふい と息の根を止めた時
私は とても幸福でした


流れる雲は川面に映り
青い空を魚は流れる
錯覚しておいで
この手の平の陽に
飛ぶ魚よ 飛ぶ鳥のように
 ....
どうあがいても 結局この悪循環から 抜け出すことは できなくて

日々のルーチンワークの合間に 見えない悲鳴を撒き散らすことを
僕はまた 初めてしまう


抜け出す手立てが ゼロなのかと  ....
人は通る事ない道だけど標識があるんだ
錆付いていて何を標しているか分からないが・・・
寧ろ、分かろうともしないままに
僕は進んだ

左右に揺さぶれらながも必死に縋り付く
皮製の手 ....
 茜空が僕達を照らしてる
 きれいなオレンジ色に映るボールを
 投げては受け
 受けては投げ
 
 弟と家の前の路地で
 夜の帳が降りるまで
 キャッチボールをしていた

 やがて味 ....
渋茶と一緒に供する三時のおやつ

羊羹が出てくるとなんとなく胸が痛んだ

歯の裏に引っ付いてくる粘着性
苦みを感じてしまう程の甘さ
綿々と続く伝統の重さ
洋菓子が醸し出す空気たっぷり ....
朝の光が差し込んで
僕は夜の海から掬われる
灯台の灯に照らされて
船はいつか僕を見つけるだろう

遠く鐘の音が聞こえ
近く電車の軋む音もする
遥かより陽は昇り
影が僕の背中から着いてく ....
アタマniくるアタマniくると言いながら頭突き

ネコ頭巾ちゃんが
黒頭巾に見える日は
トサカに来ているから
ヘッドハンターをぶん殴る
風来坊の
銀さんは
掏摸だったというのに
人切 ....
きりきりと張られた
暗い夜道

向かう音のない雨
片側だけで 聴く耳
もうひとつの行方 

舗道を流れる
外灯の明りに
寄りすがり
つぶてに 落とされた 蛾

パタパタと 動か ....
いつしか子どもたちは
走り方を忘れていった
いつしか大人たちも
走らせ方を忘れていった

走ることの大切さよりも
走ることの危険さが
叫ばれるようになった
走ることによって
強くなっ ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひまわり仏_- 服部 剛自由詩17*06-9-19
プリズム- なるせ自由詩206-9-19
天王寺動物園に動物を見に行く- たりぽん ...自由詩15*06-9-19
空虚- ajisai自由詩4*06-9-19
背中を押されて- AKiHiCo自由詩206-9-19
あなた- 水在らあ ...自由詩76+*06-9-19
傘が要る- ささやま ...自由詩5*06-9-19
氷った街角- 白雨自由詩6*06-9-19
巻き戻し/再生- アサリナ自由詩6*06-9-19
嘘でもいい- 山崎 風 ...自由詩406-9-18
僕が奪った人形- atsuchan69自由詩5*06-9-18
貴方へのおもい、私の言葉- 逢坂桜自由詩4*06-9-18
デザート- 未有花自由詩8*06-9-18
林檎の朝- 石瀬琳々自由詩17*06-9-18
雨上がりのシャボン玉- ぽえむ君自由詩6*06-9-18
月とふたりで- 白雨自由詩1*06-9-18
ソーラーパワー- ajisai自由詩3*06-9-18
a_restaurant.- ささやま ...自由詩4+*06-9-18
葡萄色の- Rin K自由詩35*06-9-18
ナイトウォーカー- 藤原有絵自由詩6*06-9-18
堕天使達の夜_- 服部 剛自由詩11*06-9-17
幸福な九月- 千月 話 ...自由詩18*06-9-17
脱走- ウデラコ ...自由詩2*06-9-17
道標- 海月自由詩4*06-9-17
キャッチボール- 山崎 風 ...自由詩806-9-17
*羊羹の裏*- かおる自由詩8*06-9-17
35、希望_【きぼう】- 雨宮 之 ...自由詩1*06-9-17
敬老の日- あおば自由詩5*06-9-17
背中の背中に潤う寝息- 砂木自由詩13*06-9-17
走り方を忘れた子どもたち- ぽえむ君自由詩12*06-9-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528