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あなたの笑顔の陰に
涙があるのを知ったのは
あなたの日記を読んだ時だ

「あの人を愛していて
 眠れなくて
 眠れなくて
 あの人が帰ってしまったら
 私は淋しくてたまらなくて」

 ....
聞いてあげるわよ
話ぐらい

ポケットの中の
ハンカチを出して
ため息ついて
情けない姿ね

表に飛ぶ蛾の
失笑を買ってる

元気を出して
明日は悪いもんじゃない

お財布 ....
「      」

昨夜のあいさつは、耳からこぼれる雨のよう
に切なく潤い熟し、さららと色を空を映す欠
けては満ちる月の鏡。

お早う
もうこんな時間
そろそろ失礼します

耳に残 ....
薄暗い軒先で
植えてもいないのに咲いている
高貴とは程遠い
紫の嫌な匂いを放つ花を
じっと 見ていた



「毒に彩られた花やね。」と教えてくれた
少女の丸くかがんだ背中から
 ....
歩き疲れた素振りを見せず
意固地なくらい背筋を伸ばして
灯りの少ない舗道を歩けば
月の兎と靴音だけがついてくる


無感情に道程を辿り
行く手を遮る列車を見送ると
何故かしら
乗りそ ....
テレビに釘付けになった
パジャマ姿の君
膝の上にはライオンの子どもを乗せて

今夜登場のビーバー君達は偉いな
助け合って巣をつくり
北米の森を豊かにしているのだから

でもライオンは野 ....
あなたが愛と呼ぶものの
正体がわからない
愛がなくても
たぶん
抱きあったりできる
でも
抱きあったりできない
場合もある
だからといって
愛していたり
することだってある

 ....
言葉なく交わすあなたとの言葉

静寂に落ちたひとしずくの音色が

あなたのすべてを物語る

言葉なくあなたを抱きしめて

あなたへの誓いの言葉とする
玄関のドアを開けたら
鈴虫がいた

小さい頃の歌 思い出す

リンリンリンリン リィンリン

鳴くのを待って
じっと見つめる

鳴かない
睨み合う

僕が負けて
歩き出す
 ....
ふとんの中は悲しみの雨
既に日付は変わる
 枯れた目
 枯れた声
 枯れた恋

明日明後日と過ぎていく
時は過ぎることが使命
 枯れた目に目薬をさすのは
 枯れた声を潤すのは
 枯 ....
貴方の瞳があまりにも
澄んだ色をしているから 
向かいあうと俯いてしまって
貴方の爪先ばかりを見ている

眩しいと感じるものが苦手で
目を逸らしてしまうのは
自分の穢 ....
ゆらり美しく舞って現れたあなた
あの日から 頭にこびりついている
夢を見すぎて 離れなくなってしまった
あなたに激しい風が吹いたら
囲んで守ってあげたい
羽が傷つくと 美しく踊れなくなるだろ ....
あなたは、今までどんな道を歩いてきましたか?
それは、厳しかったですか?易しかったですか?
あなたは、今まで誰とその道を歩いてきましたか?
家族とですか?恋人とですか?友人とですか?


 ....
無性に腹が立つことがある
それが全て
考え方の違いで片付けられる


認めることが出来ない

君は僕とは違うんだね

それではすまされない
内側に膿がたまり
侵食されていく

 ....
心の中の風船は 知らないうちにふくらんでいたから
割れるのが怖くて 君に近づけなかった

ぼくの目に映るだけでよかったのに
いつしか近づきたいと思ってしまって
でも勇気がなくて 足踏みして
 ....
コンクリートジャングルを
見下ろす
蒼い空に
真っ白な
ぽわぽわ羊が
たゆたっている

壊れてしまった
レコード盤のような
日常に
膿んで
見上げる空は
高い

鋼 ....
インターホンが壊れてしまって
不在票ばかり、溜まってゆく
ドアをノックする手を
誰も持たない


再配達を
今日は頼んだから、
夕暮れにつづく時刻に
言い訳を抱えて
ドアの内側に寄 ....
"今"は すぐ過去へ
新しい"今"が訪れ、また去る
時の不思議に酔いしれる
この間にも 数多の"今"が生まれ、去る

時間と共にぼ ....
1人では重たい荷物は運べない




1人では手はつなげない




1人では鬼ごっこもかくれんぼもできない




1人ではなにもできない


 ....
おはよう

息が吸える
布団の中は温かい

私は生きている

深呼吸をする
窓を開けて 今日の太陽

私は
まだ生きています

父の写真に
新しい水


お父 ....
こんな都会だから星は輝かない
空を見上げもせず そう思い込んでいた
見えているものを確かめていくのは
立ち止まってみないと難しいのかもしれない


考え込んだ夜 外はあまりに綺麗で
窓の ....
涙は
流れることを許されず
瞳にとどまっていた

雨が
かわりに泣いてくれたので
辛うじてプライドを保っている

物語は
最終章を目の前にして
頁を閉じられた

栞を
 ....
大型台風が 故郷を直撃した夜
携帯電話で
十年以上も音信不通の父の処遇について
妹と話をした

その話の途中
突然の昏倒で緊急入院した母親を持つ恋人から
メールがはいった

その日  ....
折れ曲がったあなたの身体を
まっすぐにするのが
私の仕事

あなたは

あなたの意志を持たない
あなたの影になってしまった

その瞬間
私たちは知ることになる
私たちが
実体と ....
みどりいろに抱かれた想いが
無機質ななまり色に染め上げられていく
黒いトンネルにすっぽりと覆われ
闇が前後左右の感覚も奪う
いつでも フワフワの砂糖菓子のように
アリスの森で戯れたい ....
絡みつくものを解き
降りかかるものを払い

抱え込むなら
両手でしっかりと

歩む

先に行く人や
後ろを行く人

絡ませたままのものや
降り積もるもの

立ち止まりはしな ....
真夜中の
骨の色素が熱を帯びて
暗く
暗く蒸発してゆくのです
未だに守れぬ約束へと

恐ろしく白い
わたしの骨は
いったい何を支えている
夢か幻か否現実か
未来は己で決める

 ....
雄株は欲情に駆られ
自慰を繰り返し
めしべは空気中から
出所不明の花粉を受けて
子を宿す

植物界は古より
一婦多夫世界を構築している
誰も僻まず
誰も疑わず

動物は一人きりを ....
薄暗い廊下の突き当たり
古い鍵を回せば
きらきらと埃が舞うだけの部屋

東のカーテンは色褪せ
ピアノの音色は床に転がって
ソナチネの楽譜も気付かぬふり

窓の外には
金木犀がほろろ零 ....
泣いているのはあの人である
公園の日陰にあるベンチに腰掛けて
遠い目をしていた いつか
ずっと昔心を寄せた人の事を思い出していたのか
それとも。
その乾いた細い指の触れてきた道程を
僕が知 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
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