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暑さ 流れる空間
   自転車に乗った二つの目、通り過ぎるガラスの扉を見つける。
   君は靴を履き、靴は君を支える。
 
   バイクに乗った無数の汗、道路を挟む水田を通る。
   路を進 ....
ぬるい雨に圧され紫陽花の青い首が舗道へ垂れています
私は待っています
触れてくれるでしょう、荒れたアスファルトの
えぐれたままの古傷に溜まる暗い水に、柔らかく


あまりに ....
 あなたは、荒れ狂った、広大な砂地に足を埋めて、飛ばされないように、大時化で、ドロドロとした朝の、ドロドロとした波に打たれて、気絶する、泥土の景色のようだと、あなたは言うから、ねえ、あなたは帰 .... 恋人は、詩を書く人と走る人

ふたりはお互いを知らない

わたしは詩を書く人と暮らしている

わたしは詩を書く人のために食事をつくる

詩を書く人はとてもきれいに日々を食べているので
 ....
ゲリラ兵に捕らえられた僕は
若きリーダーの男に
カラシニコフ銃を渡され
「お前の最も憎い者を打て」と
命ぜられ

超高層ビルの展望台に昇り
望遠鏡にコインを投じ
小さな人達を鳥瞰
タ ....
白から白へと響きわたり
限りあるかたちに届くのは
ほんのわずかしか続かない
どこにでもある小さな高まり
次々とほどける空気の結び目
とめどなくひろがるひろがりの
三つの遠い華や ....
君が言わせたがる言葉を
どうしても言えず
唇をかむ

うながされ
催促されて
思わず口からこぼれそうになる言葉を

唇の裏側で
なんとか押し留める感触
口腔器官が発熱している

 ....
君が握ると
同じ力で握り返してくるものがある
君はその力をさざ波に変え
身体の最果てまでゆっくり送り届けることで
自分の輪郭を形作っていく
君が握っているのは
君自身に他ならない
 ....
平坦な場所
何も いない

みていた空
置いてきぼり

かかわる 擦り傷
ぺろりと なめ

居場所は 
歩いたっきり

ひきさく 日常の中
道なりの 花 乞い

 ....
30カラットで蜜蜂が鳴いている

空中に棘が咲いている
棘に切り裂かれ、花粉にまみれた大気は、
大気の色は?


棘に刺される
ある日、僕たちは棘に刺される

傷はぽっかり口を開け ....
貝殻を気取る私は
捕獲されるのを警戒する

辺りが静かになった頃
深い深い、おそらく他人には不快と思われる
夜の底にて
ようやく貝は口を開く


ポロポロと子守歌
誰にも与えら ....
誓いを立てた夜は 月へジャンプして兎と餅つきをする夢を見る

楽しい夜が過ぎて朝になると 重力はしっかりと手足を縛り付けて僕をこの星から逃がすまいと必死だった

明日なんてこないよ

それ ....
 あの分かれ道
 右へ流されてみることが
 あの分かれ道
 左へ巻かれてみることが
 できずに


 心のまま
 選び進むほど
 安息を諦めた者が
 またひとり
 雑踏に消えてゆ ....
月明かり程度の部屋で、
青白く浮かぶ お前の身体に隣接する。
しっとりした乳房に 導かれた手を添えると、
温かな弾力の内側から とくとく と、遠い波が返る。

数少ない安堵が、ここにはあって ....
窓ガラスがかたかたと鳴るのは
風のせいではない

カーテンが明るさに焦げているのは
西日のせいではない

窓に背を向けて本を読み続ける
誰かが肩に手を置く
焦げた風が髪をちぢらせる臭い ....
空へ

大好きです


空へ

雲間から差し込む光のすじの神々しさがたまりません


空へ

夕焼けの少し前

あなたは虹色に染まります


空へ

朝焼け時 ....
頭でわかるだけでなく
心でわかるだけでなく

経験を積み
迷ったり
覚悟を決めたり
骨身にしみたり
飽きたらず
性懲りもなく・・・

何かを求めたり
何かを一つ選ぶというのは
 ....
抉れた傷痕は埋まらない

唇を 強く 強く 強く押し当てても

血は滲み

焼け付いた傷痕は僕を責める

血を混ぜた唾液の味に

君は少し微笑

とろん と

目を惑わせて ....
懇意になるごとに離れ行く
過去の前例
拒絶を恐れ僕から先に別れた
シリ・エトクへ

追いかけて欲しいなんて
我侭過ぎるね
手紙も旅費も残さず
シリ・エトクへ

見えるよ
荒磯を打 ....
全国から観光客がえっさほいさとやってくる
そんな地元の夏祭り
北の短い夏だからこそエネルギー爆発!
なんていうキャッチフレーズ
どうなのかなあ
どうだっていいけど最近ずいぶん積雪量も減りまし ....
君には訓練が必要だ
高らかな産声で自らの生を宣誓し
誰にも教わることなく
呼吸し始めたようには簡単にいかない
今、君の身体は音楽に満ち
穴という穴から溢れ出そうとしている
それらを十本 ....
悪いこと、してません。

悪いこと、してません。

もう忘れちゃいましたから。ずっと昔のことですから。


悪いこと、してません。

悪いこと、してません。

頬はまだ痛みます。 ....
通り過ぎた夜 優しい言葉幾つも

投げ捨てたよ

風向きがそっと揺らぐ



重すぎるドア

両足に うんと力込めて強く

もう平気なんて どんな風に唇を 形作るのか


 ....
オレンジ色の光が長い影を作って
ひび割れたアスファルトに 残る

赤いランドセルが自慢
こんなに綺麗に使っていたのは私だけだったから
なのに もうこんなに汚れてしまったのね

引っ掻 ....
夥しい夥しい直射日光で
アスファルトの明度が振り切れ
真昼は真っ白い暴力だ
私は激しい夢うつつに陥り
液化してゆくアイスキャンディを見下ろしても
何を思えばいいのか何も何もわ ....
 


海に近い砂の丘から
無数の骨が突き出している
かつてここで倒れた巨大な生き物の上に
浪に運ばれたものが積み重なり
石でできた枯れ木のような
蒼白い骨の森を造った
海からの風に ....
この箱には、物は入らないよ
なにが入るのかという問いかけには
言葉ではあらわし難いな

この箱は小さくて、しかもガラスよりも壊れやすいのさ
色は、透明で時が経つと周りの環境によって変わるんだ ....
「ママ、ママ、ママ」
と呼ばれて
振り向く
ホームセンターの中
カゴの中に
ふくろうの仔
ああ、
お前かあ
覗き込むと
何度も何度も
「ママ、ママ、ママ」
ふと気がつくと
周り ....
彼女は素敵な牙を見せて微笑む
その笑顔はとても素敵な笑顔で
事務的に働く僕の軌道修正をしてくれる
細い腕で大きな袋を持って
肩胛骨が遠ざかって行く様を
僕はうっとりと眺めていた

い ....
通りすがりの人に頭を殴られたときに
どこかでしあわせになったあたしが
鼻血を流し、ぐらんぐらんの脳みそで
汚れる制服とアスファルトを
きれいに混ぜた

人を殺してばかりのきみの
本当は殺 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暑さ_流れる空- チャオ自由詩6*05-7-20
雨季の信仰- A道化自由詩1005-7-20
しろい_いきつぎ- 嘉村奈緒自由詩1605-7-20
詩を書く人と、走る人- コトリ自由詩18*05-7-20
機械人間膺懲せよ- kw自由詩4*05-7-20
三華遠・朝_- 木立 悟自由詩305-7-20
言わせたがる- スプート ...自由詩5*05-7-20
すし職人- たもつ自由詩905-7-20
はずれる- 砂木自由詩13*05-7-20
黄色い速度- 英水自由詩6*05-7-20
答をくれる人- 千波 一 ...自由詩13*05-7-20
『禿頭』- しろいぬ自由詩205-7-20
たびびと- yaka自由詩7*05-7-20
ふれていたい- イグチユ ...自由詩405-7-20
八月の西の窓- 佐々宝砂自由詩705-7-19
空へ- 自由詩1005-7-19
- ノクター ...自由詩2*05-7-19
『傷痕』- しろいぬ自由詩205-7-19
地の果て- kw自由詩3*05-7-19
夏祭り- チアーヌ自由詩905-7-19
ピアニスト- たもつ自由詩905-7-19
してません- Ree.自由詩5*05-7-19
Spirit- Ree.自由詩105-7-19
逢魔ヶ刻- ばら自由詩10*05-7-19
激しい白昼夢- A道化自由詩13*05-7-19
調音- 木立 悟自由詩1105-7-19
小さくて、壊れやすいこの箱は- 兎乃 し ...自由詩205-7-18
母を呼ぶ声- チアーヌ自由詩1005-7-18
末期少女- 虹村 凌自由詩2*05-7-18
ピラニア- みい自由詩905-7-18

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