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帰り道を歩いていたら 

  ぽとん 

となにかが落ちたので 
ふりかえった地面には 
電池が一つ落ちていた 

( 塀越しの小窓から 
( 夕暮れの風に運ばれる 
( 焼魚の匂 ....
 世界は忙しく陰口をささやくので
 僕は今日もさりげなく諭してやる
 満月の夜
 聞き飽きた音楽を流しながら
 冴えない毎日にバイバイ

 魔法使いは大変だ
 お母さんに内緒でほうき ....
僕は振り返らないつもりだから
はぐれないようについてらっしゃい

迷路のような路地裏すいすいと
君はわたしを連れ去ろうとしている

銀色の猫とすれ違い
「にゃー」
は、どうやら「やぁ  ....
 君はどうして台所で食事しているのか、幼心に不可解だったが、幼心に聞いてはならないと、私は、知って、いた。
 
 雪の降った日、病弱な私は靴を隠され外に出れなくされていた。
 家の者 ....
 わたしたちのうつくしい夏は過ぎ去り
 ただ ぎらぎらとした陽炎ばかりが
 道すじに燃え残っているけれど
 二度とあうことのない確信は
 耳元で鳴る音叉のように
 気だるい波紋をいくえにも広 ....
パンストよ、私はお前を尊敬する
あの強欲無知無恥で愚かで愚鈍な私の母親のよく育った体を
お前の小さな体が包み込む姿を見て
私はため息を一つする

パンストよ、私はお前を羨む
色気が溢れ出し ....
さようなら 風

ごきげんよう いのち

あなたのすきとおったあつみ

やぶれるようにさきなさい
大切なもの 見えなくなること ときどきあって

失ってから 気づいてしまって 泣くこともある


  悲しい想いは したくないの

  寂しい瞳は 見せたくないの


どこまでも空 ....

初夏の山は
いいにおいをしたものを
たくさん体の中に詰めて
まるで女のように圧倒的な姿で
眼の前に立ちはだかってくる
たまに野良仕事をしている百姓が
山に見惚れていることがあるが
 ....
街灯に蛾が群れている
明滅する明かり


雲がさあっと横に分かれて
月が顔を出した
誰もいない
蛾がひっそり群れている


角からぽーんと勢いよく
何かが飛び出した
赤いビニー ....
空の草原を
風がそっと撫でてゆく
空が左から右へ波打つ
その波を追いかけて
鳥が飛んでゆく
今日の草原は
青に満ちている
草原からの潤いは
地上の緑にとって
かけがえのない
命の源 ....
街燈の光から
裸にされた
月世界のモノローグ

夜の哀しみの
ねぐらを見据え
月光に混じりあう
葬列を往けば

緩和されゆく
視界のほつれ
伏した肩肱は
硝子の時計を踏 ....
 外した眼鏡でランボー全詩集を退ける
 シャワーを浴びた後髪を乾かさないでベッドに横になる
 ボディーソープとシャンプーの香りが順番に香ってくる
 おでこに滴が落ちて眉毛の上をカーブして流れてい ....
鏡を覗いたら

頭に白い糸がくっついてた

頭だけじゃなくて

手首にも足首にもくっついてた

どうやら上からさがってるみたい

それで上を見てみたら

大きな私がいた

 ....
体育座りしたガンダムが、淋しそうに夕陽を眺めています。


(((ぼくの時代は終わったんだ)))


昨日、いつものコンビニで、
ポリッシャーをかけながら、床をピカピカにして、
レジし ....
目を閉じて
深くふかく
海の底に潜れば
もう何も見えません

潮騒もかもめの鳴く声も
そうして人魚の姿すら
目にする事はありません

真っ暗な海の底で
すぅっと通り過ぎる
真っ白 ....
肌が、
ぶつぶつとつぶやき始めたので
泳ぎに行った海で

クラゲに刺された、
心臓は一言も発しなかったので
メッセージボトルを拾って帰った

家で、
妻は小学生になったばかりの子供た ....
                2007/05/16


八雲立つ出雲八重垣妻籠みに八重垣作るその八重垣を
中学を退学して古本屋に丁稚奉公して年期が降りて
小さなお店を持ちたいと父に借金を ....
はつ夏は今年も空から降りてきた
すこし遅参だった
寄り迎える雨と

春の安らぎは訣せられ
季節の溜りから
そっとこぼたれ

そぼ濡れる外火のふるえながら吐息する
犬も女もさみだれ ....
「愛してるよ」と言われると、沈黙してしまう

わたしにとって、愛は、無償で尊いもの

以前、本で読んだ台詞を思い出す
{引用=

   愛っていうのはね なくならないんだよ

  ....
疑ってごめんねと遠くで囁く
私は耳元に感じて 一人狭い部屋でうなずく
関係はあまりに脆くて
関係はあまりに不確かなもので
二人一緒に苦しんでいたのかしら
終わるかと思ったそのときに
不思議 ....
骨に染み入る 発声音
旭日を呼び込む 題目で

冥王星の領域を侵している
種痘の接種をするようにだ

惑星の司る 過去 
核 ジェノサイドの無化を試み

惑星に題目を染み込ませ
鉄 ....
瑠璃色や萌黄出す緑色と原色の花々が
ゆらゆら揺れている中
灰や雪を見いだすのは容易くはない
家中が電化されていくと
囲炉裏も暖炉も滅多に見つけられず
たまにあったと思って覗くと
金魚や ....
遠足のお弁当に
いつも入ってた

タコさんウインナーと
ほんのり甘い玉子焼き

とくべつじゃないけど
手が込んでるわけじゃないけど

「すごく美味しかったよ
    おかぁさん ....
誰にもおそわらないのに
赤を「あか」と感じたり
風を「かぜ」と感じたり

誰も教えてくれないことが多すぎる
生まれてきたのだ、ということも
きっとそうだ

記憶を移しただけで
生まれ ....
壊してはいけない
それはあなたの存在意義に関する
飾り付けはお任せする

隣を見てはいけない
色なんて物は無い
ただの名称に過ぎないらしいので

自己顕示欲 なんでしょう?
隣を見る ....
彼は とても深い 土の中にいた
どちらが 上か下か 右か左か
わからず 長いこと 過ごした

熱 を 感じた ある日
それが すべてを 決定した

確信した 意思のまま
夢中で ....
遠雷が止み
雨の最初の一滴が落ちるまでの
僅かな静寂に
こころ、ふと無になり
空の灰色を吸い込む

程なく落ち始めた雨粒に
再びこころには
水の班模様が出来て
潤う、のでなく
惑う ....
貴方をおぶうかけ言葉は
123、223。の六拍子。
給料はいくら?
宗教は?と聞く。

君はワンと言っておどける
ジュース1本で買収される
「私は...なのよ!」と話される。
ちょっと ....
さっきから閉めるのが緩かったのか
水道の蛇口からポタポタと
水滴の落ちる音が聞こえる


微熱のせいか身体がダルくて
息苦しい感じがする
数時間前に見せられた
エコーに映ったアメーバー ....
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