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いずれにせよ桜は散っていく

まるで、まわりくどい恋文のように
あなたと僕の間を、{ルビ廻=めぐ}っていた感情は
不意に来たあなたの訃報でかたちとなって
ただ、ひたすらに他人でありつづけた奇 ....
蒼穹はさらに深く
眩い雲はほのかに流れ行く
若木の緑をそよがす風は
初夏の薫りを匂わせながら
見晴るかす彼方へ消えて行く
雲のまにまにのぞく{ルビ天色=あまいろ}に
いつか見た白い炎が燃え ....
嫌なことを沢山経験して
大人になっていくんだよ
って、あの人が言った。

自分の弱いとことか
ダメなとことか
そういうのって悪くない
って、あの人が言った。

そうか、そうか
と私 ....
過去に戻れることが出来るのならば
五秒で良いから戻りたい
そして、一言を交わして
元の世界に帰りたい

其処に変化がなくても
心の奥底は変化しているはず

誰かが手を差し伸 ....
赤い夕日が広がって
誰かの背中が燃えている

ゆっくりとオレンジ
急ぎ人が赤々と

今日の日よ さようなら
夕食の炎と共に
醜い私達 燃えてしまえ

赤い夕日が広がって
誰か ....
街角でポストが見張っている
僕は急いで携帯を隠す
桜の葉が、ぬるい風にざわめく
雨!

雨の予感だ

宛名のインクが溶けぬよう
ビニールのファイルに挟み込む
ビルディングに巻かれ ....
     1

逆光の眼に飛んでくる鳥を、
白い壁のなかに閉じ込めて、
朝食は、きょうも新しい家族を創造した。

晴れた日は、穏やかな口元をしているので、
なみなみと注がれた貯水池を、
 ....
誰とも話したくない時は

きっと誰かに
愚痴を聞いてもらいたい時

誰とも話したくないけど
誰かと話したいから


こんな時ばっかり
電話してごめんね
月見て一杯 花見て一杯
六甲卸を耳にし 乾杯

寝起きに一杯 寝る前に一杯
浮世を笑って 一杯二杯

酒代 かさんで 家賃滞納
これが お酒と 生きる道



冬は熱燗 行き見て ....
君が声をあげて駈けてゆく
たくさんの声のなかから、私はたった一つの声だけに引き寄せられる
どこへいくのか、
だれとなにをしているのか
気になるのは君が楽しいかどうかだ
いやな気持ちを味わって ....
猫たちが
しっぽを揺らす街道に
昨日の音がゆるりと転がり
厚いお揚げが
二階の子どもたちを誘いだす
握りしめたガラス瓶を放り出し
世界を開く勝手口まで競争した
あの砂利道を覚えている ....
からからに渇いてしまった
言葉の欠片に
涙を落として潤いを
忘れかけていた何かが
滲み出てくる

わずかに残ってしまった
言葉の欠片に
手を触れて温もりを
失いかけていた何かが
思 ....
確かめるように差し出した
金魚引換券は
手のひらの熱で
もう、よれよれだ

  (ううん
  (いちばん小さいのがいいの
  (だって
  (いちばん大きくなるでしょう?

わがま ....
目覚めの 朝に

草木を愛で
背を丸め
水やりを始める

一息
空を仰ぎ見ると

気配がする
透けて見える
巨木が 視線の行く先々

それは 圧倒的な存在感を示し
それは  ....
厳しい冬の間、世界はモノトーンに塗り込められる

やせ細っていた山々が
一雨事にむくむくと緑色に膨張を始めると
徐々に華やかに色を咲かせる、こちらテラ

cherry & berry、 ....
「シエスタ」





ふたりでシエスタ
手をつないで眠る
肩が重なるくらい
寝息が前髪を揺らす、くらい


ぼくら同位置に同時存在できない
だからせめて、出来るだけ近くで
 ....
地球が死んだときいて
さみしくて
空のかなた
ふわり

元気出そうと
冷え切った夕焼け食べたら
{ルビ愛=かな}しかった

{引用=
だけどふわりした

胸が熱くなって

 ....
ゆらりと揺れた雑草の陰
白い花びらなんの影
るるると鳴くのは{ルビ何=なに}の声
るりりと鳴くのは{ルビ何=なん}のこえ

ゆらる花びら白い影
るるりと草が鳴いている
明日は雨が降るろう ....
言葉が僕たちを汚さなくなって
久しい
お悔やみに
少し遅い桜の木の下に
鉛の文字を埋めてみた


泥が手にはね
鉛の文字は
薄荷棒のように冷たい
桜は八重だったと見え
あれよあれ ....
久しぶりに会った。
君はすねていた。
プレゼントを渡した。
手紙を読んだ。

背中でキスを
せがむんだ
君は「すき...」と言ったまま
黙ってしまった。

もどかしい思い
どうに ....
どっかのブログに書いてあった。

『キャバ嬢の仕事は、夢を売ること』

少し苦笑いになってしまった。



日曜日は連絡つかなくてごめんなさい。

化粧だけうまくてごめんな ....
ここはどこかとおもう
そしてすぐに
ここは大地だとおもった
風がふいて
雨がふって
鳥がないて
いきて
いる



奏でる というようなものではない
どこからともなく湧 ....
朝靄に隠された
乳白色の意識の中
息を潜めるだけで、聞こえる
それが終わりではなく
始まりであることを
裏付けするような
 
透明と不透明は
限り無く澄みきって
螺旋の配列を
組み ....
 
 あのひとは淡いきみどりに似ていた

 ひどくひどくつきおとすような感覚にまみれている
 しんそこ愉快そうなわらいごえは
 不似合いすぎて、なきそうだよ
 いつでもどこでもやさしいひと ....
もっと早く気づけば良かったのに

今ソレを気が付いたって

手遅れであって僕にはどうすることもできず

ただこの狭き場所で立っているだけだった

まぶしすぎるくらいヒカルライト ....
一日のうちに「馬鹿」を一生分連呼したかと思えば
一晩の3/4「怖い」と脅えてすすり泣く
まったくもって理解不能な人間−自分。

カミソリより冷たく痛々しく冴えてくる頭は
どう考えたって眠れる ....
光線が降り注ぐ
眩しいなぁ

ベランダから上空の彼方へ
サンダルだけど まぁいいか
別に地を踏む訳じゃないし

≪さようなら≫を誰に言おう

そんなに数もいないなぁ
両親とあいつと ....
清算されない過去で
腐敗し始めた小指に
果物ナイフを突き立てて
基節骨の深い処に疵を入れる

白旗の揚げ方を知らないから
傷口を舐めた舌は赤く染まり

飼い慣らされて
飛び方も
 ....
なだれゆく 曇天の鱗
きりぎり 虚空にさす枝先

絡めた糸で 傷付けるから
鳥は 近づいてはいけない

どこにもいらない花のように
身を潜めて 
散る花の中へおちていく

踏む先に ....
レターズ

要らない服を捨てようとあけた押し入れ、色あせたYellowボックス
綴られた文字を黒ずんだリングの合間に戯れにくぐらせ
冷めた色を香ぐ


忘れようと、涙
笑顔を覚えて ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
訃報- たにがわ ...自由詩1307-5-9
白昼夢- 未有花自由詩14*07-5-9
step_by_step- そらいろ ...自由詩5*07-5-9
視線、嘘吐き。- 海月自由詩4*07-5-9
背中- 千月 話 ...自由詩16*07-5-8
ポストのない街まで- たりぽん ...自由詩8*07-5-8
静かな氾濫をこえて—四つの断章___デッサン- 前田ふむ ...自由詩29*07-5-8
親友- 優飛自由詩6*07-5-8
お酒の歌- 北大路京 ...自由詩9*07-5-8
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言葉の欠片に- ぽえむ君自由詩7*07-5-8
春金魚- 佐野権太自由詩29*07-5-8
霊樹が見える- アハウ自由詩407-5-8
*瑠璃色苺大革命*- かおる自由詩8*07-5-8
「シエスタ」- ソティロ自由詩10*07-5-8
僕が世界を見捨てた日- ゆうさく自由詩2*07-5-7
いうぐれ- プル式自由詩5*07-5-7
鉛の花- フユナ自由詩11*07-5-7
バースデー- ペポパン ...自由詩6*07-5-7
キャバ嬢の仕事- ごまたれ ...自由詩6*07-5-7
にじのみさきにて- さち自由詩18*07-5-7
呼吸- 山中 烏 ...自由詩9*07-5-7
きみどりを知ってる- 弓束自由詩807-5-7
ロボットハートストーリー- こめ自由詩1407-5-6
惚れたがサイゴ- 朽木 裕自由詩3*07-5-6
キング_オブ_アース- 酸素の枷自由詩1*07-5-6
風切羽根- 士狼(銀)自由詩9*07-5-6
古蝶石影- 砂木自由詩17*07-5-6
センチメンタルレター- 自由詩1*07-5-6

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