すべてのおすすめ
 赤茶色の土の上にあお向けになり 私の視線は、釘付けとなる
 向けられる銃口も無く 引かれる国境も無い
 傲慢と神の名と正義を後ろ盾に彼らは、真に聖なる魂を蝕み
 終わる事の無いスパイラルに 己 ....
お茶の入ったコップを揺らし
言葉をぼろぼろこぼしながら話す私に

「二人とも可哀想」
眉をひそめて答えてくれた

一瞬
途方もなく自分が可哀想になった
あの子も
可哀想だなと悲しくな ....
ミラーハウスで求め合わないか

前と
後ろと
右と左と
斜め、っていう曖昧な角度も
加えて
つまりはすべて

求め合う姿は
すべてに映るさ
求め合うふたりに
すべてを魅せる ....
過去が
記憶が
通り過ぎていった人の
時間の

気配が

私の中で息づいている。

私は心と体を動かす。
手の届かないものに
少しでも近付こうと。

足掻く。

時は
 ....
言葉の裏と表を引っぺがしてそれぞれを感情と混ぜてミキサーにかける
出来上がったものを呑み込んでしまったところで、
言葉の裏から出来上がったもの
表から出来上がったもの
それぞれに裏も表もあって ....
あたりじゅうすべてが蜃気楼と化してしまいそうな
夏の午後
裾の長い木綿の部屋着に包まれ
籐の長椅子で微睡む一個の
流線型の生命体
窓からのゆるい風が
肌にときおり触れて過ぎる
ほの甘くあ ....
 20歳は10時
 30は真昼
 40は午後2時で
 50は午後4時か
 60は夕方6時
 70は夜8時で
 80は夜10時
 そろそろ寝ようか
いったい私は
何をしているんだろう
毎日毎日
こんなにも一日を
ほったらかして
腐らせてしまっている

執着も
愛情もなく
投げやりに
突き放して
時間をこなす

餌を食らい ....
時 時々 晴れ 
ドキドキ 曇り
時たま 雨降り 

お庭では樹木の濃い緑のかおり
楓の薄い葉脈を橙色に透かして
ぼんやりとあかりを灯したよう

せみが癇癪を起こしたように煩く
辺一 ....
支配者の心は氷塊
循環する血液は白く
混ざりけない美しさを放つ

民は揃って彼を真似た
鉄火の情熱冷まし
鋼鉄 心に鍛え
血管 オイル注入
血肉 硬質プラスティック
メカニカルな構成 ....
心ない言葉を
ばらまいて歩く男がいます

右にも左にも
心ない言葉を放り投げます

うけとった女が
賢明であることを願います

惑わされ
傷ついたりしないような
心強き人でありま ....
塀に飛び乗った
あの猫は
化粧を施して
媚びを売ったり
暗がりにまぎれて
誰かの頬へすり寄ったり
身体を火照らせながら
事に耽ったりと
場合に応じて
毛色を使い分け
今は
白と黒 ....
かざぐるま
自分では回れない
竹とんぼ
自分では翔べない

( 風を起こし風にまわる )

風鈴
自分では歌えない
三日月
自分では輝けない


夏の終わりを待ちこがれ
飛 ....
その曲線

大きい人 小さい人
規則正しい人 不規則な人
よく見える人 見せる人

重ねるのが上手な人
重ねるのが苦手な人
重ならなくて困ってる人
重ねる事に怯える人

人の曲線 ....
鮮やかな青春の残像が鋭く深く、私の理性の隙間に入り込む
紺色のオブラートに包まれたそれは
誰も触れることの無い呼吸を営み
現在の全てを拒絶する
何故の存在で、その奇妙な横顔を垣間見せるのか
 ....
わたし、ほんとうはせみが大嫌いなのに
せみを見つけるのが
とてもじょうずで

命あるものみなとうとい
なんて嘘
目にみえるものすべていとしい
なんて、嘘

わたしはせみが嫌いで
で ....
金魚鉢に
南は燃えうつるか
わたしは見ている


溶けない黒出目金の生体
燃えない色彩の存在を
本当は願っている


願いながら
燃える南に金魚鉢を晒す
晒しながら ....
ぼくらはあまりにも醜いから
醜いから誰かに会うことが恐くて
となりの惑星にさえまだ行く勇気がない

そんな醜いぼくらのせめてもの救いは
この星にうたがあるってことだ
どこを捜しても どこを ....
出してしまえばもういいのさ
あなたはそれを境に180度回転する
対極にある両極
それぞれのあなたを感じて
悪魔と天使を想像する

どっちに身を委ねるべきか
迷うわたしは一人

そんな ....
台風一過の
花丸二十丸な紺碧の青空
さわさわと風とクラゲが遊ぶ
ミンミンゼミは溺れた模様

徐々に あおが薄まっていくと
どっこい 生きてる ジジジジジと
大地を揺るがすうなり声が

 ....
わたしはあなたの声の中に家を建て
夏の風をちょっと吹き入れて
声を聞きながら
寝そべっている

わたしに用事はなかったのですが
あなたの方で用事があるらしく
声色をぴんと伸ばして
いそ ....
あの夏の指は
空き地の夏草で切れ
薄っすら汗滲む指紋にぽつ、と赤く
劇的に熟してゆく果実を携えたように


あの夏の指は
空き地の夏草で切れ
何処にも行かないという約束 ....
私は繋がれている
それは嬉しい鎖
時として辛く思う事もあるけど
その大半が喜びに満ち溢れている
愛されている そう思える
この鎖がなくなった時
私の存在は消えてしまう
必要とされていない ....
会社に行ったら
がむしゃらに
仕事をこなして

家に帰ったら
絶え間ない雑用を
次々に片付けて

外に出たら
ボランティアで
誰かのために汗を流して

それでも
時間が余りそ ....
なんの為に帰るの?
「意味のない場所へまた帰るんだって」
背中にコツコツと小石が当たるようで
私は苦い表情で振り返る

子犬を連れた少年がバスステップの下から見上げている
仕方なさそうに片 ....
Давай!
Стекло водочки поцелуй и
остро лед округлено.

Полито чернота русско
улетучьтесь сыраяа ....
取り戻せない思い出と
失いたくない記憶がうずく時
どうすれば
感傷を越えることが出来ますか

過ぎ去ったものよりも
今 ここにあるものを
まっすぐに信じていくのには
いったい何が必要で ....
月の夜
わたしは犬と話す
板張りの部屋で
椅子に座り
大きな犬の頭を撫でながら
大きな窓から差し込む
月の光は優しく
犬とわたしを包む
指先に犬の体温
I put a tip in pocket
how about cleaning moon,
and I trip because of looking for friends.

Sleep ....
もくもくの白さに
うるさいぐらいに蝉時雨
目をつぶれば 見えてくる
オシロイバナで化粧した
チョコレート色した 天使達



         とうみつの甘さ
         シャ ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
救いへの思い(1)- Fuji ...自由詩2*05-8-6
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