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朝露が風に吹かれて踊りだし
その銀の光が草原を舞う
すべてが溶けてゆく
やわらかい朝

道を進めば
梢に止まる小鳥たちが
歌でぼくを迎え
自然の中とともに
あるべき姿の自分に気がつく ....
記憶の湖に小船を浮かべる
揺らぎの中を覗く

湖の底で幽かに白く
蜃気楼の様に
魚の影の様に
消えた世界が見える

あれは何処
あれは何
あれは僕
あれは誰
 ....
A子(主婦39歳)は嘆いていた
価格破壊の世の中を


街を見渡せば
いたるところに100円ショップ
 (なのにレジでは105円取られるのよね)
超ディスカウントショップも蔓延し ....
(でっかいのが、死んだ。)

風殺すようないかり肩に丸刈りの白髪頭乗せて来るのは あれは
ロブス 漁師で 工房の隣の教会の管理人だ
逆光でも分かる お調子者の いつものいたずら ....
「太陽は暴力だ。
冷房の効き過ぎた教室で
あたしはカーディガンの袖を食みながら
前方伸身2回宙半ひねり
を、決めた燕の
誇らしげな嘴を 遠く眺めていた

あの、三つ子の巣立ちは
母の墜 ....
不思議な声で
鳥が鳴く
梅雨の終わりに

わたくしはその鳥の名前を知らない


ワールドカップの順位表で
トリニダード・トバゴという国の存在を
初めて知った

わたくしはその国の ....
打ち震える涙が、立ちならぶ
忘れられた街景の片隅に、十代の足音を揺らして、
失われた向日葵は、いまだ声を上げて、
古い風の臭いに浸り、
枯れた夏を首に巻いて、
届かない空の裂け目を編んで ....
照りつける夏の陽射しの下 
墓石の群を横切る私の地面に頼りなく揺れる影 
一瞬 頬に見えた{ルビ滴=しずく}は 涙なのか汗なのか 

( {ルビ嘗=かつ}て 一途だった少年の恋は
( 夏の夜 ....
 つやつや

 ぴちぴち

 ほっこりさん

 幸せの資格は誰もがもってる
 暗いトンネルの先では
 美しい光景が迎えてくれるよ

 こころを削り
 周りが見えてなかったよ

 ....
やがて
夕闇に閉ざされる海の
光る航跡を追いかけて

白い波間に漂う一人ぼっち
私の貝殻は声もなく
     笑えるうちは
 
     泣けるうちは

     あきらめません

     だから

     あなたも

     あきらめないでください
 ....
1.その朝

飼っていた鳥を籠から逃がし
ニュースの事件で共に泣き
生ごみはベランダの植物の
肥料として再利用
洗剤を使わず食器を洗い
お風呂の残り湯で洗濯し
手紙の返事を全て書く
 ....
「輪郭はね、大きすぎない方がいいと思うんだ。
    両手を、こう。ゆらりと、一杯に広げたくらいの」




朝の電車は
どこかに海の匂いが紛れている
だから皆、溺れた ....
昨日は切なさを
今日は愛おしさを
明後日は狂おしさを
一枚
また一枚
引き剥いだ心から溢れ出る
あかい
あかい溶液は
あなたの眺める空を
あなたの愛でる花を
染めぬいてくれるでしょ ....
顔も思い出せない人だけど
その声も聞けないけれど
もしも叶えられるなら
せめてその眠りを妨げるものから
あなたを守りたい

言葉が溢れて眠れぬ夜には
その話をただ聞いてみたい
あなたが ....
僕は
間違っていたよ

両手を掴んだからといって
それが君だったという根拠を
説明することなんて
できやしないんだ

どこから自惚れていたんだろう

向き合っていた時には
見えな ....
夏は化粧に忙しい
忙しくなればあちこちがさわがしい
小さな約束がたくさんあるけれど
約束の周りには雨がふりつづけている

この星の伝言は
雨が好きなのかもしれない
わたしらは雨の外側で
 ....
えんえん泣いてるときより

はにかんで大笑いしてる方が可愛いよ

なにげなくふれあう瞬間

電撃が体内をいっそうに駆け抜ける

消えかかる心の奥底に

沈み損ねていた思い ....
罰をおそれ 島を出る
黒く深まる空間のさらに奥へと向かい
非力な腕で櫂をくりだし
ボートは枝先のようにじわじわ進む
シャツの汗の総量が
罪の重さを告白する

あの人は私のために
くるい ....
 はみ出しそうな情熱にうなされ
 熱帯夜に紅の空を見上げる
 トンボが飛んでる
 こんな季節に飛ぶものだったか?
 
 人工の直線と曲線は僕の好むところじゃない
 うねりながら夏を謳歌する ....
前線が
ぼくらを踏みつけにして
粘着質の雨を停滞させる
内臓は肋骨にぶら下がったまま
くるくると渦をまいて
今日の天気に反応している
こみ上げてくる葡萄の粒、
胸で弾けて
お気に入りの ....
瞼の裏で、
魚が撥ねている。
なんの魚かは分からぬが、
確かに撥ねている。

目が合った。
すると魚の奴は、
ひときわ大きく撥ね、
瞼の水溜まりに消えた ....
かもめが死にながら飛んでいる

死にながら

飛びながら

かもめたちが

群れを 作りながら 壊しながら

ほどきながら

飛んでいる



狐のゴンタくん
見た ....
ハレーションしそうな圧倒的光量が
雲隠れを始めると
夏はブラックなジョークそのもの
太平洋高気圧は昨日の前線に押し切られて
雨のノイズで水浸しの状態
日本列島はホワイトアウトして
沈没 ....
1. 

もわもわ
と、ふくれあがる嫉妬心
あなたが遠くをみつめるその先に
見えるはずのない影を見ては
心に広がる黒い雲


2.

クルクル
と、まわる私の猜疑心
ゆう ....
冴える。
こめかみから鋭くなる。
加速していく思考の連打、逸脱する前進。
眉間を貫く鈍い痛みが
異常と知らせるけれど、
スピードは止まらない。

私はどうなるのだ?
どこへ向かうのだ? ....
何にも問題が起こらず日々は過ぎて行く
唐突に自分自身に何が起こることはない
そんな風に感じている

ベランダに住み着いた
鴉に夕食の残りをあげる
有無を言わずに皿を突付く
その姿が何処か ....
 さまざまな事件は消化されないまま
 僕達の懐を通り抜け
 あざ笑いする者の思う壺になって

 心の温度は今何度?
 僕はすっかり冷めきってしまったよ

 遊び場が工場に
 休憩所がス ....
 は、真空の一点で凝縮し続ける無言する{ルビ性=さが}である。



仄暗い
道を歩いていると
星雲を繁茂する
一角で
ぽっかりとあいた
湿っている暗闇が
{ルビ濃紫=こむらさき} ....
草合歓の葉陰から
かすかにもえる月を見た
藍青の波間にひかるものは
あれは はるかな昔
指から落ちた曹長石のかけら
青みをおびた涙の石の粒


もしも
月の淵から水音がしても
蠍が ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
やわらかい朝- ぽえむ君自由詩11*06-7-27
影のカタチの蜃気楼- プル式自由詩11*06-7-27
いちきゅっぱ症候群- 落合朱美自由詩20*06-7-27
パサヤ・ドニバネには道が一本きりしかない- 水在らあ ...自由詩56*06-7-27
後るれば、月で逢ふ約を違はず、- 士狼(銀)自由詩12*06-7-27
センセイショナル- さくらほ自由詩15*06-7-26
沈黙する正午- 前田ふむ ...自由詩17*06-7-26
渇いた夏_- 服部 剛自由詩26*06-7-26
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渚にて- 石瀬琳々自由詩18*06-7-26
伝言- 逢坂桜自由詩7*06-7-26
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百日紅- Rin.自由詩24*06-7-26
優しい人へ- bjorn自由詩4*06-7-25
交差点- 自由詩1*06-7-25
雨の内側- tonpekep自由詩12*06-7-25
ありきたりなストーリーでも満足だよ- こめ自由詩1206-7-25
海上にて- nt自由詩306-7-25
出来ることするだけ- 山崎 風 ...自由詩2*06-7-25
低気圧- iloha自由詩7*06-7-25
「_向こう、で。_」- PULL.自由詩12*06-7-25
夕暮れの黒い女たち- 中村猫彦自由詩3*06-7-25
*ブラックジョーク/ホワイトノイズ*- かおる自由詩7*06-7-25
もわもわ_クルクル_ぷっちん_コロン- 落合朱美自由詩32+*06-7-25
異常回路- 伊藤透雪自由詩7*06-7-25
嘔吐- 海月自由詩2*06-7-24
ヘルプス- 山崎 風 ...自由詩1*06-7-24
無声- こしごえ自由詩18*06-7-24
緑の月- 石瀬琳々自由詩17*06-7-24

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