すべてのおすすめ
( ピエロは独りよたついて
( {ルビ歪=ゆが}んだ後ろ姿で
( 深夜のネオン街を横切ってゆく 


早朝 夢から覚めると 
そこはネットカフェの個室だった 
昨晩は酔いどれたまま
揺 ....
朝の駅構内ベーカリー 
カウンターに座る僕の傍らには 
湯気が昇るホットティーと
サランラップに包まれたホットドック 

開いては閉じるガラスのドアの向こう側で
すでに動き始めている東京  ....
◇尾瀬ケ原


虹に遇ふ

もつとも

さやかなるときに



◇車窓より


白鷺は立つ

点々と



四、五枚の

刈り田に

一羽



 ....
いまは更地になっている
高校の前から自転車で少しいったところの
あの荒廃した土地には
昔ジャスコが建っていた
しみったれた汚い店だったが
中にはフードコートもスーパーも
一応あ ....
僕は 鳥だから
大空を飛んでいたい

限られた青空じゃなくて
無限に広がっている
空が見たい
海が見たい
風を感じていたい

手を伸ばすと逃げていく
届かない鳥のように
誰にも縛 ....
電柱と同じように
等間隔に植えられた木々の公園
朽ちた木材のベンチだけが
元来の自然を人々に示す

誰も座れなくなったベンチは
誰も迎えることができず
ただ一人で
日向ぼっこを楽しむ
 ....
どこにも行かないで
そばにいてみつめて

月も凍えるこんな夜は
誰もが人恋しさに震えながら
星の{ルビ運命=さだめ}に想いを寄せるの

流星がスパークしながら
落ちて行くわ涙のように
 ....
喜びのうたが
空から零れてくる

おはよう、おはよう、おはよう

躍動するエネルギー
まあるく紅く凝縮すると

ほら、朝が来る

大きな蒼い空に雲

浮かび、たゆたい、 ....
近づいてくるその時を
気付けど、なぜか 見ないふり
逃げ回るのは、心だけ
追い詰められた、その時に

実感さえ
どこかへ置き去りに
現実から
半歩先へと、移ろう心

羽などは生えて ....
あんたがなァ喜んでくれんなら
あんたがなァ気持ちええと言うてくれんなら
うちの手のひらがこすれて
皮膚がベロベロになってもえェねん
喉奥で吐きそうになっても
我慢したるわ

 ....
 
 全能でないが故のモザイク生活
 喜びと哀しみが交互に訪れる

 ここまで歩いてきた道
 それは誇り
 それは恥

 つじつまを合わせながら
 裏通りでつまずいたり
 表通りで ....
私が眠っている 界の隙間で
空がどんなあくびをしているか
そんなことが知りたくて
目を覚ますと、忘れてしまう

後頭部に焼き付くような
落日のあの色を
惰眠のみやげにしようと
まぶたに ....
夕暮れの
紅き流れのきらめきと、水面を渡る
風のもろ手に撫でられて、
君の黒髪は
恥ずかしそうに夕日にはだけている。

私は
遠くの日を見ている君の横顔を見ながら、
なぜだか、そっ ....
* とまどい *


夢の中で
わたくしは
おんなだった

目覚めても
なお
わたくしは
おんなだった


こんな朝もあるのね



* デイズ   ....
鮮やかな色に道路は染まり
君の淡い朱色の髪と似ていた

家と家の間を抜ける様に光は僕らを照らす
眩しくて瞳を背けた
その間に君は僕の視界から消えた

小さな悪戯が僕を困らす
 ....
■1

知能は現象である
あるいは人間のような形として存在するのでなく
人間からなる社会の上に存在しているものを
知能と呼ぶ

■2

風は物だろうか
火は物だろうか
それは途切 ....
 大人のいじめ蔓延との新聞記事を目にしたよ。


 まずい拙い不味い。
 それは。
 子供のいじめが問題になっている渦中に。
 それはいかんだろ。

 暗黒時代をなんとか必死で生きてい ....
うたた寝をしていた 
週末の終電を降りると 
駐輪場に一台 
自転車は倒されていた 

それを黙って立て直し 
冷えたサドルに{ルビ跨=またが}って 
軋んだペダルを今日も漕ぐ

人 ....
目に見えない悪魔が僕を操る

虚言と見せかけの優しさで僕の心を翻弄し

前向きに生きてる自分を闇へと誘う

虚言の陰では偽善者と化し

傍観者の如く成り行きを見続ける

悪 ....
マホガニーは薄明で 薄命の夜を始める
教室の窓から身を乗り出していたら
まさにいま
夢中で描いている赤い紫のペイズリーが
絨毯が
迎えに来ないかしら、と よぎる
若者よりもはしゃぐ現在進行 ....
子供の頃壊した記憶は
自分の想い
夢見な幼い想像は
自分のホントはここじゃない
もうじき死んで花ひらく

若い頃壊した記憶は
世界への想い
回りの見えない学生は
こいつら何て馬鹿なん ....
母ちゃんは台所(だいどこ)飯を炊く
父ちゃんは精出し仕事する
祖父ちゃんの戯れ言聞き流し
祖母ちゃんよ天国で見てろ

嗚呼、宵や宵や
夜風よ冷たくて
何億光年先も見えそうさ  ....
冬の青い空を眺めて
見えたのは
光の粒子だった
きらきらと光るその粒は
純粋な希望の輝き

冬の白い地面を眺めて
見えたのは
水の結晶だった
きらりと光るその粒は
純粋な創造の輝き ....
   

   ひとつの恋の終わりは、
   ひとつの音楽とひとつの香りを残す―――




いつだったか
すれ違った文庫本の帯が
そう主張していた

乾かないルーズソックスの ....
がらんとしたうさぎ小屋には
冬の一等星みたく
赤いまなこが
ひかっている

かなあみに近づくと
わずかに薄荷のにおいがした
君だったろうか

呟いた息が白い

夜空には
おおぐ ....
窓際に
置かれた
書棚

その窓はすりガラスで
鉄線が格子状にガラスの中に張り巡らされている窓で
北側の壁にはめ込まれている

僕の腰ぐらいの高さの書棚の上には

郵便物用の ....
空をみあげた。星が光ってた。ずいぶんとこうして空をみあげてる。

毎日同じ空を同じ場所を同じ時間にみあげているのに星はDon’t形状記憶。



空をみあげた。星が光ってた。今日は ....
読みかけの雑誌を開いたまま あのひとが
透明なルリルになってしまった

笑みもそのまま ときめきもそのままに
ガラスのルリルになってしまった

うす青い 摩天楼の最上階
ここでは 音がこ ....
公園に散歩に行くと
楽しげに飛び回る犬を横目に
足下のシロツメクサを見つめてしまう
あ、もしかして四葉かもと
思わずかがみ込んで
でも滅多な事では見つかりはしない
三つ葉が普通で四葉は ....
世界の果てって行ったことあるかい?
先週もソコに行ってきたんだ
家族連れやらなんやらで
てんやわんやの大騒ぎさ

広い大地
燦々と降り注ぐ太陽
きれいな瞳
そして心
 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白い手_- 服部 剛自由詩13*06-12-4
新橋駅・午前八時五〇分_- 服部 剛自由詩10*06-12-4
小詩集__雪の扉- 杉菜 晃自由詩15*06-12-4
ジャスコ- 吉田ぐん ...自由詩2106-12-4
僕は鳥_ssw- eris自由詩1*06-12-4
都会のベンチ- ぽえむ君自由詩12*06-12-4
神話- 未有花自由詩11*06-12-4
*空にあってよかった*- かおる自由詩16*06-12-4
61、逃げ回る_【にげまわる】- 雨宮 之 ...自由詩3*06-12-4
触発なる日- なかがわ ...自由詩7*06-12-4
煎茶をすすろう- 山崎 風 ...自由詩806-12-4
目覚まし時計を止めたまま- たりぽん ...自由詩16*06-12-4
寄り添い- ネコ助自由詩206-12-3
三つの朝の詩- さくらほ自由詩10*06-12-3
約束- 海月自由詩4*06-12-3
断片- 佐藤伊織自由詩5*06-12-3
子は鎹。- もののあ ...自由詩6*06-12-3
夜道の信号_- 服部 剛自由詩15*06-12-3
悪魔のささやき- DirectConnec ...自由詩5*06-12-3
レインミュージックはマホガニーの薄明で - たちばな ...自由詩8*06-12-3
小さな灯火- プル式自由詩2*06-12-3
妹よ- なかがわ ...自由詩7*06-12-3
生まれてくる未来への予感- ぽえむ君自由詩12*06-12-2
ひとつの恋の- Rin.自由詩24*06-12-2
うさぎ殺し- 吉田ぐん ...自由詩906-12-2
スーパーノヴァ- 水町綜助自由詩8*06-12-2
死んじゃった星たちをながめて- 李恵自由詩5*06-12-2
透明なルリル- 藍静自由詩29*06-12-2
*幸せの三つ葉*- かおる自由詩13*06-12-2
ブギウギ・ワンダーランド- なかがわ ...自由詩6*06-12-2

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