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     ある日いきなりあらわれた
    「さぁわたしの手を取りなさい」
     それは白く細い手で
     燃えるようにあかい頬
     
     その手はとても ....
『・・・・・うぶか?
 ・・・・大丈夫か?!』

   はっ!

私は目を覚ましました
目の前には夢月の顔があります
私は飛び起きると自分の身体を見回しました

白い 足と手が二本ず ....
住んでいるアパートの階段で
小さな蜘蛛が巣を張っていた

それは何処にでもいる小さな蜘蛛で
だけれどもその姿は初めて見るほどに
頑なに黙々と同じ動きを繰り返し

{ルビ蜩=ひぐらし}の声 ....
あの人に愛された
私の体のパーツ
ひとつずつ
指でなぞっていく

マッチのように
こすったら
残り火は
燃えるだろうか

まだ
私のために
海岸の岩場のシーワールドでは
イルカが芸をしている
イルカを若い母親と女の子が見ている
ぼくはその少し後ろから
若い母親と女の子を見ている
二人を通してイルカを見ている
女の子がイルカのど ....
時々鮮やかな夢を見る
誰かが微笑む夢を見る

白いテーブルの向こう側に
時がさらさらと流れてく
それは風のように足元を流れ
微笑む人へと続いている

時々せつない夢を見る
誰かを愛す ....
せっくすの意味を知ったのは、
煙草を覚えた日だった。
せっくすの女が吸っていたのを、
もらってはじめて吸った。
だけどはじめてせっくすしたのは、
その日じゃな ....
空が大きいこの町で
小さな命が生きている
一つ一つは小さいけれど
空に負けないくらい純粋で
大きな意味を持っている

空が大きいこの町で
小さな命が笑っている
一つ一つは小さいけれど
 ....
ついでだからそれも(どこか遠くへ)
捨てておいてよ
使い切れなかった、使い捨ての
積み残していく、観覧車
  (あの景色はどう見ても、空回りしていた)
夏は、どこを切り取っても夏で
僕はい ....
うつむいて着替える、
きみの後ろ姿。
どろどろに熔けて、
あいすくりーむが見てた。












           ....
 夏日がまぶしいアトリエで
 ほんのささいな視線の遭遇
 目立たない娘だった
 ただ僕にお茶をいれてくれた
 それだけのことで
 僕は恋に落ちた

 マジメな時には想像もできない笑顔 ....
大事なことは
お金では買えません
そんなふうに書いた本を
お金で買った

愛は
平等とは程遠い
愛は地球を救わない
チャリン
誰かがコインを投げる

因果応報とは

食物連 ....
君のために泣こうなんて
大層綺麗な心は持ち合わせてないつもり。

笑ってあげる。
馬鹿だなって云ってあげる。
隣りに居てあげる。

自惚れてる?
そうかもね。

でも君の事が大切で ....
教えてほしい 
あの空の青みの 
ほんの隙間の翳りの中に 
何を見いだし詠うというのか 

たおやかに流れる川の
水底に沈む
ひとかけらの悪意を
掬って頬張った 
その後の嗚 ....
黄昏が
哀しみの手をひいて
波打ち際へと運ぶ

きらきらと
波間に揺れるものを
幾度つかまえようと
泡と消えていくそれは
知るはずのない「永遠」

時計の針を止めても
季節は巡り ....
コンコンとドアをノックします
お使いですか? 誰か居ますか?

返事が来るまで私は待ってます

コンコン、コンコン
お元気ですか? 生きてますか?

小さな箱から声がするまで待って ....
スクランブル交差点を
行き交うちくわの中に


ぽつり


ちくわぶが混じっていた


バッタものだよ
言われて初めて気がついた
NIKOのロゴTシャツ
が吸った汗の染みへの ....
どこに居ても君が見つけられる様に
僕は世界の中に居続けるよ
負けない様に
空を見上げる様に
手を伸ばすよ

嘘だ
そんな綺麗事じゃない
僕は
忘れられるのが怖いんだ
ただ
一人に ....
誰のせいにもできない偶然を

憎みたい気持ちがあふれても

行き場なく浮かぶだけ

わたしの力で昇華させる


このときのために

わたしは経験した苦しみを

噛みしめ砕き
 ....
君は控えめに微笑む

今僕がここで笑ってもいいのかなって

君はそぉっと思いやる

おせっかいにはならないかなって

まだ

子どもの大きさしかない君は

その内側で

広 ....
人が集まるコンビニに
どこからともなく一匹の
野良犬がやってくる
ドアの横に礼儀正しく
来客の邪魔にならないように
座り込む

空を見上げる野良犬の
その眼はどこか悲しげで
世の中の ....
薄暮れて
眠り続けた一日が
黄昏に、朝と夜とを迷う視界に
君の小さい、窓辺に向かう後ろ姿が


棚引いて


まだ平原には届かないから
打ち寄せる波がこちら側を削っていくのを
た ....
呟く声が
布団に染みてく

手首を締め付けた痕が
言葉を打つ力を奪う


心臓から流れてきた
真紅の味がする



一体何故

ここで産声を上げたのか
ここでミルクを貰っ ....
曇り空に
夏が少し薄れて
鮮やかを誰かに譲った向日葵が
枯れた葉を恥じらうように俯いている

風に混じって遠い蜩の声が
髪を擦り抜けると
秋、と囁かれたようで
逝く夏に何か
何か ....
戦う出で立ちで
挨拶切って 
僕の名前が記された
紙切れを配って回る

相槌のタイミングは重要視していて
ぴりりと緊張さえ走るけれど

親切な笑顔に報いがあるかは
正直わかっていない ....
沈んでた黄色い潜水艦で
深海魚が宇宙旅行に挑戦
マリンスノーに逆らって
ゆっくりとそらに向かう
ああ
こんなにまぶしい世界は初めて
体が軽くて
見知らぬ生きものがたくさん
ついに大気圏 ....
改札を抜けるように明日が来るのです
明日が毎日、未来であると信じるひとたちが
道端にこぼれてこびりついたジュースまみれの
自分の影を踏んでいるのです

カタチあるものだけに価値があるかの ....
海はまだ広がっているけれど

ぼくはもういらない


―窓を閉める―


室内が戻ってきて

マチスの絵がまぶしい

木椅子

ポトス

絵の中で金魚が{ルビ捩=よ ....
一.

 俺の知らない赤で
 雲が光の中で
 死んでゆくんだ
 今も

 おまえの知らない青で
 波が砂の上で
 壊れてゆくよ
 ほら

 見ろよ
 カモメの親子が今
 俺 ....
 夢のような 心軽さで
 私は窓辺にたっていた
 黄色い{ルビ灯=あかり}が漏れていた

 やみがたい 私の心のすき間から

 疲れた{ルビ貴女=あなた}のしぐさのひとつひとつが、
 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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