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能登半島いなかまち
まちの中心ながれるみそぎ川
昼間も夜間もあたりはガラガラで
ときどき橋ゆく背中が
シュールに映る

郊外店にぎやかなれど
夜になればまちなか赤提灯
海女が干物を炉端 ....
繋いだ手と手が
軽く緩やかで
程よい加減であればあるほどに
自然で優しく歩めるように
あなたたちとわたしも
そうなれたらいい

結び目はかわいいチョウチョ結びで

あなたたちが巣立つ ....
地面に伸びた影を
ただひたすらに
追いかける
僕らはあの日
自由だった

悪戯な
きみの笑い声が
背中をくすぐって
僕のなかにあったのは
「現在」という時間だけ
確かにあの時 ....
好きです、と

貴方が好きです、と


そう思うたびに


縛られていく手足
紡げなくなる言葉

隣にいるのに
側で笑顔でいられるのに


本当に言いたいことは言葉にでき ....
雨がいろいろ濡らしてく

君の笑顔
僕の右腕
彼の背中
彼女の肩

雨なんて嫌い
だいっきらい

そう呟いた日はいつだっけ

僕たちは皆一生懸命で
それは決 ....
自分勝手な魂を持って
波打ち際を歩きます

自分勝手な魂に
潮風が沁みてゆきます

自分勝手な魂は
都会が怖くて逃げ出しまして

自分勝手な魂に
希望は遠く彼方にしかないように思え ....
飛び回り爆発的に着陸して

僕の血はそう黒かった

額から流れる血は

涙のように感じた

カメラのシャッター飛び交うたびに

僕の光は弱くなっていく

大空に掲げた僕の龍のよ ....
さあ 風よ どうぞ 吹いて来て下さいな
あの懐かしき日の夕べの面差しのまま
少し寂れた けれども優しい雰囲気と
そして たおやかでしとやかな その仕草で
わたしの両肩に止まって見て下さいな
 ....
ちゃんと季節は夏至まで巡ってきたと言うのに
太陽の奴いったい何処に居るんだか
朝寝坊を誤摩化しているのか
おつきさんと夫婦喧嘩でもして
目の周りの痣を見られたくないからか
この頃ちっとも姿を ....
空のいろには 届くはずもなく
だからこそ
仕方のないほどに
空のいろを 
瞳に宿しながら
きりんは ゆっくり緑を{ルビ咀嚼=そしゃく}している

その
長い長い首の得る高さは
 ....
今日の献立が決まらない
はて、どうしようか

手の込んだものは好きじゃない
けして面倒というわけではなく
パパッ
ズバッ
シャキーン
って作ったほうが美味だ
な気がする

買い物 ....
紺碧の輝きの海に
許されぬ恋が眠っている
静かにそっと おののきながら
それは波間に漂う白い貝
だけど 今日は
海へ漕ぎ出した
その想いを摘みとるために

 真珠とり
 真珠とり
 ....
今黎明のさなか

我PCに向かいて

タイプする一編の詩

雲は厚く街を包み

いずれ雨になり

小川の幅も広くなり

水鳥は浮かび

鵜は水に潜り

鷺は川面を歩く
 ....
夢の淵で見た幻影の
私は笑顔で大勢の人の輪の中に
ずっと憧れていた光景に今
自分がいるのだという幸福は
瞼を開ければ気付く
全て硝子で出来た世界での出来事なのだと
瞳が部屋を映し出せば
 ....
ある日とても落ち込んでいた私に鼻の長い象が話しかけてきた

君は空に継ぎ目があるのに気が付いてしまったのだね

私は空に継ぎ目があるのに気が付いてしまったの

苦しいの

それはすごく ....
男を好きになる度に
彼女の体から火薬の匂いがするの


情熱はジリジリと 
へその下から入り込んできて
体中を燃やして行くのよ
 だから いつも
骨の焼ける匂いのする
彼女の手を ....
この路地裏の
アスファルトのひび割れは
どこかの埠頭の 
それと 
似ている

相槌を打ってもらえる筈が
ここにあるのは
頬を刺す風



見上げる雲の隙間から
一筋の光が降 ....
とれたら 放れ

そことれ こことれ
沁みる 眼 ちぎり

爪で つまんだ
黒眼は 舌先

がらんごろん
骨も まだ ある 

黒い毛 
おてての まだぬるい

沁みる黒眼 ....
 左の胸に手をあててみる
 脈々と鼓動する心臓
 生まれたときから一度も
 絶えることなく続いている
 僕のリズム

 異国に発ったときも
 死にそうなほどなやんだときも
 ずっと僕の ....
いつも、片側想いだ
7つ角を潜り抜けて
それでも、
空の側面にはなりきれない
いつも垂直に切り立つあなたの、
夕暮れ
薄い化粧も、追いつくことをしない
少女、の

目を凝らして、見え ....
夜は綻び
朝が死角からやって来る


陽射しが強くなれば
それだけ濃い影は出来て
ありふれた若さのなかに取り残したわたしと
残り時間を失ってゆくわたしが
背中合わせする毎日に
日 ....
電機信号のパレード

飛び交う人たちの間を

蜘蛛の巣をくぐるように通る

光輝くこの街はもう

モノクロの美しさに気が付くはずがない

砂埃舞う神社の階段で

浮き足でゆっく ....
携帯の横で
揺れていた鳥が
わたしのもとから
飛び立ってしまった

わたしの横で
聞こえていた声が
わたしには
聞こえなくなってしまった

黒の中にひとり
透明のわたし
七夕の ....
いつものように
午後をあらいながら
うつむき加減に 軽く
雲行きを確かめる
それもまた いつもの事だけれど
その
始まりの日を憶えていない


寒暖の差を道として 風は渡る
よ ....
あたしは言葉遊びを愛している

創りものの仮面を鎧っていても

48の文字を舌の上で転がして

ギュッと絞ったあたしらしさを

指先から滴らせて紙面に散らす

オブラートにそっ ....
 晴れた日には
 
 心に色を塗ろう

 想うがままに


 青空の色

 何重にも塗り重ねて

 空の色に近付ける


 光を散りばめるように

 君の唇を

  ....
風をつかもうとして
草をちぎってしまった
てのひらが

鳥を呼ぼうとして
こんちくしょうと叫ぶ
声が

心のかたちを確かめたくて
君のからだを抱きしめた
腕が

今夜もずれてい ....
雨にかすんだ街を見ながら
少し寂しくなったので
あなたの言葉を思い出しました。

水溜りの中に
小さな小さな雨色の町があって
その町では
どんな事でも虹色に綺麗なんだ

あなたはどん ....
海鳴りは遥か遠くでさざめいて 
波間に浮かぶ言霊たちは 
いちばん美しい響きを求めて 
たがいに手を伸ばしあう 

砂浜に打ち上げられた巻き貝は 
もはや亡骸となり果てて 
右の耳に ....
子供の頃に住んでいた
甘くてはかない
飴細工のような
御伽噺の世界
あの世界は
今どこに在るの
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