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湿気のあがる
風の強さに 
飛ばされそうな肩
足を止めて

古いままの 山道にも
じゃりが くだかれてて

こぼれていかないように
角と角の淵に
つま先 入り込ませ

明るい  ....
人がまた、遠くからやってきて
自由な姿勢で挨拶を続けている
寒いと言っていたのは、遠い昨日のことで
引き寄せた椅子に浅く座って
遠く、海ばかりを見ている

すすけた額縁から絵を取り外すと
 ....
歌うことに飽きて口を閉ざした夕べ

存在を辞めていいだけの理由を 幾つも抱えながら

飲み込んだ望み


囀るように 生きて

くちばしを 閉ざさないで

存在を誇っていいだけの ....
大きなあくび一つで

僕はまだ見ぬ未来に

真実の輪を一つ問いかけた

散らかった部屋の中で

君への気持ちも散らかっていて

どこに行ったか分からなくなったよ

万華鏡を覗く ....
彼女の場合

 ゲーセンで、ハンドルを握ってる

 食い入るように画面をにらみつけて、時々、歯をむき出しにする

 終わってもまたコインを入れて、ハンドルを離さない

 よっぽどそのゲ ....


大事なものだけを信じる
ただそれだけ

簡単そうなのに
人間には難しい





素直に言葉を
受け取れなくて
ごめん

ただ何でもない自分を
認めて欲しいだ ....
一.

「好き」っていう気持ちは
ある日突然落ちてくる
それに当たってしまったら
もう・・おしまい
どうしようもないの

二.

私に
思わせぶりな態度で
寄り添わないで
も ....
鈍色の雲に覆われた空は
湿り気よりも寒さを貼り付かせ
初夏のはずの陽気に楔を打ち込む

絶対、赤が足りない

蓄積されていくのは垢ばかり
くすぶっていく気分は盛り上がらず
爽やかな ....
点滅を繰り返す信号を
いくつ、くくれば
朝を迎えられるか試す夜

踊る、踊る
ステップを踏むのは
この足じゃなく
打ちつける雨

ゆらゆら揺れる
心ごと体ごと
壊してゆくリズム
 ....
ゆらり ゆらり
波が
揺れるように燃える
空が
夜に向かって焦げてゆく


一度放したその手は
まだ
消せぬように熱を帯びて


窓が紅く染まる
夕景の中
明日は既に迫っ ....
もう都会は

もう蜃気楼しか見えなくて

本物のか現実か分からなくなっているよ

マンションから吹かれるつむじ風に

冷たさを覚えた

誰もいないプールサイドで

服を着たまま ....
しとしと そぼ降る雨が好き
だから 大きな音で眠りを乱す雨は嫌いだよ

咳のし過ぎで横隔膜が狂ったみたい
咽喉は切れて血が出そうだ

伝えたいこと まだ半分も伝えていないのに
 ....
ボウフラは夢を見る、
希望の果ての、
水溜を。

カゲロウは旅立つ、
蜃気楼の彼方の、
空を求めて。


カタツムリは、
無理をする。
せっかちなん ....
 おやすみと言う言葉をすると
 何故かかえって目が冴えてしまう
 眠りにつく街
 その中静けさの中で
 鼓動だけが響き渡る部屋

 涙は流せば流すほど
 吟醸度が下がってしまう

  ....
落花生の缶詰、
手長海老の缶詰、
シラタキの缶詰、
押し合いへし合い
大勢が
狭いところに住んでいる
缶詰長屋に着いた。
長屋とはお屋敷内にあるのだと
思いながら
思いきり
 ....
昼間だどー
母さんが 声を張り上げて呼ぶ

私は はしごの五段目に上がったまま
はーい と こたえる

もう少しで この枝が終わるからね
小さな蕾を摘んで 大きな花を残す
良い林檎を  ....
足りないんだ

なにか

必要なもの?

よくわからない

足りないことはわかってる
だから 内緒で探してみる
だから ついつい拾ってみる
時にそれは枯葉だったり
時にそれはカ ....
わたしがナミダチョキンを始めたのはいくつの時だったか。

納得がゆかぬことで父に叱られ泣いて、泣いた事でまた叱られもっと泣いて
その泣き方が悪いとまた叱られナミダ涙の悪循環。
いつしか泣いたら ....
君の名前はそこにあり
僕はその名を呼んでいる
風邪で寝込んだ病床の
上空遙か20mm

君の名前はそこにあり
僕はその名を呼んでいる
呼んでも呼んでも減らなくて
僕はその名を呼んでいる ....
{引用=夕暮れの砂浜を、パレードが歩いていく。
波に打たれてはまた現れる平らな砂の上、音もなく、けれど楽しそうに、
見えないパレードが歩いていく。}

海は
美しくも儚げな
歌とも音楽とも ....
{ルビ故郷=ふるさと}に近づく列車
向かいに座った女性は
首のすわりかけた赤子を
前向きに抱えていた

一瞬、驚いたあと
すぐにうつむく仕草は
内腿の{ルビ痣=あざ}を
男子生徒にから ....
 感情が雪崩れをおこした
 まいった
 こんな夜中だと言うのに
 うんざりするほど
 夜は長い

 赤子が愛に包まれて
 眠っている

 いずれは誰からも
 忘れ去られて行く定め
 ....
一人で行った交通科学館からの帰り道
環状線で小学生の僕は
財布を落とした

鶴橋駅の連絡改札は
近鉄線の切符が必要で
連絡切符を買っていなかった僕は
家に帰れない

途方に暮れる僕に ....
ああ、男は36階の屋上で
誰一人居ない 屋上の一角で
この世の切なさと
この世の厳しさに
ゴクゴクと酒を飲む
だが、しかし
不本意にもああ、不本意にも
足を酔いに取られ
誤ってフェンス ....
人を愛するということに
流儀や作法があるのなら
どうか教えてほしい

風がそよぐ 
けれどそれは
私をいたずらに惑わせて 
答えなど示すはずもなく
通り過ぎるだけの風 

やが ....
ぽつり 雨が降るだけ
タイトスカートに染みができた
あなたの笑顔が見たくって
あなたが好きだって言う格好した
まだ来ない
いつの間にかさらさら雨が流れてあたしを濡らす
後れ毛が揺れる

 ....
目を閉じて見つめる
記憶の中・・・・
 

小さい頃のわたしが
若葉の蔭で
耳を澄ましている
 

「何を聴いているの」
と たずねたら
「こもれび」
と 言って上を向いた
 ....
少年は汗をかきながら

夕焼け間近の商店街を

猛スピードで自転車をこぎ

君がいる駅まで全力で向かった

夏の太陽のせいで焼けた真っ黒な肌を

引きずりながら

何人もの人を ....
からっぽの胸に響く欲情
昨日とは違うあの光を前に
僕は立ちすくむ

本当の気持ちなんて一つも知らない
理想は文字の中にしかない
僕は理想という言葉すらわからないけど


ただ僕は欲す ....
 時を告げる鳥がやってきた
 蜃気楼のように昼は過ぎ
 夜の帳が降りる

 すすけた心
 渇いた涙
 行き先のない情熱

 生きること
 その難しさ
 不器用に今日を過ごす

 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つた_うるし- 砂木自由詩10*06-5-21
遠洋- 霜天自由詩806-5-21
『囀り』- しろいぬ自由詩106-5-20
ループの輪をえがきながら- こめ自由詩606-5-20
片想い_05.横顔- 逢坂桜自由詩1*06-5-20
誰かを愛した過去の歌__(あなたを想う陳腐な愛の歌の続き)- さくらほ自由詩11*06-5-20
あなたを想う陳腐な愛の歌- さくらほ自由詩9*06-5-20
*_(´・ω・`)*- かおる自由詩5*06-5-20
dancing_all_night- LEO自由詩9*06-5-20
暮れ方- 自由詩3*06-5-19
都会の蜃気楼- こめ自由詩506-5-19
小糠雨- 朽木 裕自由詩3*06-5-19
「_あめ。とも。だち。_」- PULL.自由詩10*06-5-19
きらめきを探して- 山崎 風 ...自由詩4*06-5-19
武鯛の缶詰- あおば自由詩6*06-5-19
うまれたわけ- 砂木自由詩10*06-5-19
かいがらやなにか- 降旗 り ...自由詩8*06-5-19
ナミダチョキン____- さくらほ自由詩13*06-5-18
君の名前はそこにあり- ピッピ自由詩5*06-5-18
「ゆう」- ふるる自由詩8*06-5-18
白い紙ふうせん- 佐野権太自由詩18*06-5-18
夜に戸惑う- 山崎 風 ...自由詩5*06-5-18
駅・鶴橋- たりぽん ...自由詩17*06-5-18
落下する男- 千月 話 ...自由詩14*06-5-18
立葵- 落合朱美自由詩18*06-5-17
晩春- 春日響自由詩106-5-17
「こもれび」- まほし自由詩14*06-5-17
真夏のラムネのような味の恋のお話- こめ自由詩706-5-17
『温』- ことは自由詩1*06-5-17
君は花- 山崎 風 ...自由詩6*06-5-17

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