すべてのおすすめ
恋が苦しいってことを知らなくて 恋をしたわけじゃないのに

胸を締めつける切ない痛みに耐えられず
どうしていいか解らずに ただ泣くだけの自分

自分を責めたって痛みは消せない
あの人を責め ....
旅程、 それは
気体としての体の呼び名
約束は山嶺のむこうで
鼓動が、 「遠く」と嘆く
あなたの住む町に
なごりを凍らせて
肌の温度で流れ出す
液体としての心

  はるか、 はるか ....
羊水の記憶を辿りたくて
何度も海を呼ぶ

故郷への列車は海も山も知らない

揺れは
胎の記憶
響く音は
血の流れ

唸る、唸る、
私の海

(海にあこがれて南へ出たけれど 。 ....
あなたへ手紙を書こうとする時
暗闇を映した窓に
例文が訪れます

「あなたとは
 もう何も無い」

私は絶対に
そんなことを書きたくはないのです
ありえないほど光に満ちた
未来を思 ....
ほころび昇る朝陽に{ルビ誘=いざな}われて
勢いよく走り出す時間につかまって
幸せの鳥に想いを寄せる日々
寄り添う影を追いかけて
白い季節へ手をとり進む

君に会いたい
厳しい季節に咲い ....
いつの間にか
距離が出来ていたんだ
どうして今頃気付いたんだろう

こうしている間だって
一刻一刻と距離は広がっていって
いつかは
君が見えないくらいになってしまうのだろう

二人だ ....
袋小路を引き返しては
つまらぬ後悔ばかりを
噛み締める

たぶん
思い描くように
聡明でもなく
敏感でもなく
宛われたまま
哀れむほどに
愚かな存在なのだ

饒舌なほど
青さ ....
     1

漆黒の夜を裂いて、神楽の舞が、
寂びた神社の、仄暗い舞殿で、
しなやかな物腰を上げる。
右手は、鈴の艶やかな音色が、薫る。
あとを追う鳥のように、左手の扇子は、鈴と戯れる。 ....
心の中で咲いた透明な花に
蜜蜂は飛んでこない
雄しべと雌しべは
実を結ぶ事なく
ただ
静かに月夜に浮かぶ

どれだけ風が吹こうとも
どれだけ雨が降ろうとも
透明な花は決して折れない
 ....

田園に降りしきる雪を見て
なぜかわからないけれど
昔の思い出がふと脳裏をかすめる

都会の星空は
教科書通りの星数で
オリオン座がはっきりとわかって
本当はたくさんの星があるという ....
{引用=
あれはたしか小学生のころ
ちいさな花をいじめたことがあった
冬がカサリと音を立てはじめたある日
お母さんがお庭でいっしょうけんめい
そだてた花を


「しゃんとしなよ」
「 ....
ふるわされた小紋の
遅い続き

とりつけられたままの
フレーム

切り落とした爪だけ
泣いてる

どこにいければ
そこは どこなの

力づくと
開けられたものに
かぶる 溶 ....
冬になれば夏に焦がれて
夏が来ると冬に焦がれる
そんな自分勝手な君を見るのも 
なんだか良くて

ポケットに隠してつないだ左手が
ひんやりと冷えた君の手に僕の体温を伝える
手袋をして ....
「ねえ、かあさま、
 ひとは、なぜ、いきるのですか?」


「・・・・・
 
 温かい
 気持ちをね
 
 誰かの
 心に
 残していくためなんじゃないかな・・・
 
 その ....
帰る場所を私は持たない
たとえば

ふるさとは
ほろびるだけで
東京は
ただ試してる

ことば
あるいは
ことば以外で
わかったようなつもりになって

帰る場所を私は持たない ....
夕焼け空捕まえて泣いた
切なくて声出して呼んだ

宵待ち竦んでうずくまる
可哀想だなんて
放っておいてほしくて

差し伸べられた手払って
悲しみなど許せないと叫んで

幼い日
川 ....
朝から降る小雨が
今にも雪に変わりそう
そんな景色に
今日一日の力を抑えられ
心は閉じてゆく

沈んだ気持ちで
一日が流れてゆく

昼を過ぎた頃
気づけば雨は消えていた
間もなく ....
お母さんが出て行った
僕もお父さんも
泣いて 泣いた
ただ
まだ幼い弟は 何も知らず笑ってた

弟が「ママは?」って聞くたび
お父さんは泣きそうな顔をして
僕は聞こえないふりをする
 ....
AV女優のやうな名に
慣れたあの日に失った
皮肉よりも薄い膜

鬼は外福は内
子種を撒いて
幸よ来い

無法地帯に咲き誇る
花には毒の蜜が溢る
三億の死一つの命
 ....
 生きてると
 嫌なことや
 気持ち悪いことや
 やるせないことや
 許せないことや
 悔しいことなんかが
 いっぱいある

 ま、いっか
 
 自分の心に言い聞かせる
 言 ....
きみが生まれた病院へゆこう
インフルエンザの季節だから
まだ赤い きみのBCGみたいに
痛い注射を刺されにゆこう
歯の無いきみの笑い顔を抱っこして
きみを産んだ病院へゆこう

晴れて乾い ....
電話が鳴った。
子供が生まれたのだ。  ....
+と−の線が地面に引かれ

こぞってそこに点をうつ

私の位置は+3

あなたの位置は?


+と−の線が地面に引かれ

僕らその上をいったりきたり

人に引かれた線の上 ....
僕はいつも君を見ていたかった

だけど君は去って行くのかい

輝いてる僕をいつしか見て欲しいのさ

いつか、いつか、

いつも僕は君を見ている

だけど君は僕の気持ちを ....
ぼくが
ぱちぱちっと
まばたきすると
あなたも
ぱちぱちっと
まばたきをする

きぶんのいいときには
なんかいも
なんかいも
まばたきをする

あなたは
ウインクがにがてで
 ....
曇天、つまりは
避けられない
透明に張り付いた埃を
雑巾がけして
嘔吐。
そして、勃起。


「明日は、雨。」
嗚呼、あいつらの
裏返しが
窓際にうずくまってる。
風邪を拗らせ ....
すこしずつ、歩みつづけているんだ。


こんなふうにしてでも。








このたましいは、どこへゆくのだろう


なに者に、なるのだろう

このこころは ....
かいちゃんはまだ歩けない
もうすぐ一歳と五ヶ月になるのに
まだ歩かない

だけどハイハイはとっても上手
ものすごいスピードで突進して来る
逃げるのだってとっても上手

おむつ替えや着替 ....
そろそろ死んどけ
 と、壁に向かって問いかける
   アレはもういらない
     と、自分勝手に眼を離す

  例えば、一握りの殺意と
     一つまみの愛情があるとすれば  ....
輝く太陽
森に川
じめじめしていた

輝く太陽
風に砂
からからしている


XとMが混じってて
Cもあった
Iもあった
腰に政府をぶら下げる奴もいれば
犬を黙らせる術を持つ ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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