すべてのおすすめ
暮らしてゆく
かこいの上

眺めると流れがある

土から 
かえるためだけに
乞う 涙ではない

吹きなれた風の足が
ところどころ 無くした
甘いくぼみに にゃーと泣く

逆 ....
午前3時に咲いた {ルビ鈍色=にびいろ}の花腐し
嘘を塗り重ねて
すこし刺々しく君に抱かれた柔肌が 
うっすらと赤みを帯びる


君は私の名前を呼ぶ どんな抑揚もつけずに
ただ平淡に溺れ ....
「鬼が豆鉄砲喰らった顔見たくないか?」

久しぶりに父から届いた携帯メール


父に会いに行くと
父はルパン三世の主題歌を口ずさみながら煙草をふかしてた
普段は煙草なんて吸わないのに
 ....
ふたつの手のひらを
使いこなせない昼下がり

耳を澄ませてわたしは
しずかに風を
遮断する


すべては
それとなく遠い気がして
けれども確証はなくて
言えずに続いた
 ....
長いものには
巻かれろ
口答えするな
頭を下げろ

頭を下げれば
上を抜けてゆく
我慢我慢
何も言わない

ニコニコして
侮辱されても
グットこらえ
堪忍堪忍!
この頃は
新聞の死亡記事を切り抜いて
町内の電信柱に
べたりべたりと貼り付けることにしている

今日もこんなに沢山の人が死にました
毎日毎日人は死にます
これだけの人が死ぬ中で
わ ....
七日前 
自ら世を去った 
友を思う深夜の部屋  

( ふいに見上げた古時計 
( いつのまに止まった秒針は震えながら 
( 永遠の音を刻む      

明日もぼくは 
職場の老 ....
  あなたがねじを巻く
  ぼくが歩いてゆく



  あなたが茶を沸かす
  ぼくが独り言をもらす



  あなたが哀しんで……
  ぼくはなにも言えない


 ....
 
 
 

不安のきえない夜は
こうやって
雨の音を聞くんだ


ひっそり こっそりと


しばらくはやまないよ

焦ったりしないで
明日に追われたりしないで
そこで ....
湿る度の、音

響いたあとの名残は、
何かしらのかたちで
沈んでいく

 (奥底で
 (深々と眠りつつ、

震える指先は
鼓膜をなぞりながら
(呼吸を、
ひらめいて ....
浴槽のなかで
泣くと
温まった頬よりもっと
熱いものが滑る

首筋をかすめて鎖骨へ
塩を含んだ水滴が落ちて
水に溶けてゆく

こうしていると
かなしみはまた
薄い皮膚を通 ....
マトリョーシカの
ながした涙は
乾いてのぼっていった

風が吹いている
虹のむこうに

見上げる
雪のあいま
ひらめく桜のあいま
海のつづきに

***青い星の歌によせて*** ....
毎年、節分の時期が近づいた頃
駅には近所の小学生の作った『鬼のお面』が飾られる

"上手な子"の作品が選ばれて飾られる

自分の作ったお面が飾られる子供は
近所の おば ....
きょうはまめまき
おにはそと
ことしもいちねん
ふくはうち

にほんていえん
おにわそと
きぱじゃまちゃぱじゃま
ふくはうち

おきてるはずだよ
あにはどこ?
ごはんにしましょ ....
                    07/02/01


あかり/光/アート展、を見てきたが
帰り道、汐留駅の遺跡に立ち寄って
明治初年のレールの切れ端、犬釘、工具
機関庫の前に佇む ....
いちばん旧い校舎の
さらにその裏
もう誰も見に行くこともない百葉箱
そのそばに菫が咲いている と
君が云ったのが
はじまりだった

ふたりはそれからそこで
いくつかの秘密をかさねた
 ....
鏡を見ていると
もうひとり
自分がいるような
そんな感じがする

鏡に映っている
自分が
本当の
そのままの
自分なのかなぁ

少し
びっくり
することもある

もしかし ....
耳を澄ませて 研ぎ澄まされた 空気の中

僅かに 流れる その音色を
数多の奥に 捉えて

群青と橙が 混ざり合って
黄白色に 爆ぜる瞬間

唯一届く その音を
漏らさず 全て 汲み ....
立ち止まったところに
誰かの{ルビ欠片=かけら}が落ちていたので
拾い上げてから交番に届けようとしたら
持ち主らしき人が
不安を抱えたてこちらへ歩いてきたので
「捜し物はこれですか?」
と ....
映るものでしか見たことない自分
今までずっと一緒にいたこと
誰の耳にも間違い話に
聞かれないのに

会ってみたい
一生に一度以上
コンビに未満(開店から閉店まで働き続けるコンビニエンス未 ....
 言葉が言葉を飲み込む
 信頼のない無意味なやり取り
 なんの創造もなかったりする
 そこにあるのは反応する神経のみ
 
 そうなるのは
 やはり信念が希薄なせいだろう
 人が人らしくあ ....
ころがる
しずかな すいへいせんの上



あさ
お茶をわかしながら
てのひらで
背骨をなぞった
恐竜のように
そらへとつづく梯子の ように

あなたが
つづいている ....
背中が無防備すぎるから
思いっきり蹴りたくなるんだ

気持ち良さそうに伸びをするから
ボディーがガラ空きだぜって
思いっきり殴りたくなるんだ

平手打ちで頬にもみじ作りたいなぁ
死角か ....
詩のなかでは
ほんとうのことを言おう

どうしていつも
口を出ることばは
わたしをうらぎるのだろう
わたしからとおざかるのだろう

つたえようとするきもちから
どんどんどんどん
つ ....
(ベートーヴェン
最後の弦楽四重奏曲、第十六番
三楽章によせて)


土にもどったといったところで
だれも
これがあのやわらかな若葉だったと
気づくものはいない

虫の寝床となりな ....
愛。それは多分に、
漠然とした表象の言葉で
ありのままの語彙ではない
――と誰かが云い

するとたちまち花は萎れた

漆黒の森に谺する
狼の吼える声におびえ
かよわき詩人らは外界を忌 ....
心の底の声を
君は聞こえるかい?
手を伸ばせば
助けてくれる。

世の中はまだまだ
捨てたもんじゃない
生きる事を大切に
人に心を与える楽しさ

優しさを取ったら
何も残らない
 ....
銀閣寺遊侠伝(その一)

けちなやくざと
笑うがいいさ
強きを挫き
弱きを助く
そんなそんな俺なのさ

ぐれてはずれて
十五十六
入れた刺青
将棋の王将
そんなそんな俺だよ
 ....
いつだって、独りきりで
帰り道は夕陽が優しく背中を
なぞって影を伸ばしている

道端に咲いた赤い花を
持って帰りましょう
母さんが、喜ぶはずだから
笑顔は想像出来ないけど
両手に抱えて ....
 ここまで歩いてきて
 残してきた足跡
 その中で犯してきた過ち
 一人幸せになるのは虫がよすぎるかもしれないね
 
 でもね
 いつまでも君のゲームに付き合ってられないんだ
 
 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
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