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{引用=
誰かが朝を呼ぶたびに
ひっそりと佇む夜は震えて
おびえる仔猫の背骨は軋む
もう少しだけ闇を含んだ唇で
触れられていたら
いたんで汚れた指先も
傷付けることはなかっただろう

 ....
琥珀色のサウンドトラックが、
頭蓋骨の内側を濡らしていく
すっかり皺が減り、ツルンとした私の大脳皮質


鼓膜までねじこむイヤホンや
タイムラインを流れる電子文字で
刻まれたものが薄れ、 ....
音をはずした
指先が曲がり
おこがましい
眠気へと倒れ
込んでしまう

彼女は私に嘘を吐きました。その嘘はあまりにもたくみでありましたから、私はその嘘を見破ることなど、したくなかった。した ....
ふっと
水気を含んだ本の両脇
不穏がととのい
遡上がはじまる

奥の詩から女がたちのぼる
ひるがえり
紙面にむんずと顔を押しつけ
ことばのインクの溜め池は
頭頂に浮かぶ
巌流島から ....
日常で化粧をしなくなったのは
心に化粧をするようになったから
泣きそうな心の形をキレイに誤魔化して
ムスっとした素顔で
あなたの言葉を待っている

もうくれなくなった言葉を待っている
旅の荷を置き
コートを脱ぐ

ジョン・レノンのフォト
ゲルニカのポスターが

あたしを迎えてくれた
  あっ・・・

トクンと胸が鳴る

それだけで
緊張がほぐれた

あた ....
(幕間に目覚めた)

何本かの直線によって
平面上に
パースペクティブを作っている
秀逸なポスターの
消失点を見つめ

インクの黒色のその部分は
真っ黒な宇宙空間として
激しい砂嵐 ....
かつて
という言葉は
アマゾンには存在しない
ナイルには存在するが
かつて
かばはサラリーマンであったが

さてかばは水中に棲まう
鼻の穴を閉じて 愚かな話だが
かばは魚にはなれなか ....
低いほうへ
もっと低いほうへ

流れていこうとする本音を
どうしたものかと
眺めるばかりの今日この頃

後ろ向きは
好きじゃありません

斜め上45度に向けた建前を
たまに誤 ....
好きだよ
取り囲まれた日常に埋没して生きてゆくこと
どうしようもないことにもがいては泣いて
だい好きだよ

だんだん揺れを増す心音の近くで
赤面したこころの奥底
繋がっているのかな、いな ....
むかしむかし
あなたと私の
鳥の骨のような関係が
ありました

肉はもうとっくに
誰かに与えてしまって
白い骨格だけが
残っているのです

飛翔の予感を秘めて
飛翔の過去を秘めて ....
            ハーモニカの小さなキーホルダー
            
            これ 読んでみない?
            と
            「クリームレ ....
水仙は冬の空を貫く
凛と、静かに、美しく

瞳に白い花弁を溶かし
鼻孔を黄色く染めた
それは幾分の幸せを香らせる

桃色のスニーカーには
柔軟な葉と真っ直ぐな茎が映る
それは気分を優 ....
私は春の空を見上げた。
私は春の匂いが鼻に当たるのを感じた。
私は舞い散る花びらへ飛び込んだ。

私は夏の空を見上げた。
私は夏の日差しが瞳に当たるのを感じた。
私は木陰を歩き水を求め歩い ....
彼女から発せられる
ことば、旋律は
街中を彷徨う

歌声は力強く魂を揺さぶる
六〇年代ニューヨーク
カフェで行われた
ビート世代の詩の朗読会
擦り減った石畳の路地裏にあるガスライトカフ ....
今日
この町に
初めての雪が降る


昨日
君が初めて見た
その雪と同じだったらいいのに
そんなことを思いながら
一人
夜の空を見上げる


小さな雪が風に踊るよ


 ....
今夜もお風呂に入れてあげる
一緒じゃないと危ないからね
眼鏡をはずしてあげよう
シャボンでブラシとシャンプーも

手ですくってかける
温かいしずくは
バスルームに響く魔法の音
湯気の向 ....
ひなびた温泉地の
居酒屋で
地酒の熱燗を呑む

まわりは
方言を使う
地元のお客ばかりだ

あさりの酒蒸し
厚揚げ豆腐を
肴に
2合の徳利を
猪口に注ぐ

木作りの梁
温 ....
君が
好きだよと
素直に伝えたいけど
君の前で どうしても
言えなくなるのさ

愛してる 今でも
僕の 気持ちは 変わらない
今も 君が 好きさ
笑顔の 似合う人で
いてほしい
 ....
ぼくの
気持ちを
どう伝えよう
はじめて
出会った
あの日から
君にもう夢中

誰にも
言えない
ひそかな この思い
君だけに 伝えよう

ぼくだけの ひみつ

ひそかに ....
君と歩く朝方の冬の道
気の遠くなる距離感
吹雪け

そして、凍死してしまえばいいんだ


自殺願望は甘いドーナツ
君を想うだけで
真ん中に空いた穴に
ダイブしたくなる

ゆ ....
三年は居ると思ったのに一年で帰ってきて

高校を卒業して都会で寮生活をしながら働いて
帰りたくて故郷に帰ったけど 親は怒った

だからお前には無理だから行くなと言ったのに
どこまでも行くと ....
{引用=
あなたの写真を見ていると
なぜか横顔しか
残っていない
小さなカフェに
行ったとき
突然歌手が
ジャズを歌った
ジョー・ウィリアムスに
ちょっと似た声で
いかにも偽者らし ....
「ただいま」君の声
「おかえり」と返す
伸びてくる君の手
掴む僕の手

それが光さ 君の目に映る
それが命さ 僕が知っている

不機嫌な君の声
知らない顔でいよう
伸びてくる君の手 ....
さびしく光をめくる
冬の公園の夜
うろうろと
街を進んだ

車のバンパーに
暗い電球を乗せて
叫んだ

雪に埋もれた公園の池で
闇の飛沫が激しく踊り
 死ね
街灯は
小道の向 ....
 しわくちゃなので静かな紙面に舟を浮かべると
 宙の上で均衡がとれるように
 その点において
 静置する

 対になるその
 たゆたう舟の影も
 水底でしわをつくって静置する ....
ぼくは四角
ころころ
ころころ
いろいろなひとに
ころがされる
だけど
ぼくは四角いから
簡単には
ころがらない
だから
みんな
ちからをいれて
ころがすけれど
やっぱり ....
伊達直人がホテルをでて朝の商店街を歩いていた

四方に広がるせまい空

雲ひとつない水色をながしていた

まだ冷たい商店街

異国の山麓に広がるバザールのようだ

路地には猫がにら ....
魚(とと)屋の裏の
軒先伝い
いつもの三毛が
銀渋屋根から
三軒向かいの
土蔵の屋根まで
尻尾引きずり
のそりのそり

土蔵の屋根は
少し高くて
いつもはそこ ....
あなたが止まり木で休んでいる間に
燕雀がちょっとさえずるけど許してね

快適な檻をお探しのようだけど
ここら辺では貴方が翼を広げられるような檻は
ちょっとないかも
私にとっては広すぎるこの ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
旅路- 高梁サト ...自由詩7*11-1-20
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素顔- 相差 遠 ...自由詩7*11-1-19
安らぎの空間- 森の猫自由詩6*11-1-19
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かばの休日- salco自由詩4*11-1-18
ぬらりくらり- nonya自由詩11*11-1-18
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大の字- 森の猫自由詩7*11-1-16
君に伝えたい- そよ風さ ...自由詩4*11-1-16
君のそばに- そよ風さ ...自由詩4*11-1-16
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十九歳- 砂木自由詩23*11-1-16
横顔- 真島正人自由詩3*11-1-16
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ニッポンの空- 吉岡ペペ ...自由詩511-1-15
三毛猫- yumekyo自由詩511-1-15
鴻鵠へ- 相差 遠 ...自由詩4*11-1-14

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