すべてのおすすめ
色に例えるならば

それはそう黒に近いだろう

最も濃い闇を連想するような

どすぐろい色だろう

そこには一切色彩は存在せず

どんな色も黒に侵食されていく

白雪姫VSシン ....
誰もが歩いている

気がつけば

長い

長い道を



様々な

複雑な

まっすぐな



それぞれの道を

歩いている



ゆっくり進むも良 ....
それは樹齢数千年の老木のように
ごつごつと皺くちゃな
堅い表皮を持っている

アルミニウムの廃物で作られた
それは機械でもなく樹木でもなく
しかし天を目指してすっと立っている

その足 ....
カミナリが鳴ると

暗いお外は夕立のおと

リビングのテレビは

昭和四十年代の時代劇

はんぶんに切ったメロンを薄い皮にして

セブンスターの吸い殻をそのなかに捨てた

暗い ....
ねぇ、そのまま。
目を覚まさないで聞いて。

あたしたぶんきっと、
きみのことが、
だいすき。

いつも軽く言ってるけど
本当は無駄に動揺してる
気づいてないでしょ?

たぶんも ....
あんドーナッツを
ためて、ためて、投げあげて
放物線の落下する地点まで
走って、セバスチャン
つぎつぎと走って
受け止めて
全部くちで
そういう無意味な訓練を
たくさんして

*
 ....
雲海に月昇る

月はまるで僕等のようだ

月光が僕等に平等に降って

くまなくを満たしていた

僕等はキスを試みたけれど

太陽の下でも出来たこと

雲海に月昇る

月光が ....
両の耳から{ルビ光素=エーテル}をそそぎ
彩なす色虫が交響する
雨の染む夜 騒がす静か
爪の生えた石ひとつ

白電燈のプラシーボ
唖として見つめるアルビーノ
花鳥の使い さよならいつ ....
友人のS氏は寿司屋の店長さんで
毎日、寿司を食べている
メル友のAちゃんに、その話をしたら
羨ましいなあ、寿司なんか年に一度か二度食べに行く位だもん
私もそこで働きたいと仰る、
確かに寿司なんて、 ....
夜みたいなひとだね。
あたしはあなたという
ひとりの人間を
しっかりたしかめたい
固体として概念として
あらゆるあなたをみつめたい
そして許したい
なにもかもを

まるの中でゆられて ....
星が死んでゆくとき
個人が来て
、なぜ言うのかしら
欲しい欲しいください
して欲しいください
して

大人の真っ只中で純水を流そうと
躍起になって泣けば
汗ばむ肌はいよいよおかしくな ....
人は忘れる生き物だから
私は今 精一杯 貴方を愛すよ

口付けて抱き合って
貴方を想って泣いて泣いて泣いて
貴方に想われて泣いて泣いて泣いて

人が生きてるって尊いって思う
等身大の自 ....
やっと唄えるようになった16人が
唄った歌は
たくさんの人に向かって
中空を漂っては消え
漂っては消えてしまうので
なかなかたくさんの人たちには届かず、
僕たちはもう一度中空に向かって唄っ ....
西側の窓から流れ込む水の風が
産毛を心地良く逆撫でしていく
ソファに横たわって目を閉じると
耳元で涼やかに風の水が囁く

Come Together から
Let It Be へ

i ....
カミナリが紫白いろに夜を暴いて

さなぎのなかの

生物を見るような緊張を散らした

あなたのことをしばらく想う


宇宙船にのりこんだ

おおぜいのなかの二人になっていた

 ....
いらないんだろうか 私
と言う 不安げな顔
いるもいらないも 元がね
無くなるかもしれないんだし
と から元気全開で労働

誰にも言わないで
言っちゃいけないよ
そう言ったのに
どこ ....
岩本町駅は秋葉原駅のすぐ近くにある
けれどアキバ地区の裏にあるから
いまひとつ道を覚えられない

乗り継ぐ時は一抹の不安を感じながら
未だ見知らぬ街を抜けて
岩本町/秋葉原駅を目指している ....
私の心臓は

いつもパニックを求めてる

あの冷たい深海に溺れる感覚を求めてる

今日は気温が18℃もあってあっつかった
電信柱から汗がつたって

水たまりが、また少しだけ大きくなっ ....
はんぶんの優しさをください
背中の割れた
脱け殻でもよいので

  *

すいかの臍に
耳をあてれば
野菜であるという宿命を
粛々と背負う
胎動がきこえる
まだ生まれてもいないの ....
神の妨害がゆるされるのなら

この身を捧げることなんて

鉄と綿を天秤に架けることくらい

結果はわかっていたことだった

地下鉄の階段から見上げた

地上の灯りはとてもましにみえ ....
くり返し聞こえる
ずっと耳の奥
石をたたく水の音
ふうわりと浮かんだ陽炎を
あなたの肩越しで見ていた

線香の、つんとした部屋
気管がくるしいのは
意識を奪われているから
ゆるんだ浴 ....
七月の階段を登ってホームに出ると
七月の風にはじかれる木蓮の花
のぞき込む 流れない水
そして少女が手を振る
まるく
何ものをも拒まぬ速さで

おはよう
こないだ タケダからメール来て ....
白に全てが溶け込んで行く部屋に僕は住んでます
光も闇も無い、時間だけが全てを支配するこの小さな世界で僕は真理を学ぶ
何が正しくて、何が間違いであるかをではなく
何に目を向けて生きて行けば良いのかを、 ....
友の消息を求めるサイレンが反響し止まない
密室はすべもなく断絶を良しとして朽ちて次第に崩れる
手紙は送り返された

暗黒の結末を呑むならば
壁の背後が良いだろう
焦げ落ちる日暮れが似合うだ ....
零れては
消えていく
白い海に溺れていった言葉
伝えかったこと
教えてほしかったこと
霧に包まれたまま
インクに染まるのは
いつも
誤解
明日こそはと願いながらも  ....
二十四時間操業の工場で
一年前と同じスケジュールを働いた
一年前が二年前でも
三年前でも五年前でも
十年前でも同じであり

今日は雨が降っている
傘の影
右と左
交互に前に出る
汚 ....
ふれたいなら
うんと手を伸ばさなくちゃ

あいつは透明な空に
すいこまれそう

蝉はおもいおもいに
自己主張をして
太陽はこれでもかと
あたしたちを焼いて
アスファルトを
ゆらめ ....
空が少しずつ
今日を飲み込んでいく

よかったことも
わるかったことも

ごくんっ
ごくんっ

残った思いは
真っ黒に塗りつぶして

リセット

ベッドに入ったら
羊 ....
恋人同士で祇園祭に行くと破局するんだって
昔からそんな噂がまことしやかに流れていた


きみからの誘いを断らなかったのは
おろしたての浴衣に袖を通したかった気持ち半分
別れたらそこまでの縁 ....
薄い夜に 小さな雨音を聞いて 静かに目をあける
いつの間にか 日付は変わっていて 手のひらのなかの液晶画面には顔文字がよっつ。
等間隔に並んでいて

僕は目をこすりながら 何それ とだけ返すと ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白雪姫VSシンデレラ- こめ自由詩909-7-25
手をつなぐのも良い- おっとっ ...自由詩2*09-7-25
セコイア- kauz ...自由詩7*09-7-24
弾劾- 吉岡ペペ ...自由詩1009-7-24
明星- ジャイコ自由詩409-7-24
セバスチャンと一緒- 佐野権太自由詩17*09-7-23
雲海に月昇る- 吉岡ペペ ...自由詩809-7-22
爪の生えた石ひとつ- 瑠王自由詩4*09-7-21
Y君の日記- 遊佐自由詩7*09-7-21
よる- はちはち ...自由詩9*09-7-21
流星シンドローム- 佐藤真夏自由詩7*09-7-21
ねぇはやく灰に成っちゃえばいいのに、- 朽木 裕自由詩509-7-21
僕らと言うには薹(とう)の立った16人へ-合唱-- ……とあ ...自由詩11*09-7-20
再生- nonya自由詩6*09-7-20
宇宙船のふたり- 吉岡ペペ ...自由詩709-7-19
コントロール- 砂木自由詩7*09-7-19
新宿線- kauz ...自由詩8*09-7-19
いつもパニックを求めてる- ひとなつ自由詩1*09-7-19
ぼくのなんかなんにもない- ことこ自由詩10*09-7-19
人生のオプション- こめ自由詩1409-7-19
同化する、記憶- ku-mi自由詩6+*09-7-18
七月の階段を登って- オイタル自由詩7*09-7-18
隔離病棟/続き- 遊佐自由詩6*09-7-18
青の発声【純色青色Escape-Ⅲ】- 北街かな自由詩4*09-7-18
疎通- 乱太郎自由詩12*09-7-18
存在と不在とそのあいだ- 餅月兎自由詩509-7-18
潮のにおい- はちはち ...自由詩11*09-7-17
どんな日も- 未完自由詩3*09-7-17
こんこんちきちん- あ。自由詩16*09-7-17
独言- ウデラコ ...自由詩1*09-7-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528