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―半眼 仰向けにソファからガラス棚の中へ

帆船模型の帆が擦り切れる様を想像して、視線を窓外に移せば
季節の欠片がもろもろと崩れながら天気雨に縫い付けられていくところだった
中庭の、陽の当た ....
この宇宙のどこかで 広がる景色は
どれだけの時間を 刻み込んでいるの    

海の底に沈む 悲しい歴史は
変わらない気持ちを 物語っているの

真実の愛も 錆びついてしまえば
嘘に変わ ....
緑の山に響くのは
わたしの声か 呼子鳥
夏の滴りに濡れそぼち
わたしはわたしを呼んでいる


遠い風に乗り響くのは
わたしの夢か 呼子鳥
それともあのひとのささやきが
わたしの耳もと ....
黒い塊が空を支配し
重たい空から大粒の雨が降る
木々の葉を叩き落すその雨の中で
青空を見つけた

晴れている日なら
青空は当たり前だけれど
今は
幸せを見つけたような気がする

い ....
街灯で
ところどころ熱病だ
この道では
駐車場まで
浮かされて

君 という名前を僕しか知らなくて
僕の名前も君しか知らないだろう
それが夜の景色の中で
電柱の隙間で影を重ねている ....
 雨音に目を覚まし 
 あまり親切ではない時計に目をやる
 猫があくびしこっちを振り向いた


 あぁ
 無力の僕にも今日は訪れてくれた
 
 あぁ 
 嘆くのは自由だよね

 ....
ひくく香りは 風の帆を駆け上がり
瞑っているもやの巣の中

はやく運ばないと
息を つのらせてしまうから

どこかに隠れていた
泡の綿帽子が

ささやきを運んでいく
ジョセフィン博士からの手紙
一緒に暮らさないかと
絵画の中での潜水をやめ
あの部屋を飛び出した

久しぶりの空は眩しく
新鮮な空気は21世紀
ジョセフィン博士と再会した
友人として感謝 ....
祝いのメロディのなか
少し照れたおまえは
肩をすぼめて優しくゆれている
ななつのロウソクの灯を
遠く、近く
瞳に映して

{引用=
おまえの生まれたときを思い出すよ
(パパ、気絶しち ....
林檎のジャムを一瓶、食べてもいいと
いわれたような気がした
大人みたいに好きなだけ、起きていてもいいと
いわれたような気がした
明日も、あさっても、その次の日も
ずっと日曜日みたいな気がした ....
六月の湿度が肩に降りつもる
いつかの唇のように柔らかくあたたかく
黒髪にからみついた結晶
はじけて香る 夕立

銀色の坂の向こう
ちいさな教会の鐘の音がする
ふいに横切る上りの急行
 ....
積み木をバラ撒いたコンクリートジャングルには
ペ天使やダ天使を筆頭としたイロハ天使が
なぜか、ハムハム王子を創ろうと画策している

こどもはみんな
ハンカチ王子やハニカミ王子になるのに
 ....
夜が毎日やってきて
ラピスラズリを細かに砕き
私に塗り重ねる
紫陽花は
青から変わることなく
傷みながら
終わりを迎える

君が触れた私の一部が
いつまでも熱を保ち
上手に朽ちる事 ....
はしゃいで飛び込んだプールの底に顔面を泣けるほど打ったけど
涙をプールの水に紛らせ笑った夏でした

カルピスが痰みたいに絡んだけれど
白くて甘い夏でした

台風で傘が根元から折れたけど
 ....
一人タバコを吸い
息を吐く
昨日はカレーを作った。

お礼に包丁のセットを
貰った
人を紹介して
貰った

人に頼りにされる
ようになった。
遊ばずよく働く
ようになった。
「観月橋」

せせらぎの音は
いつのまにか、ざあざあと鳴り
錆び付いた欄干が
しとどに濡れる紫陽花の、夜

ここには愛づる月もなく
ただ名ばかりの橋が
通わぬこころの代わりに、と ....
この身 一つ

つぶやきは 
虫がすだくように
土に溶ける

空を見ていた 真夏の
いくつもの巡り

また やって来る
胸の入道や
夕刻の驟雨が

どこかで
タブラーがうね ....
 永い永い道を 僕らは 歩いていく
 息を合わせながら 急がずに 手をつなぎ

 甘い甘い朝に 向かって 進んでいく
 肩を並べながら 迷わずに 話しながら

   魔法が解けることのない ....
午後からは雨なので、
傘を持っては出掛けなかった。
昼食の蕎麦屋から出ると、
案の定、
雨が降り出した。

色取り取りの傘が、
街に花開く。
わたしは蔓 ....
濡れた陽気に艶やかに貴方の瞳に映りつつ
心ほんのり暖かく 切ない位の色合いで
夕方佇み毎日待つの
私を見ては微笑んで大きく手を広げ
柔らかく撫でてくれる
寂しげな雨もそのときに
穏やかな冷 ....
 詩作以外何もすることは無く その途中 突然夏が呼んでいるような気がして 外へ飛び出し 自転車へ飛び乗った
 君が後ろに乗っているような気分で 長い長い上り坂を必死に漕いでいった
 太陽はギラギラ ....
彼はどこにもいない
会社にだって
公園にだって
トイレにだって
いない
それなのに彼は
どこにもいない植物を
育てている
何のために使うのかは
わからない
でも ....
 夢は幼き微熱の蜃気楼
 長い道のりを進む
 薔薇色の生活に憧れて
 独りきりの夜なべ
 激動の時代を渡ることの難しさ
 いずれ散っていく命
 毎日色の違う日々を泳いで
 喜怒哀楽の万華 ....
壊れたら直せばいいが口癖の
父からもらったラジカセは壊れてばかりだった
とくにアンテナはしょっちゅう折れた
そのたびに父は何も言わず修理してくれた
まるでそれが生きている理由であるかのように
 ....
めまいがするほど
一度どくんと心臓が跳ねて
膝につけた頬が重い
何度迎えても夏は早足で


あの歌が流れるたび
いないあなたの口笛がついてくる
今も泣けない苦しさで
胸がやぶけそうな ....
天盤はなだれ
黒雲はしける
なみなす水兵の錯乱
吹き揚がる蔵物と
ペットボトルの散乱

赤錆びた船の重低音
通り過ぎるたび軋む
わたしの
コールタールの夕暮れ

水際で黙 ....
  はぐれものは
  ふるさとの名前を知らない
  だから、私の汗ばんだほほを
  冷たい指でぬぐいながら
  細く、薄青いくちびるで
  君が名付ける、それが
  たどり着きたいふるさと ....
四.五畳間
小さな巣穴

軟体生物になりきる

私はクラゲである
私は蛸である

なんでもいい
骨のない生き物になる


なんせ軟体生物ですから
背筋はしゃっきりでき ....
穏やかなニュースが部屋中に流れる

?英雄さんが殺害されました?

悪くない話しだ
英雄がいらなくなった訳だから

いざと言う時
頼りになるのは英雄よりもお隣さん
仲良くしとかなくち ....
今、会いたい人がいます
否、ずっと会いたい人がいます

会えない時間が
愛、育てるのさ
と言う流行歌が
昔あったけど

これは
会えると言う確約があるから
成り立つもので

 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15806)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
余剰の海- 水町綜助自由詩12*07-6-14
無言空- 北大路京 ...自由詩31*07-6-14
呼子鳥(よぶこどり)- 石瀬琳々自由詩20*07-6-14
雨の中の青空- ぽえむ君自由詩13*07-6-14
街灯- 水町綜助自由詩10*07-6-14
雨音- 山崎 風 ...自由詩4*07-6-14
告白- 砂木自由詩14*07-6-14
アパルトマン2- yoyo自由詩8*07-6-14
七つの子が生まれた日- 佐野権太自由詩19*07-6-14
わたしのそばにそれがきたとき- 美砂自由詩4*07-6-13
六月の湿度- ku-mi自由詩17*07-6-13
*東京パック*- かおる自由詩9*07-6-13
風葬- さくらほ自由詩13*07-6-13
そんな夏でした。- もののあ ...自由詩34*07-6-13
一服- ペポパン ...自由詩7*07-6-13
京都三橋_- Rin.自由詩40+*07-6-13
夕闇の- アハウ自由詩607-6-13
魔法が解けることのない世界へ- 北大路京 ...自由詩10*07-6-13
「_午後は雨。_」- PULL.自由詩13*07-6-13
紫陽花- 茉莉香自由詩307-6-13
- はじめ自由詩3*07-6-13
どこにもいない男- 麻生ゆり自由詩5+*07-6-13
変換- 山崎 風 ...自由詩1*07-6-13
修理- 小川 葉自由詩1007-6-13
口笛- 藤原有絵自由詩707-6-13
あるいは骸骨の海- たね。自由詩7*07-6-13
故郷- たりぽん ...自由詩12*07-6-13
休日独言- 赤月 要自由詩307-6-12
ヒーローに殺害本能- 酸素の枷自由詩4*07-6-12
*会いたい*- かおる自由詩10*07-6-12

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