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ピアノバーで
その男は
いまでも
ピアノを弾いているらしい

アップライトピアノが
備えつけられている
小さなバーで

*

夕焼けが
川のどこかに隠れていると
聞いたのは
 ....
狭苦しい世界から
こぼれ落ちてしまいそうに
鳥は横切っていく

この胸をしめつける病なのか
握った手のひらを湿らせるだけで
つたうものぬぐいもせず

鳥よ、名も知らぬ猛禽よ
あいつの ....
 忙しく行き交う電車
 その車窓から見る景色は
 瑞々しい緑に栄えているのに
 僕の瞳には虚ろに映るのは何故だろう

 行き先案内のない我が行路
 人々はただの虚像にしか写らなくて

 ....
大きな湖に
沈んでいく夕陽を追って

ガリレオってすごくない?
これで
地動説なんて
思いつかんよ絶対

ぶつぶつと
つぶやきながら
コウちゃんは
デジカメを構えてる

その ....
歯がしくしく痛む夜にミントを、
初夏の風と小さな葉っぱを
コップの水に
くるくる溶かして
蛍光灯の下で、うがいする


クールグリーンの麻酔をかけられて
小骨のように引っかかっている、 ....
囀るひばりに誘われて
五月の原っぱ

やわらかな緑が
裸の足にくすぐったくて
昨日はふり向きもしない
ぺんぺん草がかわいらしい

青い空に
浮かんだ雲を
目で追いかけて
眩しい形 ....
川縁の土手に根を生やした蒲公英たちは
うららかな春の陽射しを浴びて
いっせいに背を伸ばす


夏になったら向日葵になるの


ダンデリオンが通りかかると
みんなで声をそろえて問い ....
君と
君の子供と
駝鳥牧場に卵を買いに行く

大きな鳥に
君も
君の子供もはしゃいで

{ルビ接写=マクロ}切り忘れて
携帯で駝鳥と撮った写真は
すべてがぼやけて

僕らの風景 ....
眠れない夜
眠らない夜
想いの行方は
彼方

銀の先は
星を射す

いくつの言葉を
集めても
満たなくて

繋げた言葉は
形を描けず
流れる星になる

めぐる
めぐる ....
少し痛いめにあわないとわからない

どうやってまちがえたのか思い出せない
どうやってここまで来たのか思い出せない

見えるのは ただ透き通った骨の足
見たいのは わたしとあなたの小さな隙間 ....
名前はやはり記号なのでしょう
存在を証明する 一番純粋な記号

大人に近づくにつれて
何となく 自分の名前さえ空ろになって
記号なのだと 証明なのだと、
眠る前に言い聞かすのです
そうし ....
閃光を浴びる波打つ腕を貫く
静脈の彼方から、疲弊した虹彩がため息を吐く。
朦朧とした街は、たえず銑鉄を溶かして
都会の人々の苦悩の鋳型を作り続けている。
すべての窓には、水がなみなみと注がれて ....
つまらない時を過ごして
つまらないものを食べて
つまらない家族と
つまらないパック旅行
つまらない景色を見せられて
つまらないを連発する
そんな旅をしてみたいものと
つまらないの原料を作 ....
空の眼が開いた
夕焼けが なく

はけで塗られた台本の上の
削り取られた 穴が
船だというから

のぞけない
除かれた場所から
消えるのなら 

責める理由
思い浮かばぬうちに ....
記憶の奥に忘れられた記憶が

ひっそりと泣いていた

色あせしていた僕が君を書いた

似顔絵は何も言わずこっちを見て

ほほえみかけている

君が一生懸命育てた花は

枯れてい ....
 羽をたたんで天使が降り立った

 悩み事 弱音を語っても

 天使はニコニコしている

 なんだか悩むのもバカらしくなった

 いずれすべての人は一つになる

 まばゆい光に ....
湿気ばかり多くて
気温が上がらない夜は虫なんかの
季節を送る歌など気にせずに
眠ってしまえばいい

閉じた瞼の裏が
奇妙な色に透けるのはまだ生きている
証だと思えるのなら
眠ってしまえ ....
希望は風に細切れて
愛は化石に埋もれた

思い出は酒の波間に漂って
一口飲めば目から零れた

世界の終わりに宝石はなく
ただ涙だけが幾重にも輝いて

三つの絃が語る未来と
孤独が朗 ....
目が覚めても何かと手を繋いでる感覚があった、確かにあの頃は。



拾い集めて繋げた
羽根で決して明日に
辿りつかなかったのは
少し汚れていたせいじゃない


「ひみつ」という言葉 ....
 混沌とした世の中
 自然はしゃべらなくとも
 何かを語っている

 人の心にオニが宿る
 人の心に天使が宿る

 長く寒く暗いトンネルを抜けると
 しばしの楽園
 安らぎの季節
 ....
 眠りの中で思い出すのは思い出となった未来の景色
 波は雲に砕け水面は空に満ち風の駆ける水底で君は微笑む
 陽炎は光の衣をまとい
 過去に残された思いは忘れ去られた今を抱き留める
 透明な波音 ....
寄りかかった柱の
  きずあとを指でなぞる

地面すれすれまで
  しおたれた こいの
    恨めしげな ギョロ目
      ソヨともなびかず

すみきった あおは
   ....
薄曇りの空がからだを湿らせるだけの
ちっぽけな夜だから追いかけてみる

西の地平に月

最後に沈んだ
星の名を知らない、と
静かに胸に沈めた備忘録

    この体は赤道儀だ
   ....
老舗の焼き鳥屋には気の強い妻と
やたらに人のよさそうな爺さんが目尻を下げて
火鉢の上に並ぶ焼き鳥を丹念にまわしている

妻は若く 爺さんは見たとおり年老いて見えるが
本当は逆で 爺さんが若く ....
アスファルトから突きだして

咲いていたタンポポが

とてもちからずよく見えた

僕らが作る未来は

僕らにまかされている

僕たち次第で未来は変わる

心はそうつなが ....
遠い
いつになく
ほそく笑む
青ざめている唇に
小指で すっと紅をさす
星は 、
籠の小鳥と目が合った
さみしい というわけではないけれど
痛むのはなぜ
こんなにも嬉しい朝なのに震え ....
   水見える能力

ある晴れた日の空の下
干したばかりの洗濯物の
内包された水溜りを
始めて見たのは 何時の事やら


いくつもの柔らかな固まりは
それから数時間かけて
風に ....
 ホー 
 ホー 
 ホー

 梟が森のみんなに子守り歌

 安らかな慰めの夜は
 生きることを勇気づける

 長く眠れない日が続き
 約束を破った後悔の響き
 それでも季節は煌 ....
高村さん お元気ですか! お忙しいんですか!
しばらく書き込みがないから 案じてます
猫目石さんもエールを送っておられますよ

私たちには春4月は多忙な季節です
人類は好き勝手に忙しがってま ....
ここはどこだい?

僕は自分自身に尋ねる

訳も分からず僕は歩き出した

不安で満ちた

道のりの過ちに気づかずに

いろんな種類の悲しみが滴になって

バケツをひっくり返した ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕焼けが眠る川- mina自由詩206-5-6
鳥瞰図、私の胸に- たりぽん ...自由詩13*06-5-5
寂しさはとまらない- 山崎 風 ...自由詩7*06-5-5
夕焼けの黒毛和牛特選塩タン- umineko自由詩14*06-5-5
mint_fish- まほし自由詩10*06-5-5
ハミングバード- LEO自由詩9*06-5-4
ダンデリオン〜蒲公英の精霊〜- 落合朱美自由詩23*06-5-4
駝鳥牧場に卵を買いに行く- たりぽん ...自由詩12*06-5-4
月の舟- LEO自由詩13*06-5-4
苦いだけの薬- アサリナ自由詩3*06-5-3
名前のない肖像- 士狼(銀)自由詩8*06-5-3
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虫の息- あおば自由詩6*06-5-3
まき_火- 砂木自由詩9*06-5-2
枯れた花は君のせいで枯れた訳じゃないよ- こめ自由詩9*06-5-2
きまぐれ天使- 山崎 風 ...自由詩8+*06-5-2
眠ってしまえばいい_(_2006_)- たりぽん ...自由詩10*06-5-2
化石の荒野- アマル・ ...自由詩406-5-2
お話の切れ端- 夕凪ここ ...自由詩11*06-5-1
猫は何故鳴くのか- 山崎 風 ...自由詩4*06-5-1
「君を問い返すのは海の言の葉」- はゆおり ...自由詩106-5-1
*ちまき*- かおる自由詩10*06-5-1
私的星座、運行表- たりぽん ...自由詩1106-4-30
焼き鳥屋_ー_岡部淳太郎__・_服部_剛_ー_- はっとり ...自由詩5+*06-4-30
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花占い- こしごえ自由詩22*06-4-30
水を含む世界にて- 千月 話 ...自由詩10*06-4-30
ホー_ホー_ホー- 山崎 風 ...自由詩3*06-4-29
惜春- あおば自由詩7*06-4-29
こんな僕は僕じゃない- こめ自由詩506-4-29

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