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私にキミが敵うはずがない
いくら重たい鉛の鎖で縛ったって
こんなの飾りにさえならない
金属で心まで内側まで縛れるとでも、
小さな窓から差し込む陽射しさえ在れば
私はこんな屈辱など何でもない
 ....
誰が教えたわけでもなく
指で三つ、をつくる
しいちゃんは
たくさんを
それはささやかなたくさんを
欲しがろうとする


絵本読んで、と
わたしの膝上に乗っかって
ほお擦りするように ....
明日 天気になぁれ

私に触れなくなった この冷たいてのひらも
ひかりを浴びたなら
きっとまた息をするから

明日 天気になぁれ
明日 天気になぁれ



(君がはいる箱には金平 ....
てのひらに乗った 雪が
溶け出して、僕の
一部になってゆく
降り始めに気がついたのが
どちらだったか
もう忘れてしまった

雪は
これで最後かもしれない、と
最初に言ったのは君の ....
あなたとだから、信じて飛び込んだ
未だ知らない世界

ねぇ、聞いて
わたしも、なんにもわからないの
わたしだけじゃない
誰も、正解なんてわからないの

だけど
誰もが《わからない自分 ....
     「おかえりなさい」


     胸をしめつける


     この言葉


     「ただいま」
     と言えるしあわせ
  「冬から春へと変わっていくだろう?陽射しとか」
  わたしはうなずいて、コーヒーをひとくち飲む。
  「ふと思い出すんだ」
  またしても、わたしはうなずく。
  夫はまだ、コーヒーを飲ん ....
新しい一日が始まる 変わらぬ毎日が流れる
どこで区切って 何で笑って 生きているんだろう
夢から覚める前に 現実に冷めてしまった

先の見えない時間を 一人で背負いすぎて
振り払えない不安を ....
雪の切れ間のお日さまは
神様がこちらを
ちらりと覗いているみたいで
わたしはしばらく
なにかを祈るのです


人間は昔より
自然とお話ができるようになりました
知らなか ....
 あるがままに書こう
 悲しい曲を欲しがる
 センタリズムになりたいんだ
 僕はマゾだ

 泣きたい
 涙を流したい
 今まで溜まっていた分全部
 地面に涙の波紋が広がる
 君は聞こ ....
わかんなくていいよ
そういってウミスズメは
うなだれて水に入った
ここの漁師たちは野蛮だから
ライフルを持って船に乗る
水面下を飛ぶように泳ぐ君を散弾で撃って
ああ そうさ ....
いい天気だからというわけでもなく
財布も携帯電話を持たずに
外に出てしまった
どこか冒険だ
いろいろな店の中に入る
ドアーが開く度に
店員が自分に気がつく度に
ていねいな挨拶をしてくる
 ....
それは、冬の公園で
午後の風はきみのもの
ちぎれてひとつ、またひとつ
木々を背にしたベンチから
息を吹きかける
胸がふくらみはじめた
一輪車で少女がすぎる

空をうつした水たまり
 ....
噛んだ乳房の
そのむこうにあったのは
金色の花でありました


時も音もない闇を愛して
腸を潰す手は僕のもの
そこに見えた
金色の花でありました


瞼を開こうと閉じようと
僕 ....
 すべてが無に帰ろうと一方通行している
 俺は震えて世界の端にぶら下がっている
 
 いつか見た
 そして凍えた思い出は
 風に乗って北から流れてくる
 自分であり続けることの難しさを
 ....
君の 香りが残る枕に 顔を埋めて
今日一日の 奇跡を祈る

僕の ささやかな ささやかな 儀式

遠く遥か向こうにいる 君の笑顔を
神様どうか 守って下さい

僕にはまだ 全部を守る力 ....
「 生れ落ちた その日から 
  へんちくりんなこのかおで 
  わたしはわたしを{ルビ演=や}ってきた 」 

という詩を老人ホームで朗読したら 
輪になった、お年寄りの顔がほころんだ。  ....
羽根のはえた指で
不透明のやわらかい
やわらかい虚無を撫でながら
ゴウゴウと吹きあげる
おおきな風を
待ってる


やあ、とか
ほう、とかって
羽根のはえた指で
お前 ....
父がくれたブタさん貯金箱に
思い出を詰めていく

新しい家に
わたしの部屋はない
巣立つ準備を婉曲に促されて
寂しさの余白が
無愛想なブロック塀で隠されていく
その白色は
この手で汚 ....
その水、に違和感を覚えて
やみくもに辺りを手探りすると
両手(否、ひれだろうか)は
ぬるい水を掻き混ぜながら
うっすらと視界を灰緑色に濁らせた


朝の慣例に従い
唇に色を挿して
黒 ....
荒んだ感情に とがった心で
向き合えば互いに傷ついていく

しょせん人間はこんなもんだよ
エゴでヒトを傷つけていく

戦のない平和な世界を 望めど叶いそうもない
いつの時代も 戦争や殺人 ....
あなたが 今
辛いのは知っていたけれど
私の涙さえ見えないほど
辛いとは
知らなかったのです
愛情さえ苦痛になるほど
辛いとは
知らなかったのです

ならば
今からの 私は
 ....
人がいなくなって
街はしばらくざわめいてあきらめて
そうして日が暮れた 
ある冬の日

おれはおまえを探している
茶色い瞳は星と月だけを頼りに
上を向いた鼻はおまえの匂いをた ....
たとえば
晴天で
海沿い
海岸線
僕はモーターサイクルで
あなたは一艘の舟
並行して走る
僕は大陸を飛び跳ねるが
海原に出られない
あなたは七つの海を越えられるが
陸では乾いてしま ....
鳥は
自由に羽ばたく姿こそ美しい
私如きが
その軽やかな{ルビ踝=くるぶし}に絡みついて
ともに堕ちてはならない
いつか
大きな空になりたい
そんな、さよなら


相反する不確かな ....
危ないから
ちゃんと
つかまってて

そう、
しっかりと
そう、
強く
もっと、
強く

君の夏蜜柑が
その形を
変えてしまうぐらい
私が今どこにいるのか
あなたには
分からないかもしれません

でもいつか私は
一つの灯台となり
私の存在を
あなたに知らせることでしょう
広大な海をも超える
確かな力を手に入れて
 ....
始まる
始まるよ
パレードが

人を愛し
言葉を生み
血を
絶えることない血を伝い
パレードが始まるよ
笑ってる
笑ってる
いじめられっ子のあの子も
 ....
通りゃんせ 通りゃんせ

ほそ道に咲く梅が香に
思い出づるは幼き日
祖母に引かれて踏み初めし
天神道の梅まつり

通りゃんせ 通りゃんせ

赤き兵児帯祖母が手で
結びて咲かす梅 ....
昨日までの鬱屈を
雨が洗い流したのか

カーテンを開けると
底抜けの空のあおさが
広がっていた

一週間の汚れを
一緒くたに
洗濯機にぶち込んで

ガラガラ回しながら

 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15806)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- AKiHiCo自由詩607-2-25
黄色い星- フユキヱ ...自由詩18*07-2-25
明日_天気になぁれ- 朽木 裕自由詩3*07-2-24
ラスト・スノー- Rin K自由詩41*07-2-24
未知- ことは自由詩3*07-2-24
「おかえりなさい」- 逢坂桜自由詩16*07-2-24
創書日和「炎」___かげろう- 逢坂桜自由詩9*07-2-24
そうありたいだけ- 蒼穹自由詩8*07-2-24
祈り- 小原あき自由詩9*07-2-24
大切な即興詩- はじめ自由詩4*07-2-24
知っているか- 水在らあ ...自由詩32*07-2-24
贅沢な冒険- ぽえむ君自由詩14*07-2-24
それは、冬の公園で- soft_machine自由詩14*07-2-24
金色夜花- 北乃ゆき自由詩10*07-2-24
スペシャルディズ- 山崎 風 ...自由詩807-2-24
君を祈る<18のprose-3->- ウデラコ ...自由詩5*07-2-23
「_透明人間_」_- 服部 剛自由詩16*07-2-23
- はらだま ...自由詩15*07-2-23
ブタさん貯金箱- 士狼(銀)自由詩14*07-2-23
ふゆのさかな・3- 銀猫自由詩13*07-2-23
ヒト- 北大路京 ...自由詩13*07-2-23
秘_想_曲- さち自由詩17*07-2-23
巡礼- 水在らあ ...自由詩20*07-2-23
トマト- 水町綜助自由詩13*07-2-23
鳥の唄- 佐野権太自由詩17*07-2-23
生平- FUBAR自由詩4*07-2-23
大灯台- 三条麗菜自由詩11*07-2-23
Parade〜パレード〜- なかがわ ...自由詩3*07-2-23
通りゃんせ_★古語の宴参加作品★- Rin.自由詩17*07-2-22
*シチューを煮込む鍋の隣で*- かおる自由詩16*07-2-22

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