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いま、届いた
大陸の先端
盆地のきわに
傾く長屋とともに
伸びていく水蒸気
別院の瓦から青と交わる大気
へと
裂けていく
雷鳴
避雷針を回転軸に
胎動する空
煙る
緑の
その ....
一日の仕事を終えて 
日誌のコピーをシュレッダーにかける 

箱の中に吸い込まれてゆく紙 
粉々になってゆく一日 
見下ろす私の影 

産声を上げた日から今日迄の 
私の年譜をシュレッ ....
パクリンの事情は分かるかい?
坂道を上っていると
「このお山、エアコンがついてない。」
ってこぼすんだ

パクリン 昨日は
スクロールの画面でチェリーをたらふく食べたんだけど
今日は今日 ....
手と手を繋ぐ帰り道
あなたが嫌いなこの田舎
あなたの涙を見るたびに
私の心が裂かれます



「ねえ、星がすごく綺麗だね」
あなたが初めて褒めた田舎は
夜空の星たちでした
そんな言 ....
天使が空を飛び
僕の窓を開ける

僕を助ける事なんて
君には出来ないよ

君は空を飛べるじゃないか
そう言うと君は寂しそうに語る

天使は友達を創れない
創るのは神様の仕事だから
 ....
雷鳴に少し怯えて
ようやく雨が遠ざかると
いつしか黄身色の月が
丸く夏の宵を告げる

湿度が首筋に貼りついて
ついさっき流れた汗を思う

狡猾な二本の腕を
互いの背に回して
策略の ....
肌の全部が
湿った薄い膜で被われて
少しの息苦しさで
満ちている午後

畳の跡がついてしまうかしら
そう思いながらも
まるで猫の昼寝の如く
時折どこからか吹いてくる風で
意識を保って ....
N・Kに





魚がいる
魚についばまれている
ちいさな
魚たちに

僕は部屋 ....
暑い日だった


目覚めのベッドは僕のにおいで湿ってた


喉がカラカラだった

コップの水をかるく舐めたら

少し、ぬるい



鏡に映るはだかのおとこ


汗 ....
通り雨がきらきら光り
僕の目に髪に肩に降りかかる
誰もいない薔薇園にひとり
堅く閉ざされた空を見つめていた
傘もささずに僕は
風に心をさらされたまま


果たされなかった約束は
いま ....
 
 誘惑の小波が揺れる
 今日も行く孤独な魂抱えながら
 時の鐘が鳴り
 天使の歌声が天空を揺るがす

 見たこともない
 逢った事も無い

 蜃気楼の先に浮かぶのは
 僕のもう ....
彼方からの気流にのって 届いたそれを
あのひとは
夏だと言った



わたしにとって
わたしの知らない、どこか
遠い場所で あのひとが
笑ったり、泣いたり、しているということは
あ ....
ひとり立ってた。
ひとり待ってた。

誰も居なかった。
誰も来なかった。

ひとり

待ってた。

空は晴れてた。
雨が降ってた。



ひとり



頬にぽつり ....
鳥は空に向かい飛んでいるのだろうか
もしかすると本当は
空などでは無いのではないだろうか

では何処に

魚は海の中で生きていけるのだろうか
もしかすると本当は
海の中では生きられない ....
あれ? おかしいな
さっきまで一緒に笑っていたよね?
急にどうしてそんな事を言うの?
どうして態度をいきなり変えるの?
僕が何か悪い事でもしたかな?
ねぇ? どこへ行くの?

そんな冷た ....
それは
降りしきる雨の
隙間をぬって
遅れて届けられた
一通の手紙のように

 雨と雨が
 触れあう音に紛れて

 見慣れた景色の
 匂いの片隅

 未送信のまま
 閉じられ ....
注がれて激しくうねる麦茶
そこに波打つ氷の熱
呼吸と麦茶が混ざり合い
感覚は針のように鋭く喉を刺す
祖母が死んだときの
飼っている犬が死んだときの
苦味が
体の内側から
徐々に頭へと回 ....
なにもかも失う日のはぢまりのような日
いつもきまってベーグルを買いに来る
おじいさんがいた
今日はその人に会って
たった31日目
きっとまだぜんぜん
赤信号分の黄信号にも満たないような小さ ....
仕事が楽しくって
忙しさも勲章だと思っているうちに
携帯のメールもおざなりになっていく毎日
すれ違いばかりのあたし達
待ちぼうけを喰っている奴が
新しい局面を模索するのは世の常で
 ....
苔が吐きだす一千年の時
崩れてゆく胞子嚢が
クラッシックなビールの泡を
吹いて
ぼくの肺を満たしていく
遠い
ひかり
さえぎる
巨人た


あなたが得た
この深刻な自由
じ ....
私がもし此の世から居なくなったら
君はどうするんだろう
どれくらい泣いて
どれくらい取り乱して
どれくらい…
どれくらい死にたくなるんだろう

怖い

私のせいで君がそんな辛い想いを ....
仕事帰りに電車にのる
少しビールを飲んで
少し酔っ払いながら

不意に哀しくなって
電車のなかで鳴咽をもらしそうになる

別に泣きたい訳じゃない
ただ情緒不安定なだけ
それだけ それ ....
アイスキャンディーで
当たりが出て欲しいけれど
恥ずかしくって
お店で交換なんてできないな
携帯電話で写真を撮って
思い出にしてしまおう
ああ
夢のない
大人になってし ....
悲しみが滲む蒼穹の果てが
ゆっくりゆっくり{ルビ紅=べに}に染まってゆく
そんな{ルビ表情=かお}をしないでと宥めるように
隅から紅が侵食されて悲しみが消えて

心に翳が射すのを必死で誤魔化 ....
指し示す指が
ぶるぶる震える
なんでもない
ただ指をさしておしえるだけのことで
からだはこわばり
震動は腕を通って
指先へと伝っていく

なまのきみに近づいたら
ぼくの妄想の中に生き ....
 かきわけ かきわけ
 ここまでこれた
 
 絶望に乗りうつられて
 生きることをリタイヤしようとも
 思った事もあった

 しかも
 一人の旅の綱渡りで
 溺れても助けを得られ ....
パキシル30mg

の、見せる現実のプラスレート
空想の透明度

限界線を見せない
夏雲の上に抜ける青に似た


昨晩打ち明けられた
銀粘度の約束は
いつか憧れた遠い未来にリンク ....
ふたり来た道
ひとり戻る道
降り出した雨に
そこから一歩も
動けなくなる

泣かないと決めたから
唇噛んで
きみの姿を巻き戻し
雨のスクリーンに何度も映す

いくつもの
色の移 ....
いつまでも あなたに 笑っていて欲しい

いつまでも あなたに 明日を夢見て 生きて欲しい

あなたは かけがえのない 地球の 「輝き」なのだから

大きな夢ほど実現するのは難しい でもあ ....
僕の部屋から見える窓の景色は

一回も同じ景色になったことはない

いつも変わり続ける

そう僕の心のように

ある時は朝日がさんさんと照りつける

爽やかな景色が拡がる

ま ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15806)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カレーと夕立- iloha自由詩7*06-7-14
月夜- 服部 剛自由詩13*06-7-14
パクリン雨情- けんご自由詩206-7-14
娘へ- さくらほ自由詩12*06-7-14
主よ_天使の喜びよ- プル式自由詩4*06-7-14
月と獣- 銀猫自由詩21*06-7-13
石榴の花と黒揚羽- LEO自由詩21*06-7-13
AUSENCIA- 水在らあ ...自由詩23*06-7-13
暑い日だった- 千波 一 ...自由詩13*06-7-13
恋の名残りに- 石瀬琳々自由詩7*06-7-13
汚れたシャツ- 山崎 風 ...自由詩4*06-7-13
透けていく、夏- 望月 ゆ ...自由詩42*06-7-13
羊水- 朽木 裕自由詩2*06-7-13
世界で一番小さな海- プル式自由詩4*06-7-13
Lie- AKiHiCo自由詩306-7-13
水色の、- LEO自由詩18*06-7-12
冷えた麦茶を飲む- 美味自由詩6*06-7-12
- 自由詩3*06-7-12
*ロリポップキャンディに見る渦巻き考*- かおる自由詩9*06-7-12
水茄子- iloha自由詩8+*06-7-12
君の横顔を眺めながら思っていた事- 朽木 裕自由詩2*06-7-12
おやすみのキスを- プル式自由詩5+*06-7-12
当たりが出たらもう一本- 壺内モモ ...自由詩806-7-12
被虐- AKiHiCo自由詩306-7-12
腕が生えました- 七尾きよ ...自由詩3*06-7-12
悔いを残さず- 山崎 風 ...自由詩4*06-7-12
プラスレート- 藤原有絵自由詩5*06-7-11
紫陽花通り- LEO自由詩11*06-7-11
あなたに《1》- トモ自由詩106-7-11
長寿の家の窓から見える景色- こめ自由詩906-7-11

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