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誰かの夢が これを創った
「星空を届けよう」
そう 彼の眼はきっと
どの星よりも 輝いていた

暗い天井が 星空になり
小さな部屋は 宇宙を閉じ込める
天の川も 手のひらの上

創ら ....
ウロボロス、

光のなか、虚の時間、
あなたたちは2匹ずつ笑って
互いの尾を噛み
楕円となって回り続ける
生成と消滅がくりかえされるそこで
それは生まれた
衣を破って
なにもないとこ ....
傾斜/午後の光
射す灰色の空は
立ち並ぶビルの
すぐ上に落ちて

夕焼けが始まる
前の憂鬱を伴った眩しい公園で
少女はぶら下がっていた/傾斜

「久しぶりに土の匂いをかいで
 あの ....
人生はめぐりあわせ
かたちあるものは必ずいつかはこわれてゆき
同時に精神の壁も崩落してしまわぬように
ぼくたちは両手首をコンクリートの中にぬりこめる
押し戻そうとしてもできっこないのに
 ....
技術
 技術外れの季節に
議会を解散したかったのだが
主権者の端くれとしては
クレマチスが良かったわ
と言ってくれるまで
くるり棒を振り回す
麦秋の徒に
陰口
影女
悪巧み
古狸 ....
あなたの気持ちだけぽろんととれちゃって
彷徨うけど許してね
拾ってあげて小さく
ひとくちだけね

見つけてほしくてくっつけたこの鍵は
醜くいからここに捨てておくよ


あなたの気持ち ....
地球は回っているのだと
ジャンプしてみた

着地した場所には穴が開いていて
下半身は中に入ってしまった

訳がわからず飛び出た

すると今度はもっと深い穴に落ちた
真っ暗 ....
夜の長い季節がめぐって
今年もまた
潤んだ果実の薄皮が
あなたの細い指先ではじけて

  枯色の穂の律動

その春のようなくちびるに
すべり込むのです


かわききった大地で
 ....
どうしてあたしに いじわるするの
と聞いても
あなたはただただ 小石を蹴った

どうしてあたしが来ると でていくの
と聞いても
あなたはただただ そっぽを向いた

だからなのかな

 ....
今日も失敗ばかりで嫌になってしまう
そんな時はこの言葉を思い出して欲しい
ナンクルナイサ

人は誰でも間違いをするもんさ
別に君だけじゃないさ
今日の失敗の神様は君を選んだだけで ....
北鎌倉の山寺の
{ルビ境内=けいだい}を歩くと 
左手に緑色の池が現れた 

小石を一つ拾い 
池へ投げる 

緑の{ルビ水面=みなも}の真ん中に 
水の花が開いて 
広がる 
  ....
木の蝶
歩道橋の手摺りに置いた

棒に のっかってた
口元 陽に さわり

生真面目な終わりから始まる
朝に 応えるはず

腕の中で 木に戻り
変えられた 前の顔

幾度も 聴 ....
目が覚める。

寒い

防寒着は質の悪い毛布と化していた。

見たくもないものを見てしまうのはただの好奇心によるものか。

得られるはずのない温もりを、質の悪い毛布に求めて、私 ....
 ・・・ひとりのこどものために

人間の中で
いつもわたしは震えていた一人のおさな子だった
ふたおやの不当な暴力に 無力であり
理不尽な要求に 声を震わせ 慄き
欲望の魔の手に この身体を ....
もういらないの
それは残念
よかった
使い捨てだなんて
知らなかった
わたしが欲しいものはあなたも欲しいものとして
作りすぎるところだった
よかった
もうないから
続きを剥がすことは ....
ストロー、
きみは細く
なんでも吸い上げてしまう
それが
悪い毒でも
甘い蜜でも

ストロー、
その先はどこへ
続いているのか知りたかったんだ
その中に入って
さいごまで
いっ ....
 
海があった

それは雲だったのかもしれない

美しい景色

雲海という言葉があってよかった
そうでなければ僕はこの海をこの雲を

なんと表現しただろうか


 ....
空中章魚を
紐で吊して干して炙る
焦げる匂いにねこといぬ
鳶がアブラゲ落っことし
財布の紐をつまんでた

春になると
誰も来なくなるから
凧を揚げてみるのだ
お前の髪
蚕の繭だったらなあ

白くて細くてふわんとしてて
綺麗だろうなあ

俺はお前を紡ぐんだ
糸車を
カラカラ言わせて

それから織って
お前は美しいすべらかな生地になり
 ....
愛してるも
好きも嫌いも無い

僕には君しか居ない

そうして

僕には君が必要なのだから

愛してるかと聞かれたら
僕はこう言うのだろう

愛しているとは言えない
だけれど ....
 
 夜風さすらう夕暮れに
 秋はひとりで花を買う
 辞書は窓辺でつまみ喰い
 寂しさに 疲れあぐねて・・・

 花篭は からげのままに
 草わけて 進みゆく歩哨兵
 やがて時計の喇叭 ....
ゆっくりと少しずつ時計は時を刻んでいく

叶わないとしていながら

行動に移してスグに失敗

悲しみの奥底の小さな穴から見える

希望絶望そのほかの

万華鏡に反射した波 ....
まだしっかり帽子をかぶった黄緑の
君の大切なたからもの
やわらかい手が両方ふくらんで
哀しそうに助けを求める
ひとつも手放したくないんだね

小さなポッケを教えると
手の隙間から零れない ....
秋の空気には
透明な金木犀が棲んでいる


陽射しに晒した腕が
すこし頼りなく感じ始める頃
甘く季節を騙す匂いは
思い出の弱いところを突いて
遠くにいるひとの微笑みだとか
風邪気味の ....
9月の夜には魔物がでるらしい
特に満月の夜は危ないらしい

そいつはとなりの街からやってきて
寂しさを土産にかついでくるらしい

そいつの足跡には孤独の花が咲くらしい
そいつのた ....
深閑とした梨畑で
ひとり 蜂の羽音を聞いていた
風は足音もせず忍び寄り
あれは少女だったろうか
黒い瞳の きらめく星の


かすかにふるえるのは
僕の胸の鼓動なんだ
こんなにもうるさ ....
荒涼とした砂漠が広がっている

空気も乾燥して

じわじわと砂から熱が上がってくる

喉がカラカラだ



なんでこんなに飢えているのだろう

いや何にこんなに飢えているのだ ....
彼岸の頃になると
その場所は
真赤に燃えるようでありました

急な勾配の細い畦を上れば
今来た道を遠くまで
見渡すことのできる墓所
形を成さない朽ちた石版と
名も読めぬほど苔むした石碑 ....
太陽の素顔が見たいなら
ここに来るがいい
ただひとり来るがいい
そしていつまでも
地平線をみつめるのさ
今は夕暮れ
心まで夕日色
果てしない夢追いかけた
あの頃がよみがえる
遠い海の向こうに旅立った夏を惜しんで
夜露にハイビスカスは濡れている

もはや冷たい空気が僕らに厳しい季節を旋律させる

命は
守らなければ溶け出してしまうのだと
白昼夢から覚めたよ ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15806)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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- 436自由詩3*06-9-22
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夕暮れ- 未有花自由詩7*06-9-22
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