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気がつけばいつも
君はそこに立っている
君は待つ
遠くに地鳴りを聞きながら
まだ秋には早い日
目の前をつうっと
赤とんぼが通り過ぎていく
同じ高さにある地平線を目指し
旅立っていっ ....
その岩は岩でしかない。
だからただ、そこに居る。

雨が降り、風が吹き、雪が積もり、雷が落ちても、
その岩は岩でしかない。
ただそこに居続ける。ちっぽけなふやけた岩だ ....
真夜中の森で月を見た
満月には程遠い
アンバランスな円
妙に自慢げに
名も知らない鳥が一羽
きれいな円を描いて飛んでいた
欠けた月を
笑っているのか
飛べもしないおれを
嘲っているの ....
高見を目指す為に
飛ぶ為に
沈み込む事もあるだろう

墜ちる事を目的とは決してせず
重力に翻弄されるようなものでなく
沈むなら
堕ちるくらいなら
闇を突き破る勢いで跳べ

心底闇 ....
パパが怒って
僕のハーモニカを曲げてしまった
銀色と水色のハーモニカは
真ん中あたりで
ぐにゃり
と曲がっていた
幼稚園生の僕は




今度
新しくハーモニカ ....
ドロップ缶 カラカラ鳴らして
君と歩いて

いつから蹴り始めたのか
解らないその石を

君はテンションに任せて
思い切り蹴り上げ

ガシャーンと
どこかのガラスを割ってしまって
 ....
あしたの事を語るのは
今とがっぷり四つに組んでいないと
靴下を頭にかぶっているとんまな気がする

それでも
死に瀕している枕辺に
はち切れそうな幸せをおなかに抱え
モナリザの微笑を浮かべ ....
くるくるふわり
光が舞い踊る胸元
こげ茶色の滑り台は
ほのかに甘い花の香り
顔を上げる度軽く跳ねる
螺旋の中心に隠す恥じらい
夜が近づくにつれやがて緩み
あなたの手で掻き分けられ遂に
 ....
悪い子にはなれなかった
投げやりにほどいた長い髪を風になびかせ
夏雲が縺れあう丘の空の下
夢を{ルビ歪=ひず}ませて
立ち尽くしていただけ

「君」がきっと街からここまでさがしに来てくれる ....
帰り道に迷って
泣いてる子羊
あの空の羊雲は
違うよ
君の帰るところじゃない

涙を拭いてよく見てごらん
発見はいつも
ほんの足元からはじまるんだ
背伸びをしてると
ほんと ....
心のどこかで

青い空をうらんでいた
涼やかな風をにくんでいた

小鳥のさえずりがうとましく
夏の陽射しはまぶしすぎて
顔を上げることもできなかった

心のどこかで

ささくれは ....
「数ある不自由と戦わずして
 自由は手に入れられない」

僕はこの言葉が好きだ
誰が言った言葉か忘れたが

もしかしたら
僕は同棲という名の鎖に縛られているのかもしれない

事務的な ....
天上天下唯我独尊!
麗乱堕天使唯今光臨!

***

ギンガムチェックのパンツを七分までまくしあげ
薄いTシャツを着てネクタイとプカシェルを装着
衝動買いした細身のジャケットを着込んで出 ....
ボール紙で出来た
四角いお菓子の箱
砂に塗れて
埋もれていた

ガムテープで止められた
蓋をこじ開けようとして
恐怖に手がすくむ
この中には

赤ちゃんが入ってる
たぶん

 ....
{引用=私イコール作者だと信じる純朴な読者は、読むな。}


夫のいびきが隣の寝室から聞こえる
ここは私の部屋で ここにあるのは私の取り分
大きな書棚 たくさんの本 オカリナ ちゃちな顕 ....
人は誰もが
{ルビ完=まった}きできそこないであり
どこへ行っても人の輪へ入れば

金曜の夜の飲み屋では
ぶーすか ぶーすか {ルビ愚痴=ぐち}っており

海の向こうでは今もなお
 ....
静かすぎるよって
背泳ぎをしながら呟いてみると
空には立派な
夏らしい雲
陽に焼けた
男と女の睦み合う
そのすぐ横を泳ぎ去るとき
波立つ水から
微かではあるが
女の性愛の匂いがして
 ....
軽自動車に乗って
旅に出ちゃった人がいて
その後の消息も不明だから
湿っぽい布団に寝転がりながら
その人のつもりになってみた


始まりは単純だった
ここには居たくない それだけ
友 ....
知らないホテルの片隅で、
丸くくるまって君の寝顔を見てる。

ひとりでは眠れないというから、
毎晩、君が寝付くまで色んな事を話す。

あの鮮やかな初夏の想い出を、君 ....
心のどこを探しても、
怒りも憎しみも憎悪もない。

それとは正反対の感情が、
海の様に広がって、凪を打っている。

愛情と愛しみと友情。
そして変わらぬ大切さ。
 ....
僕はきっと虫なのだと思うありふれた夜。

その理由はいくつかあるのだけど、つまりそれは虫であるはずもない僕の外見からは想像もつかない。たとえば横断歩道をわたろうとするとき、わき腹のあたりがむずむず ....
お遅うございます。
夜ですね。
昼行性の私達は眠る時間です。
今日も一日しっかりと体を弛緩させてください。
データをバラバラにして整理してください。
自分の事をずいぶんシンプルと思っていまし ....
{引用=あなたへの
熱い思いは届いてるはずなのに

あなたはいつも
涼しそうな顔をしていますね……}

扇風機は、現実を見たくないのでしょう
首をぶんぶん振ってます。
朝一番の水を飲んだらさぁ
燐寸を擦って煙草に火をつけてよ
そして右足でブルースを蹴飛ばそう?
ブルージーになんかなってられないよ
今日もクソったれた一日が始まったんだ
ブルージーになんかなっ ....
僕ら、離れ離れになった時には
お互いに精一杯
精一杯手を伸ばして
手がとどいたら
パッとつかんで引き寄せる
絶妙のタイミングが必要だ

手がとどけば
すぐに安心できるからね
君はあら ....
お嬢の小唄を
宙に放れば
おてんと様が照らしてくれる

小僧の小唄を
地に撞けば
根っこの隅々しらべてくれる

手毬唄、ひとつ
この手に優しい
中身かどうか
優しくこの手に帰 ....
約束の時間から3時間も過ぎても サユリは現れない
ぼんやりと待っていても仕方がないので
とりあえず先に出発することにした

目的地は とある湖で
そのほとりに 以前来たときにはなかった小屋が ....
透明な障壁に守られた
箱庭の世界で
自由は素晴らしいと君は言う

なんて悲しいんだ
僕等の享受するエントロピーは
全部借り物なのに

感覚は両親から譲られた血肉
思惟は神様の従僕の言 ....
欲望に勝てるほど強くない
残念ながら

あなたを悲しませることを知っていて
ざぶーん
プールは気持ちいいよ

オトナであることが
条件です

あなたもオトナなら
会員になって
 ....
縁側に近い場所に
房スグリ
隣に
コデマリ
庭を囲むように
南天
ドウダンツツジ
都忘れの花と
なぜか
マーガレットを植え込んで
お花
お花
お花がたくさん
春の匂い
夏の ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15806)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゴールキーパー- たもつ自由詩1705-7-18
「_いわ。_」- PULL.自由詩11*05-7-18
円を描く- 大覚アキ ...自由詩405-7-18
飛翔- ノクター ...自由詩6*05-7-17
ハーモニカ- 虹村 凌自由詩5*05-7-17
ドロップ缶と鈴- ふじわら自由詩605-7-17
*万華鏡を覗く瞳*- かおる自由詩8*05-7-17
螺旋- 椎名乃逢自由詩4*05-7-17
丘の空- 塔野夏子自由詩8*05-7-17
羊飼いの歌- 落合朱美自由詩40*05-7-17
ささくれ- 落合朱美自由詩9*05-7-17
事務的な生活- ヤマト自由詩105-7-17
BosZHeAd- 虹村 凌自由詩3*05-7-17
アイスティー- チアーヌ自由詩805-7-17
鏡を割りたくなるわけ- 佐々宝砂自由詩15*05-7-16
深淵に響く足音- 服部 剛自由詩8*05-7-16
背泳ぎにて見上げる- 黒田康之自由詩605-7-16
軽自動車に乗って- haniwa自由詩4*05-7-16
「_そして祇園祭が終わる。_」- PULL.自由詩11*05-7-16
「_いつまでも土曜日。_」- PULL.自由詩7*05-7-16
僕はきっと虫なのだと思うありふれた夜。- ベンジャ ...自由詩23*05-7-16
お遅うございます- ヤギ自由詩8*05-7-16
扇風機- くしゃみ自由詩9*05-7-15
ろくでなしROCK〜クソったれに金は無し〜- 虹村 凌自由詩6*05-7-15
精一杯手を伸ばして- 葵 悠貴自由詩2*05-7-15
手毬唄- 千波 一 ...自由詩17*05-7-15
湖畔にて- 大覚アキ ...自由詩505-7-15
僕等の錯覚- kw自由詩305-7-15
会員制プール- チアーヌ自由詩605-7-15
箱庭の吟遊- チアーヌ自由詩10*05-7-15

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