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プリズムを
とおしたひかりは
なめらかな
グラデーション

うつろう色みを取り出して
あか き みどり と
括ってしまえば
そのなめらかさは失われ
大雑把さに囲われる

そん ....
希望は与えられている

悲しみは与えられている

ショパンを練習している

テンポの変わるところが

音がほどけてしまってながれない

おなじところで音もわれる

灰色の街で
 ....
鳥の飛ぶ
銀のピアスをもらったよ


こいつったら ときどき
姿をかえるから
翼を広げてとびまわる


だから、耳をひっぱったりして、
やんちゃな赤ちゃんみたい 
でも、ありがと ....
陽の光が徐々に弱まり
空気も冷たくなって
そろそろ冬が来るのだと気付く
一人に慣れている私でも
この季節は人恋しい
人混みに紛れてみても
近くのコンビニの
おでんを求めてみても
寂しい ....
僕とは繋がっていない
世界中を止めどなく
流れる/溢れる情報なんて
信じられない

新しいセオリーなんて
存在したこと
あったのだろうか

すべては既視感に
満ちていて
それは瑞 ....
言葉を家へ持って帰る
言われてしまったことを
言わずにおいたことを
持って帰っても
家の人には言わない
代わりに別のことを言う
家の人が安らぐことを
自分の気散じになることを
そうする ....
虚ろな限界の夢の端で
暖かい幻を見つけた
曖昧な明滅も、甘苦しい溜息も
嘘のように、貴女が狂わせていた

古い夜に、温い雨が降り続く夏の肌
幻よりも歪な、ほろ苦い香りに惑わされていく

 ....
呼吸がしたい
本当の呼吸がしたい

本当の呼吸って何だ?
腹式呼吸ができてる状態のことだろうか
それとも公衆を気にせずにふがふがと至近距離で呼吸することだろうか

わからない
わからな ....
鬱蒼とした樹木の間から
黒い月が煌々と光る
青い空が見える。

しかし、決して昼間ではない。
ここで飛ぶ鳥は梟であるし、
地面には野鼠どもが
異様に光る目をこちらに向けている。

自 ....
はだかになってわたし
まっくらなへやの床をだきしめた
おなかの上に寝そべる闇を
なんとかしたかった

降りてくるよるに
カーテンをひいて抵抗したけど
時間制限があったらしくて
ひいやり ....
その石はまるで子宮のように
あの日 交わったときから
じっと守り続けた
ゆだるような潮風からも
氷点下の吹雪からも
じっと路傍で待ち続けた
ただじっと砕かれる日を
穿たれる時を
自らが ....
もしもうひとつのパラレルワールドがあるのならば

その世界の僕はどういう人生を歩んでいるのだろうか

もし幸せな人生を送っているのかな

僕の人生と取っ替えっこしないかい

君が死ぬと ....
回転を少し止めた朝は
おだやかな
エメラルドの生地で

ひとつの心臓もない
白い砂床に
波のつぶやきを聴く

貝の肉のような
とりとめのない柔らかさに憧れ
ギリギリと角質の擦れ合う ....
冬が背中のうしろまで来ている
今夜の雨は仄かにぬるく
地上のものの体温をすべて奪う雨ではない
むしろ
ささくれ立った地表を磨き
朝が来る前に
つるりとした球体に変えようとしている
古びた ....
{引用=死して尚も取引される彼
死を回避しながらも墓石に値をつける詐欺師の群れ
安らかな終焉にまだ続きがあったなら
それでも彼は穏やかに旅立っただろうか}

シャーマン達が今日も街中で炎を焚 ....
大阪を発ち東京に向かっていた

車窓の闇のせいで
一瞬夜のような錯覚を覚える
これは朝の暗さなのだ
車内の匂いがまだ人間に撹拌されていない

車内の明かりの鮮度に目がなれてゆく
車窓の ....
僕は夢想する

雲一つ無い青空に
ぽっかり浮かぶ黒い月を

僕は夢想する

鬱蒼としたジャングルに
飛来する原色の鳥達を

僕は夢想する

ジャングルの樹々の間を
悠然と歩む ....
好きな花束ねて 花束作ろう
好きな花束ねて あの子に贈ろう
迷いの白と気負いの赤を
一緒に束ねて あの子に贈ろう

波に打たれて もう涙も流せぬ
そんな人の 心を暖める花束
大切な誰かに ....
眠れない夜の窓際で
二重に映る折れそうな月
見つめるわたしの虚像が屈折して
見知らぬ冬をさがしている

ひときわ風の音が強く思える夜は
肩の震えが止まらないものだ
ハーパーを湯で割って
 ....
好きなものを嫌いになろうとしながら
他に脱出法がないのかと考えてみる
しかしあくまでそれに固執することで
鎖が外れるのではという可能性も信じている
損得勘定に身を委ねてみたいのに
犯人が残し ....
めにみえないほど
ちいさなつぶだったのに
かぜにふかれて
まいあがるきりゅうにみちびかれて
のぼっていくと
だんだんなかまがあつまって
いつのまにか
かたまりになり
とてもたかいところ ....
私の悲しみが
雪となって落ちてきた
ひらひらと
黒い髪に休むように
静かに
手のひらの温もりに迷い込むように

いつまでも
止まない
白い悲しみ
どこまでも
染めていく

 ....
わたしがうさぎだった頃
この世は赤いもやがかかっていた
花びら一枚にも手が届かないので
うつむいてありの行列を眺めるしかなかった


わたしがひなどりだった頃
飛び立ちたくて仕方がなかっ ....
テーブルの上には、
分からないことばかり
整然すぎるほど あふれ
どれが なになのかを
さがして、時間を費やすけれども
けしてそれは、愚かなことなどでは
ないのです。



 ....
あなたがあたしの
ほっぺたかくちびるを
だまってさわるのは合図

あなたがあたしの
ふくらみやへこみを
さすさすするのは合図

あなたがあたしの
顔のとても近くで
ねたふりをするの ....
すてきな夜を
二人でナイト
今夜は
もう
帰さない
素敵なナイト

今夜は
眠らずに
踊ろう
今夜は
踊り明かそう
君と二人

君は
まるで
天使のように
笑顔で見つ ....
たったひとつの恋文
それは今
長期保存用に加工されて
クローゼットの中で眠っている

わたしは父と
ヴァージンロードを
歩くつもりは
さらさらなかったのに
どうしても歩かせたいと
 ....
小春日和の太陽は
一見優しく
地上に温もりを与え
散りゆく草木を
名残惜しむ
その慈しみに触れたと思い
人々は
それぞれの想いを胸に
去りゆく
季節から日常から人から
帰化して ....
タンクトップが好きだったとか
ひといきで伝えきれなくなりました
あおい湖畔で食べたサンドイッチ
今頃土にかえっている

月がきれいねといいつづけて
玄関のドアのすきまから
朝焼けがひきの ....
袖から腕を抜くことを
ためらっていた冬の朝
隠し事はだめなんだって
道徳的に、が口癖の私は
末端冷え性で靴の中が寒い
目が覚める前に
殺してしまえばよかった
なんて
冗談でも言ってはい ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ククル_プリズム- 笠原 ち ...自由詩5*09-11-29
灰色の街- 吉岡ペペ ...自由詩1409-11-29
銀のピアス- 月乃助自由詩9*09-11-29
ポケット- ミツバチ自由詩6*09-11-28
抽出される世界- kauz ...自由詩8*09-11-28
創書日和【謝】謝辞- 大村 浩 ...自由詩7*09-11-28
孤独にて- 智鶴自由詩109-11-28
呼吸したい- ゆるこ自由詩209-11-27
もう一つの黒い月ーメタフォルモーゼ・怒・寂- ……とあ ...自由詩7*09-11-27
ささくれ- ジャイコ自由詩309-11-27
石に芽吹く花- within自由詩10*09-11-27
パラレルワールド- こめ自由詩1209-11-27
貝夢想- 佐野権太自由詩16*09-11-27
手を離せば- 銀猫自由詩10*09-11-26
鳩の多い街- 瑠王自由詩4*09-11-26
朝暗いうちに- 吉岡ペペ ...自由詩809-11-26
黒い月ー序- ……とあ ...自由詩12*09-11-26
花束- 瀬崎 虎 ...自由詩4*09-11-26
冬空の埋火- たりぽん ...自由詩5*09-11-25
価値観と舞台- 中原 那 ...自由詩8*09-11-25
遠い昔の居場所- within自由詩7*09-11-25
悲しき雪- 乱太郎自由詩9*09-11-25
わたしが変化していた頃- あ。自由詩16*09-11-25
別れの灯り- 月乃助自由詩5*09-11-25
すいこまれる- はちはち ...自由詩7*09-11-24
月影におやすみ- そよ風さ ...自由詩3*09-11-24
恋文- 小原あき自由詩5*09-11-24
Луна(ルナ)- ルナ自由詩809-11-24
汽笛- ひとあめ自由詩209-11-24
献血- 佐藤真夏自由詩4+*09-11-24

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