すべてのおすすめ
町には、
都会の路傍の実を摘み
ジャムを作る女もいるのです。

黒く指をそめながら、
けして与えられるものでも
買うものでもなく
何かを知るために。

立ち枯れる花たちが、
夏色を ....
コンクリートが濡れていた
僕は朝からの買い物でせわしなく移動していた
掌で抱えた袋には
甘い匂いのストロベリーがたくさん入っていた
老婆が向こうの道路で
子供の手を引いていた
子供は小さす ....
運転免許は持ってない
船舶
重機も持ってない
空を見上げてやるせない
煙草の煙も舐めれない

ああ

ロハスって言うな!
虚弱なだけ

カルトって言うな!
皮肉屋なだけ

 ....
砂浜から間抜けた様子で眺めていました

流されないように飲まれれば良いよ
と貴方は仰いましたね

空の上から耳を打たれた人人は
履歴書を埋める作業が大好物で
細細と癖のある字で書き込みま ....
空の青と
花の赤を
重ね合わせた
君の可憐のマゼンダを
追いかけ過ぎて
森の緑を彷徨った

森の緑と
空の青を
擦り合わせた
僕の弱虫のシアンを
飼い馴らせなかったから
花 ....
 光に目を凝らすと
 色彩が失われ
 あらゆるカタチはこわれている
 ひとつの塊にしかみえなくなっている

 蠢くものの姿がみえない
 ほかと選別できないから言葉がうかびあがら ....
夜の散歩に出掛けた際に
無数の小さな光たちは
私を少年時代へと連れていく

できるなら、ここへ来ることは避けたかったのだが
不意に遮っていったかつての残像は
無罪の色をしていた


 ....
めずらしく
たったビール2本で
酔いが足をからませる

まっすぐ歩いているつもりが
どんどん道の
真ん中に寄っていく

ボワンとした視界に
でんとトラックが
踏み切り待ちしている
 ....
小さな木の箱に
青灰色の小石が入っている
特別な宝石や鉱石ではなく
河原に幾らでもある
丸っこいありふれた石
箱の中に白い布が敷かれ
その上に置かれている

箱は石の為の棺だ
あの人 ....
きみにはもういくつ寝ても売れない芸人でいてほしい
売れないで売れないで売れ残って最後にわたしが買ってあげるから

しっかりしないでダメでいて
働かないでそばにいて

お母さんの遺伝子
お ....
 たとえあなたが農夫でも農夫でなくてもあなたが文章家でも文章家でなくてもあなたが小鳥でも熊でも蛇でもあなたが空でもあなたが風でもあなたが土でもあなたを好きわたしはずっとあなたのそばにいるあなたとキスを .... 昨日をかばんに詰め終えた
坂道 秋の木立 四種類の蝉の歌
清掃工場の煙突と浄水場のタンク
ダンスを始めた稲穂たち
鎮守の丘と用水路
高速道路の高架橋
思い出の風景をぜんぶ閉じ込 ....
「まるで地層」

頭上を滑るコンテナトレーラ層

さらに上空をよこたわり蛇行するモノレール層に見下げられている
地下層はたぶんなにもない
原っぱ
交差点にできたとうめい角膜のレイヤーだ ....
夜の海へ飛び込んだように
目の前の景色が滲んでいる
零れ落ちてゆく星を見上げれば
私はこんなにも小さい

打ち上げられた空き缶と海藻
錆に絡まる濃い色合いが生々しくて

気づけば思いき ....
ランチのあとヨシミを会社のビルディングまで送り子供のように素っけなく別れた
東京のよく知らない道をヨシミに教えてもらったとおりシンゴは帰った

歩きながら会社からのメールを覗いた
むかし夏の日 ....
久しぶりに酔いつぶれた

たった瓶ビール2本で

その日はなにか その人に
無意識にメールをしてしまった

新宿で待ち合わせて
1時間だけ飲む

何年ぶりだろう
いっしょに飲むな ....
線路というやつはなんだって
この直線的な箱を
ねじ曲げることなく
流していけるのだろう
緩やかに曲がってくクセして


ぼくは客車のぱさぱさとした手触りの赤い
キルトのようなベッドの上 ....
 
 
この人生を
すでに一度経験したような
気持ちになることがある

高校を出て
失われた十年が
やがて二十年となり
ある日突然
大切なものを失う

そして私は
実家の庭の ....
{引用=
夜と夜を縫い合わせて
足を組み替えて
電車のシートで眠った
体中の
軟骨に混じりこんだ鈍器が
ゆっくりと再整備されるような気がした
嘘っぱちばかり
書かれた雑誌が
僕の頭の ....
302号室の独身男がビデオデッキのスイッチを入れる頃
122号室の主婦は子供を寝かしつけてビールを飲む
209号室の小説家志望は10本目の煙草に火をつけて
501号室のOLは地元の彼に電話で愚痴 ....
ライブの帰り
新宿のバーに立ち寄った
あたしは

そこでもビールを2杯を
グイと飲み
いいぐあいに 酔っていた

もう 終電には間に合わない

あたしは 迷わずにその人の後に
つ ....
海は広いの
子イルカが問う
海はどれだけ広いの
ここの何倍くらい広いの
どれだけ泳げば向こう側に着くのかな
子イルカは母イルカに問う
そして彼は
思い切り高く宙を飛び
母イルカにまとわ ....
街灯の先にある交差点、ボーッと浮かび上がる黒い物体 誰も顧みることの無い深夜 行き交う車も無い漆黒の深夜、黒い月

それは奇妙な物体、人体様のものだが、部位それぞれが異なる。体毛はうっすらと生えて ....
空に月が照っている

世界はじぶんのこころだ

失意のとき

目に映るものたちが

励ましを感じさせてくれるなら

微笑んでいてくれるなら

きみの町にいま月は燃えているか
 ....
この命に何を求めるの?
光なんて望まないで

空っぽになった 言葉の引き出し

錆びたシャベルで庭を掘った 
探していたのは君へのプレゼント
いつしか足の踏み場はなくなって
真っ逆 ....
時の価値を忘れてしまった代償に
時計しかない部屋へ閉じこもった
裏庭に咲いている白い花の名前を知らないから
切り捨てることの潔さを知ろうとすることで
丸くおさまると決めつけた

だから今、 ....
ねこを見てると眠くなる
ねむねむねむねむおねむのまほう
ふわふわの
お腹のお毛毛をなめている
おねむの国に行く前の
おねむの前の身だしなみ

 あたしはそんな風だって、頭をひと振りするだ ....
君は取り違えてしまった
なぜなら
「そのときをきちんと見ていなかった」
からだ
君とは
僕のこと
僕は知らなかった
あの頃何が出来たのか
あの頃なぜそうだったのか
あの頃と今がどう違 ....
言葉に鋭敏になろうとする僕は
言葉から復讐される

言葉で顕わになどできやしないと
世界は刻一刻と産まれ続けるだけだと

跨線橋の階段を登って行く
夕焼けは淡く世界を染めている

こ ....
夏空からのさそいは、
手にあまる 光りの束

私は私が赤く錆びてしまわないように
少しばかりいばった母親の顔になって
子供達の好きなパンを焼く
summer’s kitchen

女の ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15806)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Blackberry- 月乃助自由詩14*10-8-30
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ピアノ協奏曲「月光」- 石川敬大自由詩2110-8-28
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バタフライ・エフェクト- 中原 那 ...自由詩410-8-25
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うそっぱちぶっくす- 真島正人自由詩2*10-8-25
コーポ宇宙船- haniwa自由詩410-8-24
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水族館の母イルカは- 曲がり屋 ...自由詩2+10-8-22
かいだん- ……とあ ...自由詩5*10-8-22
月は燃えているか- 吉岡ペペ ...自由詩1210-8-22
太陽と月の話- 三奈自由詩910-8-22
弱冷房- 中原 那 ...自由詩510-8-22
おねむのまほう- salco自由詩17+*10-8-22
話はそれからだ!- 真島正人自由詩1*10-8-22
鈍い感覚器- kauz ...自由詩4*10-8-21
さくらんぼ- 月乃助自由詩14*10-8-21

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