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 なにが有効な手なのか
 わからないままに
 かれは
 もう、とっくに
 地図に表記されていない場所にきていた

 音がない
 姿がない
 赤い血が
 ながれることのない ....
自分

意識しはじめた頃から

気が付いた

名も知らない
道端
コンクリートの隙間に
咲く
小さい花をもつ
雑草たちに足を止める

ちっちゃくて
かわいくて
ちぎって ....
川沿いの堤防を散歩していたらけいたいが鳴り出した
ポケットから出したらけいたいは石だった
石は鳴り止まずうるさいので川に放り投げた
とたんに石は鳥になり上空へ羽ばたいていった
空高く羽ばたいた ....
狂うのです
わたしは狂うのです
わかりません
あなたのいっていることがわかりません
つめたいのはコンクリートも土も同じです
さむさにしんでいく小鳥も
わたしとおなじなのです

こおりつ ....
歴史を変える力などない
わたしたちは
ただ愛し合うしかないのです

隣で眠るあなたが
普通ではないうなされ方をしたので
わたしは思わず手を取り
脈をみました

診療の時間は終わりです ....
死は厳粛なものだ
だから死ぬがいい
人の1個が終わる時
連綿たる格闘の歴史が閉じる時
膨大な記憶の書庫が燃え尽きる時
小さな存在の事実が消失する時
肉体はそれでも生きようとする
瀕死の臓 ....
施設の中庭のベンチで
ゆっくり日向ぼっこする
老人達の独りが
突然立ち上がって何かを叫ぶ

こんな筈ではなかったと
こんな方向でなかったと
こんな場所に来るはずではなかった
こんな終わ ....
{引用=
少年は、真夜中に目が覚めて
自分がベッドでは
眠っていないことに気がついた
ベッドではなく、
床に寝そべって
眠っていたのだ

ゆっくりと
体を起こし
まなこをこすって
 ....
青を知るくじらは
空を遠いとは思わない
美しく在ることをわきまえて
地球とともに命を謳歌する
視界を遮るあじの群れ
力強く求め跳ねる

ぶりんぶりん
{引用=
真夜中の森でひとり
花を散らす戸惑いのない指
(中心にある雌しべ)(囲むようにある雄しべ)
(覆う花弁)(支える萼)(茎)(光合成する葉)
すべてをばらばらに並べて
花のすべてを ....
いま
このときに
あたしに
できることは
なんなんだろう?

といかける
といかける

めがくらんでいる
あたしに

たとえ
2次元でも
つながっている

あたしと
 ....
神様に誓うことはしない
私の最愛の人に キスをしても
約束を守る自信はなく
不安定な平均台の上で 手を繋ぐこと以上に
足の置き場も 君の心の在り処もわからない

ただ空や海や木々 鳥と ....
ミロのビーナスは

両腕で僕を抱き締めようとして

両腕をきりおとされた

あの黄色い満月は

巨人が少しづつ月を食べて

そして初めて三日月になった

あの太陽は好きな人と目 ....
「鬼は外!福は内!」
節分になると そういう声も聴きます。

豆を蒔くのも 畑や庭に撒くぐらいのことでしたら
1年のうち1日ぐらいは と我慢もしてきました。
 
「福は内、鬼も内」と言う地 ....
止まったままの 時がある
針が曲がってベルトをなくした
金時計の中に
とどまっている

休まず刻んだ針が
不意に歩みを止めた
大地の奥深くから轟音が猛然と駆け上がり
アス ....
みんな影響し合ってるから
感じているから
雑音ほどいいから
優しいから
憎らしいから
それでいいから
そこにいればいいから

愛している

だのにあの人
異国人みたいに
違う音 ....
寂しかった日のように
ひと晩で降り積もった雪が
きれいな景色だけを水銀灯に貼り付ける
夜明けすら凍らせようと
港では恐ろしいものが渦巻いている
(賀露の蟹漁船は眠りにつくころ)
わたしを捕 ....
{引用=


私はもう目覚めていた



そこにはないもので

構成されているので

言葉を通り過ぎることが

できた

得体の知れない勲章を

与えられて

 ....
駅前ビルの本屋さんで
デート

洋画の「恋に落ちて」みたい

夢にみていた
本屋で落ち合うこと

でも
あたしたちは
この時間を最後に
しばしの
さよならだ

頭がクラクラ ....
だきょう
だせい
どんづまり

1366×768ドットの檻の中で
ゆうゆうと座り込んだままの
気障な行分け文章

だみん
だつりょく
できそこない

TFTカラー液晶の眩い ....
雪をかきこみ スノーダンプを押す人が
車道で 私に向かって来る
降りしきる朝の通勤時間帯
信号で渋滞しては 諦める日々
安全運転しかないのだけれど
ねえ私の車に なんで真直ぐ向かってくるの
 ....
{引用=へやがくらい}
   かわいいお口を開けてりりかは考える
{引用=あのひとかえってこない
ぜんぜんだいてくれない}

   埃をかぶったつぶらなお目目で考える
{引用=ふりむいても ....
舐められた爪を切る。指を銜えられて人の喉を触っても、引き抜くことはできなかった。喉仏を裏から触れられるまで長い爪だったらいい。指から出た精液を止めるように爪先をスクエアオフに切り取 .... 東京の東の場末の少し前

相撲とりと競馬狂い
ちょっと一杯ひっかけようと、
そぞろ歩きの錦糸町南口

客引きの中国人の女やら
街頭ライブの若い子やらが
ネオンの極彩色にまみれながら
 ....
みんな宇宙からもらった炭素でできている

みんな炭素の波動にすぎない

わたしは胃をこわしている

わたしは肝臓をこわしている

炭素がなにかの身代わりをしてくれている

炭素はた ....
薔薇は何処に行ったのだろう
もう何年も目にしていない
気が
するんだ

僕の住む街は
かつてバラの街を標ぼうしていた街の
隣にある

だからと言って
薔薇を植えた庭のある家が
そ ....
 「返事」


太陽に声をかけても
一向に返事は返ってこない
取り巻きの雲が
覆い隠して
自問自答の老木が揺れる


 「返事」

孤独な問いに
枝にぶら下が ....
遠くのほうで叫び声が聞こえる

あぁ そうだ今日は校庭でサッカーの練習試合してるんだ

きっとバカな女どもがサッカー部員見たさに野次馬してたんだ

ここぞとばかりに黄色い声を出してね

 ....
霧に霞む煉瓦敷の道の街灯の明り
湿った空気の中
ボーッとした街灯の光の奥に
ゆったりとした時間が流れる。

得たいの知れない影と
先の見えない道の先に
あの古びたホテル
アイビーの這う ....
向こうから歩いてくる

見知らぬ子どもに

大きく大きく手を振られた

後ろには誰もいないようだから

どうやら自分にらしい

何故なのだろう

これまで何も波立てず

そ ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
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