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涙の訳を話そうか?
遠いアスファルトの向こうに陽炎が立って、
手に持ったコーラの缶が冷たかった。
自転車がスピードを上げると
肩に身体がぶつか ....
透明の底にあるものを
探せてはいない、ということを
探しているのだとおもう

それゆえわたしたちは
疑問の形をよそおいながらも
空に吹かれる日々を
なぞるのだろう

丁寧に、
さま ....
その少女は
「触る手」が大嫌いでした。

いつもいつも逃げ続け
大人になっても
怯えていました。

ある日
とても信頼しているひとが言いました。
「キミが自分を傷つけても
 もしも ....
例えば其処に男が居たとする
男の瞳にはいったい何が見えて居るのか
穏やかに寄せては帰す静かな凪の海が映っている
澄み切った空の青さが際立つ緑濃い山が映っている
男の顔を見つめる男の目線 ....
売れればいいって もんじゃない
俺にも作れる 恋の歌
インスタントの歌うたい
一発屋ならしめたもの
飛ばず鳴かずで
すっかり ポシャリでございます

売れればいいって もんじゃない
恋 ....
特に取り柄もない私でも
唯一確実に操れる
彼の自動を奪って
私と正反対の動きをさせることが出来る

右手を上げると左手をあげ
後ろに下がると前へ進む
私が見ていないと
何をしているかは ....
霧のような雨
わざと傘をささずに
散歩して

レインブーツはいた足が
水たまりを蹴る

なんか
足りない

フードつきの
レインコート

黄色いミトン

違う

足り ....
おいらは孤独な道化師
ホームレス、ネットカフェで
寝泊りして
その日暮し

夢なんてない
腹いっぱい食べてみたい
人の役に立ちたい
何も悪い事はしていないのに

寒さで錯乱状態の仲 ....
笑っている
見下ろされて恥ずかしくなる
毎日は
知らないところで進んでいた
取り残されたような寂しさが
独りぼっちみたいで悲しかった


 あの、
 昼間に薄く青くなる
 広大な陰 ....
たとえばいつか
時計の針が十五時を指したら
南向きの窓辺に腰をおろし
熱いミントティーを飲む
白壁とコバルトブルーのきらめく
シティ・ブ・サイドのカフェにいるように
乾いた風が吹いたら
 ....
写真にない記憶の中で
四つ葉のクローバーというものを
探し当てた
四つという概念に覚えがあり
クローバーというものをすでに知っていた
だからこれが
初めての記憶ではなかったのだろうが
初 ....
夜は泣いている
あの星の輝きは涙の輝き
青い瞳の奥底からあふれて来る
真珠のような涙の輝き
あちらこちらで涙を浮かべた
悲しい少女の星よ
なぜに夜に泣くのか
この静けさの中で息を殺して
 ....
ある人は
上手にすくったものを
目を細めて ごくごく

ある人は
上手にすくったものを
パンにつけて ぱくぱく

ある人は
上手にすくったものを
塗りたくって べたべた

未だ ....
 しお きかせてくれ
 なみのまにまに
 うまれた
 しろい
 あわつぶのようなしお

 なつのうみからあがって
 かわいてゆくくろいはだに
 いくつも結晶するしお


 しお  ....
たとえば
履き潰し
捨てるつもりだったスニーカーを
いまだに車へ立てかけている
何度も体温を通わせた
足に馴染みきった身体を

物を
肉体を
引きずって

これは道具なんだと
 ....
誰もいない
静かな夜道を
ひとり
歩いている

当てもなく
ただ
歩いている


昼間は
大勢の客で
にぎわう
商店街も

車が
行き交う
オフィス街も

夜にな ....
潮風が防風林の松を
まだか、まだか、とたたいて
浜辺で手招きする海が
防波堤でばらまいています
ひとりでくる浜辺が
こんなに広いとは知りませんでした

小さい岩のあるところ目指して
真 ....
そろそろかなと思い始める十月の終わり
会社が休みの日には 生家の林檎畑へ行く
林檎の収穫は九月から始まっているが
十一月にもなれば 雪が降り始めるので
積もって身動きがとれなくなる ....
鳥かごに迷い込んできた蒼い薄翅に、
向こうの空が透けて見え、少女は息を呑んで手を伸ばした

まるで、天鵞絨かオーロラのように煌く翅が、小さく羽ばたいて

鳥の児らの鼓動を早めさせる

加 ....
寒い夜が
自動車の窓を
白く塗り固めた

凍える座席に
うずくまって
眠る冥王星

冷え切った恋が
空調の隙間から漏れ
助手席に当たる

疲れ切ったエンジンが
怨恨に二度空回 ....
2月になるとチョコレート買いづらいからさ
いまのうちに大量に買い溜めておくんだ

ミルクチョコもビターなやつも欲しくなるかもしれないし
抹茶や苺 クリスピータイプも とりあえず買っておこう
 ....
人間の作る直線や曲線は
そのものがかたどる影よりも少しだけ歪んで見える

美しいままでとどまって居たいと望む心が
その指にデジタルカメラのシャッターを切らせる

あまりにも、ありのままの、 ....
かじかむ理由は
雪ではないね

それは
雪のなかでこそ
探せるものだけれど

雪そのものは
寝ているだけだね



 てぶくろは
 つかのまの嘘だと思う

 夢だとか ....
 考え事が一人歩きして
 寒空の下 僕は震えている
 
 耳にこだまする罵声
 退いては返す波のような苦痛に戸惑うばかり
 
 僕は弱い
 限りなく弱い
 
 たまらなくて叫べた ....
{引用=体温の変化って
すごいね


+



うるんだ夕刻の
スプリンクラーからは


しずまないでいる陽が
不遜で
わたしたちは
落日みたいなことばで喋る

 ....
あなたと
一緒に
どんな時も
励ましあいながら
生きて行きたいね

あなたと
一緒に
お互いに
認め合いながら
人生を共に
できたらいいね

あなたと
一緒に
心と心が
 ....
 暗い部屋
 止まらぬ思考
 眠れぬ夜

 どうにも本能のみに生きている人が多いな
 僕は突きつけられたベクトルを
 どう処理すればいいのか 分からずに
 途方に暮れている

 時間 ....
  「オルガン」

オレンジみたいな涙を流すから
いつも泣かされてばかりいた
優しいね
キミは唇を頬に寄せて
流れる柑橘涙を上手に受け止める

夏の子供用プールはレモンの匂いがするね
 ....
あなたに伝えたくて
今日も綴ります
夜の静寂に
零れる想いを

あなたを想うから
今日も開きます
昼間閉まっておいた
わたしのこころを

あなたにそばにいてほしいから
今日も ....
     一

 細かな枝をつたう幽かな震え
 桧皮色の樹皮を湿らせ
 梢を這う、自動律たる水の脈動 )))
 沁みゆく荒地の渇きへ
  一滴、
 地球システムを孕んだ涙のかたち

 ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自転車に二人乗りをして- beebee自由詩2*08-1-30
透明の底- 千波 一 ...自由詩8*08-1-30
土砂降りの夜- 風音自由詩4*08-1-30
- 川口 掌自由詩3*08-1-30
売れればいいってもんじゃない(MTVを見て)- アハウ自由詩208-1-30
影遊び- 麒麟自由詩2*08-1-30
小雨のなか- 風音自由詩2*08-1-29
貧乏仕事無し- ペポパン ...自由詩8*08-1-29
簡単に空を空とは呼びたくない- 小原あき自由詩12*08-1-29
たとえばいつか- 石瀬琳々自由詩7*08-1-29
未詩/独白/告白- 佐々木妖 ...自由詩5*08-1-29
夜は泣いている- 未有花自由詩8*08-1-29
黒糖とプリン- FUBAR自由詩9*08-1-29
- 水町綜助自由詩8*08-1-28
七年- 佐々木妖 ...自由詩9*08-1-28
静かな夜道- 妖刀紅桜自由詩2*08-1-28
夏泊海岸- たりぽん ...自由詩4*08-1-28
心が行く- 砂木自由詩8*08-1-27
翅に焦がれる鳥児らは- musi自由詩1*08-1-27
宙車- 木屋 亞 ...自由詩1*08-1-27
2月14日、煮干しの日- 北大路京 ...自由詩13*08-1-27
海面上昇2- rabbitfighte ...自由詩308-1-27
白い冬- 千波 一 ...自由詩10*08-1-27
草花のように- 山崎 風 ...自由詩2*08-1-27
平熱- 簑田伶子自由詩14*08-1-26
あなたと一緒に- 妖刀紅桜自由詩2*08-1-26
ちょっと_寝られない- 山崎 風 ...自由詩208-1-26
彼等のためのソナタ(香りつき)- 千月 話 ...自由詩7*08-1-26
今夜も- 乱太郎自由詩14*08-1-25
炭素循環_☆- atsuchan69自由詩13*08-1-25

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