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しあわせなひとは
はなれていても
よりそいあえるひと
わたしのなかの
皮のような
息をしない
過ぎていったふるい ....
晴れた日に
空を見ないなんて
空がもったいないと思う

いつもと同じ
車窓からの景色も
晴れた日は  ....
深海のように
ふかまるおもいが
しろい糸のように
風にとけあっていく

ゆるせなかった過去や苦しみも
今はただ、  ....
わたしのなかで
剥がれおちたなにか
そのなかにある
あかいかたまりのなかの
あかいわたし

剥がれ落ちたわた ....
いつからだろう
わたしがわたしに
なれてしまったのは

やわらかなしかくい世界で
まるくなったとしても
とがってみたとしても
しか ....
散在する
おと、おと、おと、おと、
らせんれんさになり
からみついてくる
どんな祈りや鍵さえもねじまげて  ....
とがらせろ
とがらせろ
ながれのすべてを
とがらせろ

握りしめた力が
入水した紙粘土のように  ....
きみに、
いのちを ふきこむために
まっしろな こくうから
かたちあるもの へと
きみのてを ひく
あたたかな うみへと ....
失いたくないものを
握りしめるのは
罪なのだろうか

ひとつの観念が
わたしを捉える
それを解除しようとする別の思念が
 ....
ことばにならないものが
渦を巻いている
それはある期待なのか
失望なのか
わからない

明滅する影と光が時間のように  ....
幾度か巡ってくる夜に
海になりたいと願う
十六夜の月など見たことがないのに
叶わぬ永遠を願っている

いつかはあなたの海になって  ....
何もない深い海に
沈みたいときがある
そんな気持ちが
突然わたしから出入りする
たとえば地下鉄の窓からや  ....
深い胸の奥
求めるものは何だろう
ありきたりなことばだけの感情ではなく
細やかだけれど
静かに燃えている
わたしのなかの
赤い熱 ....
頭のなかで
鳴り響く砂時計
さらさらと
安住を諦めた瞳が
仰ぐのは暗い天井
流れ込むサーチライトが沁みて  ....
琥珀という石を
手にしたことはないけれど
見つめたことがある
黄昏に凍りついた壁の向こうに
眠る葉や虫たち
 ....
月は誰も見てはいない
月は自分を見ているものを
予知している
白く蒼く輝くのは
裏側の過去を隠すため

月には  ....
恋月 ぴのさんのあおい満月さんおすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『のぞみ』- あおい満 ...自由詩7*12-5-27
『空のことば』- あおい満 ...自由詩15*12-4-21
『ふたり』- あおい満 ...自由詩9*12-4-1
『かわむき』- あおい満 ...自由詩11*12-3-1
『やわらかな四角』- あおい満 ...自由詩9*12-2-14
『メトロノーム』- あおい満 ...自由詩6*12-2-6
『とがらせろ』- あおい満 ...自由詩8*12-2-2
『きみの、』- あおい満 ...自由詩5*12-1-23
『とらわれ』- あおい満 ...自由詩4*12-1-17
『古い写真』- あおい満 ...自由詩7+*12-1-12
『海になる』- あおい満 ...自由詩11*12-1-10
『深海』- あおい満 ...自由詩9*12-1-8
『幻』- あおい満 ...自由詩8+*12-1-5
『砂時計』- あおい満 ...自由詩5*11-12-30
『燃える琥珀』- あおい満 ...自由詩9*11-12-26
『十五夜』- あおい満 ...自由詩5*11-12-25

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