すべてのおすすめ
かき抱く貴方の体 
そろそろなぞる
胸の上には傷跡が
心の奥にも傷跡が


つつと舌を這わせると
貴方の心はぶるりと震え
傷はぎゅるりとなき喚く

熱い吐息が重なりて
揺れる胸元 ....
メールが便利なのは

こちらの自由に開けられるからかな

それなのに

誰かに

鎖で繋ぎ止められている

そんな気がするのはなぜなんだろう
彼女は
掃除機と
手を組んだ ようだ
横たわる 私の周りを
ぐるぐる
ぐるぐる
包囲した
つもりらしい

しかし
一言だけ
掃除機で
私のことは
吸えや しないぞ
―冬が来る前に一同集って
旧交をあたためようぜ―

Zからこんな招待状が舞い込んで
まあ、行ってみるか くらいの気持ちで
出かけていった
Zは中学時代の番長で
苛めっ子だった
俺はいつ ....
少年ピエロがやってきて
今日もステージが始まるよ
ひとりぼっちは さようなら
空間を共有するんだ

ジャグリングにパントマイム
火とかも噴いちゃってさ
客もそこそこ集まっちゃってさ

 ....
受験を控えた少女が
堪えきれずに道端で
脱皮を始めた

その横をダックス・フントが通る
かれは短足を気にして
朝夕ぶら下がり健康器を
使っているのだけど
伸びてゆくのはもちろん
足じ ....
酒に足を取られながら
君と手を繋いで
唄って
雨の匂い
とか言って
笑って

そういえばさっき
笑った顔が
可愛いな
なんて言えないし
言わないんだけど

雨の匂いなんて
 ....
さあ 行こうじゃないか
あの丘を越えれば
花畑が広がる

さあ 行こうじゃないか
重過ぎる荷物なんか
大切じゃ無いさ

さあ 行こうじゃないか
時計なんて放り出しても
太陽が ....
バスの発車する音が聞こえた
15時02分
西日に染まる時間
カーテンにくるまって見送っていた 
ビルの向こう

机の上に広がった書類
領収書も
重要なメモも
紛れ込ませている
そう ....
空の青さが遠くなる
秋の朝
それは同時に
山の芸術が近くなる

空の光が白くなる
秋の昼
それは同時に
山の葉が輝く

空の光が赤くなる
秋の夕暮れ
それは同時に
山が休むあ ....
くぐり抜けていく
いつも裸足だ
闇のそばでは

どうして自分だけは
かわらなくていい、などと
つぶやいていたのだろう

   ああ、それはちがうよ
   タングステン
   熱で溶 ....
優しさとは人を信じること

温かい気持ちで素直に接すること



温かい交流はいつまでも繋がる

お互いに幸せになれる

利害や損得なんて関係ない

楽しく気持ちいい関係
 ....
コルクにあわせた
瓶などないのに

飲み ほしたら
捨て去られるだけなのに

杖のように立って
流れていかないように

静かに仕事をしている

歌われないことなど
気にもしない ....
猫の眼を通って
新しい時空を覗き見る
混沌と静寂のメゾピアノ
僕の着地点が
其処に、在った


色々、ありました

とてつもなく
大きな罪を犯しました
あるいは
一番星みたく
 ....
ある日

少年の中に
戦争が充満する

少年の中に
潮騒が充満する

少年の中に
愛情が充満する

少年の中に
故郷が充満する


ある日

少年の中に
憎悪が充満 ....
夢に月が現れて

どうしてあの山荘に

月見に来なかったか

と咎められた

バイトだよ 

欲しいゲームソフトがあったのでね

そうやっておまえは

取り残されていくんだ ....
まっかでツヤツヤの唇がにんまり微笑むと
脳内環境は大豊作の映像ではち切れんばかり
醤油の芳ばしいほくほくの栗ごはん
しゃっきり、すっきりまっかなリンゴ
ぷりぷりのさんまはやっぱり苦みばしっ ....
空気銃の声
君を助けたいと叫びながら
自分を制止できずに打ち続ける夜

自己満足も
自己啓発も
落ち込む先にあるのは
恥じらい
羨ましがる卑しい心

自分じゃ駄目か?
《私》を愛 ....
夕暮れの放課後
自転車をこいで 風と
堤防の道 駆けた
もう忘れかけた 甘酸っぱい思い出

堤防を溢れんばかりの
青春という奔流は
あの頃
何人の少年を大人にして

架かる橋の上か ....
ごごっ!

大きな声で吠えたんだ
犬の
コロちゃんのような
声だから
声だから
午後の声だから
空間に消えるのだ
周波の跡を手探りで追って行く
空間だから
届かない
波の無い ....
花の匂いは、十一月の始まりに 「菊。
拡散した夜の悶えにも似て
許されぬ 禁断の愛を、むりやり奪うキッス

そして男たちの作る、百足の行列
いや蝸牛への接吻と舌づかい
ぐるぐる輪を描く、ラ ....
頑張らないでいいよって、
自分らしく、
無理をしないで出来ることをしたらいいって、
何時しか耳障りの良い、
都合の良い言葉だけが周りに溢れかえった。

でもそれは、
私の想いを、
私の ....
見覚えのない住所から
冬の匂いの封筒は届き
記憶の引き出しから
銀のペイパーナイフと
あらん限りの想いの欠片とを
わたしは交互に取り出す


かさり、と開くと
月夜の薄明かりのなかで ....
生きれば生きるほど
しなければならないことが
多くなってゆく
いいことが続かないことが
多くなってゆく
昔に恋した想い出が
まぶしいままに

生きれば生きるほど
すべきことが
多く ....
目の前に広がっているこの海を
神秘的という言葉で片付ける
向こう側の世界なんて
想像する事しかできないから

こちら側では
とても小さな世界があって
誰が望んでいなくても
救いようもな ....
駅前の寂れた広場
少年がギター片手に
この世の終わりを歌っている
死んだ魚の目をしている

完全だろうが不完全だろうが
事態はすでに起こっていて
動いていて生まれては無くなっていて

 ....
お帰りなさい
心から待っていました

やっと帰ってきて
くれたのですね

あの人はもういません
赤い赤い波が押し寄せて
あの人は一瞬で
さらわれてしまったから

私はこの浜辺に残 ....
近付かないで近付かないで
どうせキミも離れてしまうのでしょう
それならば最初から優しくなんかしないで

独りきり夢の中でずっと
あすこに見える建物に憧れて
息を殺して積み上げてきた
唯一 ....
くだらない誓いをした日からか
それよりもうちょっと前からか
僕はもう一人ではなにもできません

今まで一人でできてたことが
二人じゃないとできないようになって

とても情けないです
男 ....
僕の恋人は、すっごく優しいんだ。

でね、彼女とはまるで夫婦なんだよ。

だって

僕がお腹空いたら、ご飯をくれるし。
でも、彼女が寂しそうにしてたら、僕が慰めてあげるんだ。

僕が ....
恋月 ぴのさんの自由詩おすすめリスト(15813)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祈り- 茉莉香自由詩106-11-5
*メール*- かおる自由詩6*06-11-5
生平- FUBAR自由詩7*06-11-5
太陽が喋った- 杉菜 晃自由詩9*06-11-5
少年ピエロ- 青山スイ自由詩906-11-4
或る平和の情景- 吉田ぐん ...自由詩1006-11-4
宵町明かりは月明り- プル式自由詩4*06-11-4
明日は小鳥が飛べますように- プル式自由詩2*06-11-4
香水- ku-mi自由詩8*06-11-4
空の青さが遠くなる- ぽえむ君自由詩15*06-11-4
でたらめな星の水族館- たりぽん ...自由詩17*06-11-4
優しい世界- ajisai自由詩10*06-11-3
コルク- 砂木自由詩14*06-11-3
終着点は、未だ遠く- 士狼(銀)自由詩7*06-11-3
少年—原点- 輪橋 秀 ...自由詩21*06-11-3
月が出た_夢に出た- 杉菜 晃自由詩10+*06-11-3
*唇によだれ*- かおる自由詩10*06-11-3
夜の隙間の空想劇- シュガー ...自由詩2*06-11-3
54、堤防_【ていぼう】- 雨宮 之 ...自由詩4*06-11-3
午後の空室- あおば自由詩11*06-11-3
超絶即興詩- atsuchan69自由詩7*06-11-3
言葉- 自由詩206-11-2
ベルベットの夜- 銀猫自由詩24*06-11-2
今が悲しくて- ぽえむ君自由詩12*06-11-2
メリーゴーランド- 青山スイ自由詩1706-11-2
祈り- 青山スイ自由詩1306-11-2
ナルシスの帰還- 三条麗菜自由詩606-11-2
憧れは遠く遠く- AKiHiCo自由詩3*06-11-2
ケツコン- 自由詩12*06-11-2
僕の恋人(犬)- 愛心自由詩306-11-2

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