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まるで拭う事を忘れた涙が
頬を撫でる指と錯覚するように

幾度も呟いた愚痴や寂しさが
いまいち消化できない感情と共に
過去を奪って 未来を閉ざしている

奇妙なほど暖かい冬が黙々と過ぎて ....
脳をまさぐると
まるでさっきまで
そこに在ったかのように
断片が輝きを放っていた

思い起こす
笑顔のような表情
涙声と数々の溜息

隙間を広げた綻びから
記憶が流れ去っていく
 ....
一筋の風が
窓の外通り過ぎる
何を乗せて行くの?

寂しさに零した涙も
打ちのめされた思いも
安らかな夢も
小さな光も

きっと
乗せようとすれば
乗せて行ってくれる

風が ....
恋月 ぴのさんの松本 卓也さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
菜の花- 松本 卓 ...自由詩10+07-1-24
安らかな夢をください- 松本 卓 ...自由詩406-12-10
星屑を運ぶ風- 松本 卓 ...自由詩306-12-7

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