すべてのおすすめ
「じゃあまたね」
って手を振って
どんどん遠ざかっていく君の笑顔
外燈がとぎれとぎれで
すぐに見えなくなってしまう


もう会えなくなるなあ。
一緒に歩いた海辺も
{ルビ茅蜩=ひ ....
「明日の時の長さは?」


風を切って走る
スカイラインの窓越しに見えた
雲の名前が思い出せない


春の終わり
もしくは
夏の始まり
駆け足で過ぎていく短い季節に
朝 ....
二月、
薄明るい空の向こうに
何があるのか、あたしは知らない。


人さし指に触れた白い骨は
堅くてさらさらと乾いていて
同じものがこの体の中に潜んでいるのだ、
と思うと、酷く ....
かみさまなんていない
かみさまなんていない


またふゆがきたよ
てをつないでくれるきみがいないのに
なつはすぐにおわってしまうんだ
いつだって


ゆきがふるのはうれしい ....
寒いのは嫌いだって、
冬になると毎日、恨めしそうに空を見上げる。
曇りがちな12月。
街中にはクリスマスの音楽が溢れていて、
何がそんなに楽しいの?
よく判らない。


冬の陽は暮 ....
赤い花、咲いた。
燃え盛る炎のように
大切なものを消し去る、理不尽なその花。


思い出すのは真夜中
暗い海を見つめていた夏の終わり
灯台みたいに
僕たちを導く光なんて何処にもなか ....
あめ、いつからふってるの?
めをとじてあなたのこえをきいてると
じかんのかんかくがくるってく


すきなしょぱんのあのきょくが
とおくからきこえてくる


ぱぱがむかしおしえてくれた
いどのおは ....
あ の 夏 に

侵 食 さ れ て ゆ く 記 憶

風 化 出 来 な い

君 の 亡 霊
息を張り詰めて高まる鼓動を押さえ付けて刃先で少しだけ小指を切る感触。
頭上には遙かな空と星とそれ以外の色々な何か。


心臓の音が聞こえるのは耳を澄ますから、ねえ
時が止まらないのは ....
日々は
音に紛れてゆく


静寂さは救いにならない
蕾の綻ぶ音さえも
きみは哀しいと云うのだろう


指先からは空の遺伝子
過去は遠く、未来は果てしないのならば
揺らぎの ....
空が青いよ。
哀しいことも辛いことも
そんなのはきみのせいじゃない。
そんな小さいてのひらで、
護れるものなんて少ないでしょう?
傲慢じゃないかな。
誰かを救えるなんて、
本当に思ってい ....
恋月 ぴのさんの有邑空玖さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真夏の満月- 有邑空玖自由詩2*07-9-15
永遠と一日- 有邑空玖自由詩707-4-26
二月、薄明るい空の向こうに- 有邑空玖自由詩9*07-2-25
かみさまなんていない。- 有邑空玖自由詩506-12-24
オリオン。- 有邑空玖自由詩3*06-12-7
彼岸花- 有邑空玖自由詩7*06-11-21
鉱石の夢- 有邑空玖携帯写真+ ...7*06-10-29
記_憶_Ⅱ- 有邑空玖携帯写真+ ...13*06-9-7
真_空- 有邑空玖自由詩106-8-21
日々。- 有邑空玖自由詩5*06-4-4
原罪と救済- 有邑空玖自由詩4*06-2-26

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する