踏みしめる音が心地よいから
kauzak

踏みしめる音が心地よいから
麦を踏んでいるわけではない

やがて来る冬を越して春を迎えるために
僕らは強くならなければと
強がっている

強がることでしかゆるされないと思い込んで
差し伸べられる手を払い続ける
君に言い訳だけはしないように

まっすぐに生きていきたい
現実はそればかりでは生きづらいとしても
胸の奥には秘めておくべきなのだ

少なくともの矜持として
僕を支えてくれるのだろうか

支えるはずと信じ込んで
もたれかかろうとする

空の青さが目に染みたから
新しい翼を広げたくなる

 ※連なるだけの言葉シリーズ(抜粋) 


自由詩 踏みしめる音が心地よいから Copyright kauzak 2010-01-30 17:03:30
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