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1.


上履きの色は赤か青で
たまにみる緑が
私はうらやましかった
ぺたぺたと
音もなかった
たくさんの足
あの
はためく日の丸をもう
みることがないから
ここがどこかわから ....
{引用=体温の変化って
すごいね


+



うるんだ夕刻の
スプリンクラーからは


しずまないでいる陽が
不遜で
わたしたちは
落日みたいなことばで喋る

 ....
一.


青を
反故にした

よりも
事情がある

真昼につき、
雨はふらない




二.


鋏の持ち手が緑だったことから
分け合いたくない
ままの
手 ....
一.


番号をつけるかわりに
名前をつける
えんえん正しい
回路
いつか誰かにのぞまれる手
という呪文




二.


ステップが日の長さに合わない

れんげは ....
一.




おなじ速度で落下する
きみと
きみ
の 心中しようか


亡命 なら
考えたかもしれない




二.


きみに似ているもの
・深夜のガソ ....
恋月 ぴのさんの簑田伶子さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春離れ- 簑田伶子自由詩17*08-3-27
平熱- 簑田伶子自由詩14*08-1-26
断片集「間引く」- 簑田伶子自由詩37*07-12-6
断片集「リバーリバー」- 簑田伶子自由詩25*07-1-29
断片集「連れていけない」- 簑田伶子自由詩20*05-12-6

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