すべてのおすすめ
ないものねだり

というのは

なんと ありきたりな

ずいぶん そのままな

お言葉ですね

ないから ねだるのに

ないから ほしいのよ

風船を手にする子の

 ....
人が次々と溢れる

僕は誰のことも知らない

ましてあなたが誰だかなんか

今何を考えているかなんか

解りやしない のに

僕が何を言わんとするかは

あらかたバレて ....
四角い部屋 四角い窓から

のぞかれたりするのは

四角くない僕だから嫌気がさす

なんだかどうやら合わないな

とはいえ散らばる人形にも

頭が上がらないのだよ

そうずっと ....
耳が捉える音ばかりでない

今流れている音はフシギ

僕にすっと入ってくるんだ

透き通っているくらい心地よい

軽い 躍る ふわり

その割にぎゅっとくる悲しみ

五段かいだ ....
向こうから歩いてくる

見知らぬ子どもに

大きく大きく手を振られた

後ろには誰もいないようだから

どうやら自分にらしい

何故なのだろう

これまで何も波立てず

そ ....
キラキラキラ

あれは夢の数なの?

ちがいますよ

赤い歩道が光る

止まらない

光さえ当たれば

怠惰に光るだけ

あれは裏切りの数

そうと知れども愛する愚か者 ....
すまし顔して立っている木や

憂い顔している電灯は

いったいなぜ

四角く丸くなめらかでいるのか

尋ねたって応えやしないけれども

なんとなくさえ浮かばない

到底呑み込め ....
笑った顔をこっちに向けながら

あなたの冗談で私の本気を誘わないで

その前に{ルビ偽=つく}らないあなたが見たい

邪魔が入るのはこうしたことね

しきり外せない

愛せない
 ....
好きよ

ねぇ もっと好きよ

いつか切れてしまうの?

知らないふりをして

くっきりと笑う裏では

欠片を必死に集めているのよ

それはまるでお天気雨に似て

光の中私 ....
あなたは私を撫で

「猫みたい」と言った

私はあなたに撫でられるのが好きで

ただなんとなく聞いていた

あなたには私より愛している人がいるの知っていて

温かい手が伸びるのを待 ....
なめらかな線に少しだけ空いた

そのへこみを

埋め合わせの私が入り込む

なんて居心地が良いのだろうと思っていたが

埋め合わせは考えた

もうちょっと居場所を広げられないかな? ....
心に というより

胸の辺りでいわれのない

嫌な空気を感じたら

それはきっと

取り越し苦労じゃ済まされなくて

見なければいいものを

そうだね

そんな自分も嫌にな ....
走る

なぞる

並ぶ

一列にすらりと

みな潔く道路を進む

ルールに引き戻され

ふてくされては

なんとなく安心感

自由に自分らしくなんて

それもまた囲 ....
恋月 ぴのさんのmaricatさんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
未充足- maricat自由詩2+*12-3-6
僕のうた- maricat自由詩212-3-3
私角い窓- maricat自由詩111-12-8
- maricat自由詩111-10-3
No.Return- maricat自由詩211-1-20
偽光路- maricat自由詩210-12-9
quake_FOR_you- maricat自由詩2*10-5-1
kiddy_smile- maricat自由詩3*10-4-20
お天気雨に- maricat自由詩3*10-4-14
飼い猫- maricat自由詩3*09-12-2
amends_for_you- maricat自由詩5*09-11-23
Dolly_face- maricat自由詩2*09-11-15
follow- maricat自由詩2*09-9-27

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する