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遠くの月が淡く光を放ち

少し風の強い街の中を

一人歩いた

僕はもう

この街をあとにして

君のいない街に行かなくてはならないよ

さっきの君の涙に

しばらくは縛ら ....
あなたの指し示すその方角へ

私は黙って歩を進める

あなたの見上げるその空を

私も黙って見上げる

あなたのすくったその水を

私は黙って飲み干すだろう

あなたといる限り ....
僕は

君の存在が永遠で

ずっとずっと僕の側で

微笑み続けてくれる事を

信じてきたんだ

だから

暖かい言葉や

甘い言葉を

言わなくてもいいと思ってきたんだ ....
雲間に見え隠れする太陽が

時おり暖かな日差しをくれて

今日は暖かくなりそうだと

ラジオが言っている

私は

学生カバンの蓋を

開けたり閉めたりしながら

となりに ....
一日に

何度もキスをして

一日に

何度も見つめて

だけど

会えない日曜日は

あなたはどこかで

私の知らないあなたになって

きっと

街で偶然会っても ....
目を閉じて

意識を部屋の外に出し

玄関も

マンションのエントランスも抜けて

空へと向かわせる

雲の上に座って

ふわふわな感じを

体で味わい

時に下を見下 ....
目の前に並べられた

あたしと彼の渋い色のマグに

焼酎がなみなみと注がれていて

お酒のあまり強くないあたしは

今日の酒宴の成り行きを

密かに覚悟をする

飲めないくせに ....
西からの陽射しにビルの陰が真っ直ぐに伸びている

その影を踏まないようにして歩いた

最近はすぐに闇が迫ってくるから

その闇から逃げるように少し早足で歩く

昨日のあなたの言葉を反芻 ....
君の横顔を覗いてみよう

少しうつむきがちなそのまつげに

触れてみよう

僕は

君のかけらを

毎日拾い集めては

つなぎ合わせて

毎晩君を想う

 ....
焼け焦げた夏の余韻を引きずって

見上げる空は高く

雲間に見える太陽はきらきらと

優しく照る

かざした手の指のすき間から

もれる光の中に何を想おう

やわら ....
紺色の夜を歩く

街灯の灯りが

少し酔った目に滲む

緩めたネクタイが

ゆがんでいる事に気づく

たばこ臭くなってしまった上着の

袖を少し嗅いで

眉をしかめた

 ....
あなたの背中を眺めている

遠くから眺めている

手を伸ばしても

もう届かないと判っているから

少し泣きそうだけど

視線だけは逸らせないでいる


うつむいて

靴 ....
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