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灯りを
一つずつ
消していく
浮かびあがる
無数の光が
遠くの
素朴なものを
照らしている
みえる
と
みえない
の
間に
暗い淀みができていて
....
今度
目が醒めたら
火星に行こう
歩道橋は
雨で照り輝く
軒並み車は光を
反射するので
焦点の先まで
遠く川を作る
川の音は耳の中で
なりやまないの ....
■1
知能は現象である
あるいは人間のような形として存在するのでなく
人間からなる社会の上に存在しているものを
知能と呼ぶ
■2
風は物だろうか
火は物だろうか
それは途切 ....
煙が騒然となった世界を包むとき
一輪
そうして誰も知らないものが
世界を包むとき
アルファ ベータ
夜を掴むだろう
階段を登っているうちに
背中から裂けてしまわないように
いつも注意を払い
吊革に掴まっては
ゆらゆらと
ボウフラは夏血を吸いに
人の群れから
うっすらと伸びていく一本の
茎が
....
路地
曲がり角や
塀の隙間
溢れて、揺れて
透明な線を残す
そんな隙間に隠れて
今日をやりすごしている
等しいものを
等しいとして
アスファルトに
等間隔に並べられ ....
ジー・・
動かない机の上で
覗き見していたのは
俺さ
夜の学校におりたつよ
夜の学校なんて行きたくもなかった。
肥大した俺の魂
夜の学校はみんな活発
それは
あり ....
金属にぬくもりがないのなら
肉体を使おうか
地下道に
ヌルヌルと体液が染み出していく
酒の匂いを掻き消すべく
朝の振動音が体液と共振する
芋虫
囁くこともできなかった
想像することは 罪
光でみえないことにして
笑い顔だけ憶えている
足音も聞こえないはりつめた夜は
何が はりつめていたのか
鳩の声が恐ろしかった 朝の
シャッターから漏れる光
記憶に毛布を掛けておやすみという
あなたは だれ
掴んだ 砂 を 投げた 空 の 高さは
私の 背丈も なかった
ひっくりかえって
わらってるじゃないか
わたしはヅ上に広がるビルの隙間を縫う
灰色の
と駆け出し
ああ、思い出というにも
おぼろげな
....
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(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
銀河
-
佐藤伊織
自由詩
8*
07-2-12
火星メモ
-
佐藤伊織
自由詩
6*
07-2-5
断片
-
佐藤伊織
自由詩
5*
06-12-3
銀河
-
佐藤伊織
自由詩
2*
06-8-20
夏
-
佐藤伊織
自由詩
1*
06-8-6
路地
-
佐藤伊織
自由詩
4*
06-8-5
夜の学校
-
佐藤伊織
自由詩
1*
06-7-23
朝
-
佐藤伊織
自由詩
2*
06-7-20
笑顔
-
佐藤伊織
自由詩
2*
06-7-8
眠り
-
佐藤伊織
自由詩
2*
06-6-12
空
-
佐藤伊織
自由詩
3*
06-6-1
ヅ上
-
佐藤伊織
自由詩
1*
05-8-1
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