テレビ放送を後にして
二階の部屋から そっと屋根に上がる
両手を組み合わせて
ベントラー ベントラー と祈る
星空の彼方から
ユーホーが くるはずだった

それは極秘情報であり きたとし ....
 農業をする蟻ハキリアリをみていた
 福山雅治が
 素っ頓狂な声をあげた
 列をなして葉っぱを運んでいる
 きりとった葉っぱをミドリの帆にして巣穴に運んでいる


 蟻の道が ....
それは
冬 限定の屋台

あたしの
生まれた
県北の街
深谷市西島の
母の実家の前に
現れる

夕食前の
薄腹の空いた時間

銭湯のまん前の
母の実家は
タバコ屋さん
 ....
 
      骨の
      喉に
      落魄する
      水滴の味を
      舌は、しらない
      喘いで、ひねり
      捩れて は
      求めて ....
(組み換え)端子を間違えると
メッセージが錯綜する
断線や失望がスパークして
耳や目をふさごうと跳びかかってくる

一文字で
天文理論を

一撃で
社交界の均衡を

一発で
 ....
 雨が、雨の首長が、雨の葬列が、雲々とマンション群の順位を定めながら、一枚の焦げたパンの坂を軸にして、三枚の濡れたシャツの日付へと回転していき、神経の限りない深度を測定していた。それは傾き、音から音へ .... そんなにふるえていたら

じょうずにかけないよ

ゆめとかいても

きぼうとかいても

すぐにくずれてしまうじゃないか
比喩ってよくわかりませんけどだいだい次の二つに大別できると教えられています。

1.直喩 ・きみの脚は鹿のようにほそい
2.暗喩 ・きみの脚は鹿だ

この二つはよく目にする表現法です。
そ ....
机の上に置かれた 
黒い本の中に 
うっすらと、顔がある 

自分の貧しさに震える私と 
遥かな昔に交した約束を 
今も語っている 

蝋燭の火が 
風にふっと、消えた 
暗闇から ....
気楽な女の
お一人様も 珍しくない
今日日(きょうび)

あたしはアイツに
すっぽかされて

居酒屋のカウンターに
座った

日本酒 熱燗!
刺身と焼き椎茸

椎茸を網であぶ ....
 バッハ 無伴奏チェロ組曲
 第一番 プレリュード

緑陰の螺旋上昇 光 反射と拡散 空
素敵なことです、春の一日をこうして
貴方と無伴奏チェロを聴きながら
寝そべっているというのは、人生 ....
 周知の通り、日本で最も大きなマルクス主義を柱とする政党は、
日本共産党ですが、これも1920年代に、おそらくはコミンテル
ンーソ連の支援のもとに非合法に結成されたものです。現在の
党員数はおよ ....
コチコチに
凝り固まった
カラダに
腕をまわす

特に
胸のあたりが
ジンジンと痛い

こうして
朽ちてゆくのか
オンナのカラダは

愛されない
惨めなカラダ

0と1 ....
 
 
鉄条網を飲み込んだまま
息絶えたヘビ
懐かしいものはもう
手の甲に残る夏だけで構わない
「なつかしいなつ」
を逆さに読んでも
「なつかしいなつ」
になる
そんなはずもないの ....
夜の震えの先の先
狐は狐にゆうるりと
星の巡りの底をすぎ
同心円の冬をゆく


帯の鬼に触れながら
あたたかさから離れては
鏡の蝶の羽化の裏
葉脈に描かれた音を見 ....
{引用=先攻 白組、盆暮呉吾郎(初出場)} 
演歌が今宵も

今どきカセット手売りする
キャリーと苦労を曳きながら
銀座 赤坂 新宿と
ネオンとファンデに{ルビ容貌=きりょう}焼け
夢も ....
枝にぶら下がるくすんだ顔が
路上に落ちて
笑う

見知らぬ女が
ほうきを動かしている
うすのろい朝は明るくて
骨が痛い

ところでご挨拶が遅れました
わたくし箱ともうします
ガラ ....
 詩誌「荒地」について語るために、当時の時代背景と彼らのマニフェスト
について若干言及を致しましたが、ここで少々、現時点においては忘れられ
がちであるとも思われる日本文学史上の背景について、もう少 ....
 なにが有効な手なのか
 わからないままに
 かれは
 もう、とっくに
 地図に表記されていない場所にきていた

 音がない
 姿がない
 赤い血が
 ながれることのない ....
檻のような
陰気臭いベッドに掛けられた
その堅く白いシーツはかつて
私の母が人生の最期の十数日間を
生きていた場所だった
あれから何十回と洗濯され消毒され
何人もの患者を載せ
或いはとう ....
        『U^ェ^Uへの反論』 蛾兆ボルカ 
   http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=226473

1・「そうまでして」という語は、それ自体が ....
  

  「僕等は詩についてどこまでも語りうる。それは生と形式の問題であって、
   どのようにも論ずることが可能である。」
  「詩について考えることは、とりも直さず僕達の精神とを結びつけ ....
今日も殺されなった
誰も殺しに来なかった

そう思っているということは
まだ殺されてないということで

今日も殺されなかった

コンセント差さっていない扇風機
ほこりの浮いた麦茶
 ....
真っ白な道
どんな足跡も消した
今日と明日の間の道もまた
消されてゆくだろう

生と死の間にはなにがある
失われてゆくだけの時間に
足されてゆく記憶

身は常に 縮まることしかせず
 ....
死は厳粛なものだ
だから死ぬがいい
人の1個が終わる時
連綿たる格闘の歴史が閉じる時
膨大な記憶の書庫が燃え尽きる時
小さな存在の事実が消失する時
肉体はそれでも生きようとする
瀕死の臓 ....
   






   永遠とはひとつの歴史のイロニーであったのだろうか/永遠に回帰する子宮のなかで
   いとけない卵たちと精子たちは無限にちかい増殖を繰り返している/この柔らかな ....
「荒地」を読むための諸前提 1

 「親愛なるX…」。こうした書き出しで始まる、荒地派のマニフェスト
とも申すべき「Xへの献辞」は、1951年版の「荒地詩集」の巻頭 ....
りすはおばかだ。どんぐりをどこへ隠したか忘れる。

ばあさんもおばかだ。鼻紙をいろんなところに隠して忘れる。

エコを心配して、ばあさんを叱ってはいけない。ばあさんには、ポケットの中、パンツの中、枕 ....
あたまかくして
ゆびかくさず
東京はいつまで京で居るのやら



半分に切ったら神が増えていた



朝知らぬ脳が尻尾を撫でている



叫ぶとき叫びの肉芯こすりゆく



 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6671)
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