人を励ますような詩は
死んでも書きたくありません。
そんなことは
その人の
家族や友達や恋人や
知り合いに任せたらいい。
日常にある
雑誌や映画や漫画や小説が
切り取ることのできなかっ ....
おてんとむしは かくれんぼ
ちいさな星は めだつけど
みかけよりシャイなのさ
スターの数は 数えないで


すっかり いじけた おてんとうむし
さいこうの隠れ家 見つけたよ
大切な 種 ....
 
あなたは、ぼくじゃない

ぼくは、あなたじゃない

でも、わかりあえないわけじゃない



 
目の開いたバラバラ死体を私はずっと捜していた
手はお喋りだと口がくちぐちに言うので
うるさい手を切り落として 口に食わせた
口は満足そうに 黙ってくれた

足は突っ立って進むことしか ....
{引用=びっくりしました
先生が私のアパートのバスタブの底に沈んでいるのを見た時は
ついにやらかしてしまったと思った
内臓が一度にズンと下降する感覚
愛用のキャメルのジャケットを着たままの抜け ....
私は詩を書いているのではありません。あなたが読むまで詩ではないのです。風が吹いた。花が揺れた。
そんなことは詩ではないのです。あなたが読んだものだけが詩なのです。詩は日常にありません。日常に詩がある ....
 
ほんとなんてものがないなら

うそをついて

うそがほんとになるまで



 
主のいない部屋で汚れしか見ない心の隠し場所は言わない


「君を守る」歌を集めて火にくべる 情報戦に備え鍛える


笑顔の在庫が尽きて初めて迎えられる場所もあるのだ拉麺啜る

 ....
         都市計画税で造られた
      住宅街の一角を占める広場は
           きのうもきょうも
      浮雲の空っぽいかげを映して
ブランコに 滑り台と ジャングル ....
若い女子の親友二人組
あなたたちのおしゃべりは誰の毒にも薬にもならず
その笑顔は野の花のように何物とも親しい
時間をせき止めることも空間を汚すこともなく
お互いだけに通じるユーモア ....
僕の靴墨に汚れた手を握らない
横顔ばかり見せて正面の微笑みを見せない



この齟齬は、僕の気持ちは
一方通行の迷路へ向かう
走り続けるジープを追いかける子供
チョコレートを欲しがり ....
誰からもお祝いのない誕生日また新しい春が来ました パンが食べたい


結婚して子供をもうけたが
三十過ぎに発覚した病が原因で離婚
その後は親もとで闘病生活の女性を担当している
駅前のマクドナルドで聞いた
きみの近況

脳下垂体の異常 ....
結んだらもう
ひらけない
清廉でも潔白でもない身を
はずかしく引きずっている

少い言葉をならべかえてあそんでいる
でも角がとれて
すこし
それは
きれいだった
41年
生きてきてわかったことは
時は流れるということ
だから焦らなくていい
焦らなくていいよ
どんな失敗も
やがて笑い話にかわる

41年
生きてきてわかったことは
忍耐強く生き ....
箸でつまんで
ポトリ ポトリ
やわらかな壺へ
金色の毒虫入れ合うの
互いに舌を絡め
{ルビ騙=かた}ることば
海が見たい騒がしく
鳥が声が
眼裏掻っ切って
わたしたち手探りのままでい ....
曝け出した己の片鱗
欲望と失望の玉手箱
ひけらかす秘密世界

生はそこに見えるか
死の側でひっそりと

命を知りつくさずに
私の脳を捧げる様に
言葉が武器になるよ
文字は目を傷 ....
ひきだしがタイムマシンになってないまた新しい春が来ました ゲーセンでひとのプレイをただ見てるまた新しい春が来ました いつまでも子どもじゃいられないんだねカエルのしっぽじっと見ている  
赤い糸

ほっとくとだんだん透きとおって見えんようになります

そやからときどき紅を差します



 
口を開けばこの世におわかれ
結局その理由がわからなかった
全て終わってしまった衛星都市で
いくつものぬけがらだけが
からからと丁寧に掃除されている
野良猫たちはそれでも
誰かに ....
絶対的と言う言葉は無いと

あろうことか

児童を守るはずの職員が

暴力と共に吐いた

考えて欲しい

板張りの床に算盤

そこに正座させたり

ケツバットを教育だとする ....
治療しなければ半年です

そう告げられました


でも私は治療をします

そして半年以上生きます


生きます
ドヤと言う言葉を
君はご存知だろうか

横浜と言う
首都の隣の
港町

もうドヤドヤと
酒場を賑やかする
声は無い

季節労働者は
簡易宿で
死ぬを待つ

南区役所に行け ....
 先生、私たちの昼間が消えていきます。
カレンダーに休日がひとつ、足りないのです。
青と赤の隙間に、数字のいち、が。
時計は、今、だけを、さしたがる、から、痛い。
数字が昨日と明日を覚え ....
きみの悲しげな 薄茶の瞳が
雨に濡れた 捨て犬の耳に重なる
愛してるんだよ と 大きな声で
もし あの雨の日に戻れるのなら


真っ直ぐな思いに 応えられなかったのは
どこかに 罪の ....
今日の雄物川河口は、
ふだん海ではないところも海になっていて、
早々に退散してきました。

海はとても情熱的な生き物だ。

昨日は愛していると言っていたのに、
今日は殺してやると言っている。
見えない電話に 
がなり立てていた誰かが
電話を失くして泣き叫んでいた


見えない犬を蹴りつけ
引きずりまわしていた誰かが
犬に逃げられ 泣き叫んでいた

 ....
拝啓、冷蔵庫様

長い間ご苦労さま
十六年間、寝食を共にした
おまえが逝ってしまい
わたしはとても寂しいよ

突然のお別れだった
何だか、冷えが悪いと思っていたら
冷凍食品が自然解凍 ....
アラガイsさんのおすすめリスト(6671)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
共感はいらない。- 左屋百色自由詩5+15-6-3
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エチュード_ハ短調作品10の12(ショパン)- Lucy自由詩14+*15-5-18
巨大な比喩- 左屋百色自由詩10+15-5-18
うそ- 殿上 童自由詩16*15-5-18
メモを片手に- 深水遊脚短歌2*15-5-14
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ギブミーチョコレート- 日々野い ...自由詩6*15-5-14
誰からもお祝いのない誕生日また新しい春が来ました- 北大路京 ...短歌215-5-14
食べる_二編- 乾 加津 ...自由詩22*15-5-14
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時は流れる- 渡辺亘自由詩515-5-13
君みみなれぬ口づけを- ただのみ ...自由詩15*15-5-12
- アリス自由詩2*15-5-12
ひきだしがタイムマシンになってないまた新しい春が来ました- 北大路京 ...短歌715-5-12
ゲーセンでひとのプレイをただ見てるまた新しい春が来ました- 北大路京 ...短歌315-5-12
いつまでも子どもじゃいられないんだねカエルのしっぽじっと見て ...- 北大路京 ...短歌4+15-5-11
- 殿上 童自由詩21*15-5-11
ホログラム- 春水八郎自由詩5*15-5-10
絶対- ドクダミ ...自由詩3*15-5-10
余命の告知- 小川麻由 ...自由詩11*15-5-10
寿- ドクダミ ...自由詩4*15-5-9
花________陸が海に消えるまで。- 為平 澪自由詩15*15-5-8
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ノート(見えない)- 木立 悟自由詩315-5-7
【_拝啓、冷蔵庫様_】- 泡沫恋歌自由詩20+*15-5-7

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